『思い出』を大掃除ッ

今日は、今までの人生で最大の掃除をした。

ここのところ、休みのたびに掃除をしているのだが、一度も完結したことがない。いつも中途半端で終わりにするから、あっという間に散らかってしまう。「今日こそは終わらせる。」と気合を入れて取り組んだ。

まず、押入れの中にずっとしまわれっ放しだったぬいぐるみを引っ張り出した。このぬいぐるみたちのほとんどは、高校生～大学の間にはまったUFOキャッチャーで取ったものだ。ダンボール4つにギュウギュウに入れられていて、変形しちゃっているものもある。ぬいぐるみというのは、捨てるに捨てられないのが問題点である。ただでさえ、物を捨てられない性分なので、どんどん数が増え続けた結果である。
あまりにも膨大な量で、あっという間に部屋がぬいぐるみの海になった。そこで処分の前に部屋に並べて写真を撮ろうと思いつき、早速取り掛かった。テーブルをおいて、3段仕立て。そうでもしないと、写真に納まらないのである。100を遥かに超える数のぬいぐるみたちを並べ眺めてみると、エピソードのあるものも多く、ツッコミどころも満載である。

たとえば、前列に置いた、ファイナルファンタジー9のキャラクター『ビビ』のぬいぐるみだが、ファイナルファンタジー9を予約して買った人がもらえるものである。それが4つある。しかもそのうちのひとつは素材が若干違う。もちろん理由は知っているけれど。
高校生のとき、バッドバツ丸君にはまっていて、無駄にもらったぬいぐるみもある。
どこでもいっしょのキャラクター『トロ』と『子トロ』のぬいぐるみは、以前飼っていたネコ達がおもちゃにしてしまったためにボロボロになっている(同じネコなんだから友達じゃないんかい？)
テーブルの下には、ダブったぬいぐるみが隠してあるのだが、でっかい鯨のぬいぐるみ(ピンク)が4つもあるのも意味わからんし、10年ぐらい前に取ったであろう、メイド服バージョンのキティは、今じゃプレミアついてんじゃないの?と思ってしまう。

まぁ、ぬいぐるみたちと思い出に浸っているうちに、時間だけがどんどん過ぎていってしまった。そして、このエッセイも前書きだけで、ダラダラと長くなってしまった。

さて、今回の掃除で一番大きかったのは、今まで禁断とされていた、『思い出』を掃除したのだ。「思い出は、ほんま重いで～」と関西弁で口ずさみながら(いや、ホントは今思いついた)、捨てられない癖のたぁちゃんは、思い出のものがたくさんとってあるのである。昔の彼女との物も捨てられないのである。といっても、ダンボール一箱分しかないのだが、遊びに行ったときのチケットやら、写真やら、手紙やらが詰まっている。

それぞれ、パラパラと確認して、処分していく。彼女との手紙は、読まないようにしていたが、へんてこりんなところから、手紙らしきものが顔を出した。開けてみると、一番最初にもらった手紙である。

ぅぅぅ、なつかすぃ。。。

そして若い。。。

青春。。。

今の僕は、俺は、俺さまはぁぁぁ。。。

汚れちまったなっ。。。

そんな僕を、ぬいぐるみたちが見つめている。。。



・・・そして今日も、掃除は終わらないわけである(;´▽｀A``


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