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心ない政党の「自由化」とは、原発を温存させる自由 「高橋 仁也」

2012年12月04日 | 世の中のこと、政治のこと。

 

「高橋 仁也さんからの便り」

心ない政党の「自由化」とは、原発を温存させる自由

「電力自由化」によって、価格が下がり、原発は市場原理で自然淘汰される、というのは本当でしょうか。

新自由主義の路線で「電力自由化」がなされたアメリカでは、自由化による価格下落に、多くの州が失敗しています。もちろん、原発も104基が稼働中です。

うまくいっている州もあるでしょう。こうした成功と失敗からの、学習が必要です。何でもかんでも料金に転嫁する、総括原価方式を「仕分け」するよりも、『原発は使わない』という決定後、日本独自の「自由化」ロードマップを起動させるほうが良いでしょう。

日本維新の会、みんなの党がかかげる『電力の自由化による市場原理での、原発ゼロ』という論理は、方程式として、まったく成立していません。


「脱原発」という言葉が市民権を得たならそれを使う。それでも新味性がないのなら、また新しい言葉を使い、思いつきで政策を塗り飾る行為です。

言葉だけで、中身のない議論ですから、混乱します。
混乱は、『原発を残す自由』を与える、機能となります。

原発を温存させる自由が、実は『自由化』です。


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