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2015 秋アニメ その3。

2015-11-03 18:09:25 | 感想
次は最後まで見るのが決定している作品。

・おそ松さん



銀魂スタッフによる約束されたギャグアニメ。

1話の冒頭白黒アニメから始まりマジキチなギャグがツボを突きます。

1話は予告後提供までネタが詰まっていて面白かったです。
流石に以降はそこまではいかないにしても内容ははっちゃけていて、
特に六つ子ネタがこの作品の特色で、兄弟で続けて同じネタをかぶせてからの外してくるのが鉄板です。
たびたび出てくるので最近やっと六つ子の見分けが付くようになってきました。

ノリのはっちゃけ方が銀魂を彷彿とさせるので、おそ松くん自体殆ど知らないですが面白いです。

・コンクリート レボルティオ



ボンズ制作、水島精二監督、會川昇脚本、伊藤嘉之作監の鋼の錬金術師スタッフによる、オリジナルアニメ枠その2。

もうねこの羅列だけで見るしか無いわけですが、内容も方も引けを取らず流石にさすが魅力的。

改造人間や魔女っ子など複数の超人たちが存在する世界で、
そんな超人たちが抱える苦悩や境遇を理解し人間との共存を図る研究所に所属する自称人間が主人公である。

元号が神化になっており、時代風景は昭和の趣き、ノスタルジックな世界観で描かれるのは、
高度経済成長期に揺れる日本と超人事情がテーマであるようです。

年号が度々行き来していますが、ベースはキッコとジロウが出会った時代と、
ジロウが追われる身になった五年後のようです。

前者が神化41年で後者が神化46年の出来事なんですが、
これはリアルの昭和に置き換えて、当時の特色を出した設定になっているみたいです。

例えば、昭和41年は魔法使いサリーアニメ化の年であり、ヒロインの魔法少女の元ネタ
昭和46年は仮面ライダーがスタート、研究所を追われ孤独で戦うジロウの元ネタ

等など昭和の流れが解っているともっと楽しめる昭和ネタがいくつもあるみたいですが残念ながら僕は説明がないとわかりません。
唯一ライトの指がマシンガンになっていて009っぽいと思ったぐらい。

色んな超人と言われる特殊能力を持ったキャラクター達が出てくるので、
キャラクター案を一辺倒にしないために、いとうのいぢ、氷川へきるなど複数のデザイナーを起用しているあたり、
スペースダンディのやり方が活きているみたいです。

41年であったことが46年に繋がっている作りは何があったのか考察しがいがあって、
作画の方も、原画に中村豊が参加していたり期待できそうです。


・ルパン三世



正式新シリーズ、実に30年振りです。

今までもSP枠で毎年やっていて昔のテレビシリーズは全て見てSP枠はぼちぼちという感じですが、
ルパン三世シリーズは好きな長編アニメです。

最近のルパン三世は何か違う感じで楽しめてなかったのですが、
新シリーズと銘打っているだけあって昔のルパンを踏襲しているキャラデザ、造りになっていて非常に良い作品でした。

テーマ曲あり、1話完結あり、アイキャッチ有りで昔のルパンを彷彿とさせます。

ルパンの声のものまね感や、次元のおじいちゃん声の違和感は拭えませんが、
他が正当な新シリーズとして見れるので楽しめてます。


・機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ



長井龍雪監督、岡田麿里脚本の黄金コンビによる新ガンダムです。

正直心が叫びたがっているんだが僕的に微妙だったので複雑だったんですが、
それを吹き飛ばすぐらいに最高にかっこいい1話でした。

1話で震えたのはシード以来で、最近のガンダムの中でも一番の面白さ。

先ず主人公が少年兵で戦い慣れてしているのが良いです。
スラスターのガスが切れたのを瞬時に判断して武器を振って土埃で煙幕を張るのとか、
隙を付いて死角の下方から攻撃するとか、壊れた槍の先を押し込んで倒すとか、
非常に泥臭くて良い。

これはスターダストメモリーの序盤とか第08MS小隊を見て居た時の感覚、
限られた武装でどうやって戦っていくかを考えている、余裕のない戦力がとても良い。

ガンダムバルバトスも、腰の細さは気になりますが、全体的に無骨な感じが出ているし、
武器が槍というのが良いです、ほぼ鈍器のような使い方ですが。

未完成品の様な感じで戦利品でだんだんと強化されていくようなのであの腰回りは基礎フレームが出ている状態なんだと思います。

主人公はガンダム系には珍しい、まったくブレずに人殺しをするキャラですが、
それはオルガという兄貴分キャラに頼っているからだと思います。

兄貴分に依存している場合、自立が必ずキーになってきますが、
今作は、自分で戦う意思に目覚めた三日月がオルガと対立してオルガが敵になるんじゃないかと思ってます。

何故なら、オルガも三日月なら自分の事に反対しないと確信していて共依存が見られるからで、
2人の自立がテーマのひとつにあるんじゃないかと思います。

話は戻りますが1話が非常に良かったです、
ガンダムが突然出てきて敵を圧倒、序盤につながる台詞とキービジュアル。

この1話にキービジュアルがあるかないかを僕は重要だと思ってます。

キービジュアルとはそのアニメの世界観を象徴するもので印象づけるものです、
これはこういう作品だと見せつける主張があるかないかは非常に重要。

例えば、

砂埃ごしに佇むガンダム。少年兵達の孤独な戦いの始まりの象徴であるガンダムと、
荒野の中の砂埃が希望を感じさせない泥臭さを表しています。


拳を突き出し合う主人公とヒロイン。主人公が握手を求めますが、最終的にお互いの目標のため戦う運命なので、
ヒロインから拳を突き出しそれに主人公が応えるという筋の通った2人の出会い。


茨の道を歩むブラックジャック。医学生だった頃のブラックジャックが、正当な方法だけでは救えない命があるという現実と戦う厳しい道を歩み出す。


これはストーリー性が高い作品だけに当てはまるわけではありません。

例えば、

だらっとしている六つ子。自堕落な六つ子達が結局だらっとしたまんまという駄目さ加減を出したまま締める。


銭形に追いかけられるルパン。ルパンと言えば銭形に追われるルパン。様式美です。


またシーンでもあてはまります。

主人公が空から落ちてくるシーン。
これは一期とリンクしていて、一期では空から作為的に落とされるのですが、二期では故意的に落ちるという気持ちの変化の対比になってます。


これは作中、未来の無表情の主人公と悲しげなヒロイン、過去の出会った頃の笑顔の主人公とヒロインの対比、
この間に何があったのかを物語ってます。そしてこの空白の時間がこの作品の本題でもあります


こういった1話の締めに今後の物語を象徴とするカットを当ててくる作品は面白い1話の構成と言えます。

話はガンダムに戻ります。

1話で一旦劇的にガンダムを登場させてからの、2話冒頭でじっくり出撃シーン見せる構成、これは僕もこうする。
ロボットの初出撃シーンは非常に重要ですがそれで1話終盤の勢いがなくなるなら1話では敢えてカットして、
2話冒頭でじっくり見せる。

OPも流石長井龍雪で非常にスムーズな視線誘導で気持ちが良い作りになっていて、
泥臭い世界観なら岡田麿里脚本が生きるし、細かな仕草が得意な長井龍雪演出は今作でも光っているし、
意外にガンダムとマッチしていて久しぶりにガンダムにドハマリ出来そうです。

後は、短編アニメ枠で、てーきゅうとソラメちゃん、北斗の拳イチゴ味を見てます。
てーきゅうは高速展開が飽きずに楽しめてます。
ソラメちゃんはあいまいみーと同じマジキチ展開が楽しいです。
北斗の拳いちご味は、原作にそっくりの絵柄でサウザーが主役のギャグという事で、
サウザーに銀河万丈を当てている意外は低予算ですが北斗の拳ネタで短編というものあって見れてます。

他には、ハイキューは東京合宿編が終わってから、終物語は最終話まで貯めてから見るつもりです。