「高橋 仁也さんからの便り」
首都で、答えを
共感できるイメージとフレーズ、丁寧な言い回し、建設的な行動、激しい反対。どれもが、人をひきつけるものです。しかし、目的が同じなのか、それが一番たいせつです。
猪瀬直樹さんは、東京都の電力を心配されて、東京電力とも闘い、発送電分離の関心を高めました。しかし、私たちの『原発を止める』という目的と同じでしょうか。
猪瀬さんは「国会の反原発デモもいいですけど、感情的にただデモをやっている」(Blog2012.8.17)と語られています。
私たちの感情はどこからくるのでしょうか。それは、これだけの事故を起こしながら、それでも原発を止めるどころか、動かし続ける国家の流れに、そして、この流れを肯定するようなマスメディアに向いているのです。
子どもたちの命、そして、この国のすぐそこにある危機に、心を動かされているのです。
日本の電力事情は、原発を、すぐにでも止められます。この事実にフタをして即時停止を求めず、原発の「代替」エネルギーを語る人には、この国の首都を任せることはできません。技術論やイメージに流されてはいけない。答えは僕たちの心の中にあります。
脱原発派のみなさん。
僕たちが、決めなければ、他の人々は決められない。
首都で、答えを出しましょう。