ある日あるところで

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『再生可能エネルギー』、イメージを利用 「高橋 仁也」

2012年11月29日 | 世の中のこと、政治のこと。

 

「高橋 仁也さんからの便り」

『再生可能エネルギー』、イメージを利用

言葉を使えば、美しい世界になる。しかし、その心を読むのはいつも難しいです。『電力自由化』『発送電分離』そして、もっとも、美しいひびきが『再生可能エネルギー』です。

再生エネを議論するのならば、以下のポイント程度はおさえたいものです。
1. ドイツの状況の理解
2. 太陽光発電と風力発電の特性とコストの理解
3. ベース電源の候補として、地熱、バイオマスをおさえる
4. 地域で電力をまかなう地産地消
5. エネルギー自給率

加えると、送電網の整備などが出てきますが、そこまでは踏み込むのは選挙では難しいでしょう。たくさん面白い技術をあげれば良いわけではありません。

相変わらず、維新の会は、完全なイメージだけで言葉を使うということが、とても、よく分かります。

マスメディアにのる情報は、言葉だけです。
国民はすべてを知ることはできません。

ですが、中身を理解していない政治家が、
官僚を、政策の方向に、動かすことなどできるでしょうか。


原発問題と再生可能エネルギーは別です。 「高橋 仁也」

2012年11月29日 | 世の中のこと、政治のこと。

 

「高橋 仁也さんからの便り」

原発問題と再生可能エネルギーは別です。


どの党も、再生可能エネルギー(以下、再生エネ)をあげています。問題はその意味するところです。各党は、なぜ、再生エネを政策に組み込むのでしょうか。

現時点で、各政党が再生エネを掲げる、動機は以下に整理できます。
A:原発の代替電源とするため
B:政党のイメージのため
C:具体的な次期社会を描くため

経産省の2030年シナリオは「二酸化炭素を減らすため」と「コストを落とすため」ですが、その是非はともあれ、政治的に争点になっていないので、ここでは省きます。

ドイツは、現在の電源構成では、原発がないと電力が不足します。これを再生エネで代替しようという計画です。

しかし、日本はすでに十分な電源を持っています。それでも、原発を止めるために、なぜ、再生エネをドイツ並みの22%にする意味があるのでしょうか。2030年シナリオを持ち出している政党は、すべて、A群です。

目的を明快にもち、
本気で、再生可能エネルギーを見つめる党を選びたいです。