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ある日あるところで

日々の色々なことや燻製づくり、「のあ」ちゃんのこと、四季の出来事などの写真を撮って伝えていきたいと思います。

首都で、答えを 「高橋 仁也」

2012年11月30日 | 世の中のこと、政治のこと。

 

「高橋 仁也さんからの便り」

首都で、答えを

共感できるイメージとフレーズ、丁寧な言い回し、建設的な行動、激しい反対。どれもが、人をひきつけるものです。しかし、目的が同じなのか、それが一番たいせつです。

猪瀬直樹さんは、東京都の電力を心配されて、東京電力とも闘い、発送電分離の関心を高めました。しかし、私たちの『原発を止める』という目的と同じでしょうか。

猪瀬さんは「国会の反原発デモもいいですけど、感情的にただデモをやっている」(Blog2012.8.17)と語られています。

私たちの感情はどこからくるのでしょうか。それは、これだけの事故を起こしながら、それでも原発を止めるどころか、動かし続ける国家の流れに、そして、この流れを肯定するようなマスメディアに向いているのです。


子どもたちの命、そして、この国のすぐそこにある危機に、心を動かされているのです。

日本の電力事情は、原発を、すぐにでも止められます。この事実にフタをして即時停止を求めず、原発の「代替」エネルギーを語る人には、この国の首都を任せることはできません。技術論やイメージに流されてはいけない。答えは僕たちの心の中にあります。

脱原発派のみなさん。
僕たちが、決めなければ、他の人々は決められない。
首都で、答えを出しましょう。

原発を超えた、企業発電の力 「高橋 仁也」

2012年11月30日 | 世の中のこと、政治のこと。


「高橋 仁也さんからの便り」

ご参考に。
原発を超えた、企業発電の力

『停電ですか、原発ですか』は、すでに崩壊しています。実は、『原発は、経済のために、必須だ』と言うことさえ、現状と離れた、たわごとなのです。

製造業は日本経済の要です。そうした企業では、ガスなどの高効率発電プラントで、すでに発電施設を増強しています。

2012年3月時点で、5582万kWに達しました。その増加率は、2005年対比で43%アップです。これは原発の4353万kWを、超える能力です。http://urx.nu/2lFJ

その能力には余力があり、電力会社への売電率は年々上昇し、45%になりました。しかも、稼働(施設利用率)は、まだ50%程度に過ぎません。

ピーク時の電力不足に、日本企業の優れた経営は、すでに対応しています。需要サイドが、コストや安定を考えて自己防衛し、さらに電力自由化の追い風にのり、供給サイドになっているのです。これは、電力のコストダウンを押し進め、既存電力会社の、過剰な設備投資をけん制するでしょう。

こうした事実が、取り上げられないまま、原発が議論されています。しかし、日本経済には、すでに、原発はいりません。


(共著:多田篤毅氏)

電力は、スマートなデザインができる 「高橋 仁也」

2012年11月30日 | 世の中のこと、政治のこと。


「高橋 仁也さんからの便り」

ご参考に。
電力は、スマートなデザインができる

1年に数日、しかも数時間のピーク時。このため『巨大な施設をつくり、原発で底上げする』このコンセプトが、間違っています。

すでに、夏のピーク時は、乗り切れることが実証されました。供給は、電力会社が他社から電力を買う分を含めて、158百万kwでした。電力会社の発電所能力は、原発を除くと、165百万kwあり、これに他社を加えると、十分な余力がありました。


すべての電力を、100万kw規模の巨大施設でまかなう必要はありません。ドイツでは、毎日の昼間ピーク時を、太陽光発電で補充しています。

昼間は人が集まる都市部で電力が必要です。仮に、各家庭に太陽光発電が普及していたら、留守宅の電力を、商業施設やオフィスに融通できます。

こうした需給状況をリアルタイムでつかみ、配電するシステムを『スマートグリッド』と言います。これは既存の技術で、EUは政策として向っています。日本はすでに後進国です。

私たちは、電力の新しいデザインを選べます。
そして、原発は、過去の遺物とするのです。(終)


(共著:多田篤毅氏)

『再生可能エネルギー』、イメージを利用 「高橋 仁也」

2012年11月29日 | 世の中のこと、政治のこと。

 

「高橋 仁也さんからの便り」

『再生可能エネルギー』、イメージを利用

言葉を使えば、美しい世界になる。しかし、その心を読むのはいつも難しいです。『電力自由化』『発送電分離』そして、もっとも、美しいひびきが『再生可能エネルギー』です。

再生エネを議論するのならば、以下のポイント程度はおさえたいものです。
1. ドイツの状況の理解
2. 太陽光発電と風力発電の特性とコストの理解
3. ベース電源の候補として、地熱、バイオマスをおさえる
4. 地域で電力をまかなう地産地消
5. エネルギー自給率

加えると、送電網の整備などが出てきますが、そこまでは踏み込むのは選挙では難しいでしょう。たくさん面白い技術をあげれば良いわけではありません。

相変わらず、維新の会は、完全なイメージだけで言葉を使うということが、とても、よく分かります。

マスメディアにのる情報は、言葉だけです。
国民はすべてを知ることはできません。

ですが、中身を理解していない政治家が、
官僚を、政策の方向に、動かすことなどできるでしょうか。


原発問題と再生可能エネルギーは別です。 「高橋 仁也」

2012年11月29日 | 世の中のこと、政治のこと。

 

「高橋 仁也さんからの便り」

原発問題と再生可能エネルギーは別です。


どの党も、再生可能エネルギー(以下、再生エネ)をあげています。問題はその意味するところです。各党は、なぜ、再生エネを政策に組み込むのでしょうか。

現時点で、各政党が再生エネを掲げる、動機は以下に整理できます。
A:原発の代替電源とするため
B:政党のイメージのため
C:具体的な次期社会を描くため

経産省の2030年シナリオは「二酸化炭素を減らすため」と「コストを落とすため」ですが、その是非はともあれ、政治的に争点になっていないので、ここでは省きます。

ドイツは、現在の電源構成では、原発がないと電力が不足します。これを再生エネで代替しようという計画です。

しかし、日本はすでに十分な電源を持っています。それでも、原発を止めるために、なぜ、再生エネをドイツ並みの22%にする意味があるのでしょうか。2030年シナリオを持ち出している政党は、すべて、A群です。

目的を明快にもち、
本気で、再生可能エネルギーを見つめる党を選びたいです。

電力自由化で、言い逃れする人々 「高橋 仁也」

2012年11月28日 | 世の中のこと、政治のこと。


「高橋 仁也さんからの便り」

電力自由化で、言い逃れする人々

テレビを見ていると、すべての党が「電力自由化は必要です」と言います。それは当然です。すでに、日本も1995年から自由化になっており、第4次の段階に入っています。

みんなの党は、自由化、発送電分離をかかげ、踏み込んでいる感じを演出していますが、非常にテクニカルな議論をしています。こうした複雑な回路をつくり、自由化がすすめば『市場原理』で、原発はなくなると言います。接続されない「原発ゼロ」という単語だけが、宙を泳いでいます。

維新の会も、同じ論理です。自然になくなる。
みなさん、原発に反対しなくても、自然に社会は良くなるようです。

『本物の電力自由化』『本物の発送電分離』は、電力・エネルギーの多様化、高効率化、必要な電力をその地域で作る地産地消、電力需要の平準化、リアルタイム需給調整、これらはこの国のエネルギー自給率を高め、独立性を高めるものです。ですから、脱原発と同じくらい険しい道だと予想しています。

原発は、止めなければ、いつまでも、ぶら下がってきます。
ニセモノの「自由化」「発送電分離」に隠れて。

本物は、原発を止める者にしか、できない未来図なのです。


■資料作成協力:沖のぼるさん、鎌田貴子さん

「電力自由化は、脱原発になる」という欺瞞 「高橋 仁也」

2012年11月28日 | 世の中のこと、政治のこと。


「高橋 仁也さんからの便り」

「電力自由化は、脱原発になる」という欺瞞

橋下徹やみんなの党が言うように、電力自由化と発送電分離(発電と送電の分離)をすすめたら、「市場原理で原発がなくなる!」は、間違いではなく、完全な欺瞞です。

新規参入の電力会社(PPS)が、電力会社が所有する送電・配電網を使うと、高い使用料をとられるので儲からないが、発送電分離をすると参加企業が増え、自由競争で電力料金が下がる。その時、市場原理で原発はなくなる、と言います。

これを、つきつめると『原発より儲かる方が、最後まで生き残る』という論理です。原発が儲からなくなったら、償却するのを待つわけです。新規なら40年。総括原価方式の廃止も必須です。

さて、ここで、『本物の発送電分離』の必要要件を述べます。

1. 完全に中立な組織であり、広域の送電・配電網を所有する
2. 最高度のITを有するコントロールセンターがある
3. リアルタイムに使用量・気温などを把握できる、スマートメータを家庭、オフィスに全設置する
4. 家庭から売電する『逆潮流』の新たな技術を付加する

彼らは、どういう意味で「発送電分離」という言葉を使っているのでしょか。では、次世原発のメリットは、なんでしょうか。
1. 廃棄物の保管期間が数十年に短縮される
2. 核燃料の効率が100-300倍にあがる
3. 改善された運用安全

「第4世代原子炉」です。もんじゅのようですね。なかでも超高温ガス炉は2020年代の完成予定です。原発が好きな、IT長者がこれを作って、300倍儲かると考え、自由化にのせたら、どうしますか。

◆TPPにも反対しないと、どこからか誰かがやてきます。

ドイツの選択、私たちの選択 「高橋 仁也」

2012年11月28日 | 世の中のこと、政治のこと。

「高橋 仁也さんからの便り」

再生可能エネルギーは多数ありますが、太陽光と風力のドイツの活用方法と、火力に関する、私の考え方です。
ドイツの選択、私たちの選択

ドイツは、1998年、社会民主党と緑の党の連立政権が樹立。温暖化問題の原因を主にCO2として、2001年、再生可能エネルギー法を成立させました。背景に、環境を重視する思想があります。

再生可能エネルギーは、自然の影響を強く受けるので、10年以上建設してきた、風力と太陽発電を、お互いに補完(コラボ)しながら運用します。

しかしそれでも、不足する電力を、火力などが補います。一日、一週間、年間を通して『調整』が必要なのです。火力は必要に応じて、電力に強弱をつける、優れた『調整』機能があります。これに対して、原子力発電はそうしたことは一切できません。

再生エネルギーと火力の組み合わせが、技術的な解です。原発は火力の代替をすることはできませんが、火力は原発の代替ができます。

さて、ドイツの思想と技術は分かりました。では、あなたは、再生可能エネルギーを、なぜ、支持しますか。その思想は、あなたご自身が考える必要があります。それとも、原発の時のように、国にゆだねますか。ここは、大事なところなのです。

「CO2が温暖化の原因である」は、科学的証拠がなく、すでに、多くの反証があります。中心的役割した科学者のデータに、偽装があったという事件もあります。国際的な原発推進派が、流布したという意見もあります。それでも議論するのなら、それは、ある種の宣伝です。

ただし、CC発電の技術は、この議論を、無効にしています。
『再生可能エネルギーとCC発電』 これが、未来です。

再稼働、即刻停止を要求 「高橋 仁也」

2012年11月27日 | 世の中のこと、政治のこと。


「高橋 仁也さんからの便り」

再稼働、即刻停止を要求

再稼働反対の声は、日本の空の彼方に消えていったのでしょうか。それは、選挙になっても、忘れるものではありません。

脱原発をいつにするか、あるいはいつ脱原発ができるのかという技術的な議論よりも、まずは、稼働している原発を止める、これからもけして稼働させないことが、最優先政策であるべきです。再稼働に完全に反対すべきです。

『即時停止』を、はっきり言っているかどうかを、基準にします。

脱原発を完全に実現できるのは、『脱原発基本法』の制定が必須です。つまり、「即時廃止」と言ってみたところで、国会で過半数の議席をとらなければ、この法案は通過させらないのです。


実際に、これを行うのは、私たち自身なのです。党派を乗り越えて、ひとりでも、脱原発議員を国会に送り込むことです。

脱原発には、保守も、革新もないのです。


脱原発基本法:http://urx.nu/2qs6
資料作成協力:沖のぼるさん、鎌田貴子さん

こんなひどい資料で、国民に議論させた 「高橋 仁也」

2012年11月27日 | 世の中のこと、政治のこと。


「高橋 仁也さんからの便り」

こんなひどい資料で、国民に議論させた

政府は、2030年代に原発依存率を「ゼロシナリオ」「15%シナリオ」「20~25%シナリオ」で、国民に議論させました。それは、すでに議論する内容自体が、重大な欺瞞に満ちていました。
http://urx.nu/2BtT

なぜ、2030年なのか。これは、原発全機から生まれる電力量(kwh)を、再生可能エネルギーで補う、というシナリオだからです。原発の「代替」はいらないのです。
1. ピーク時の電力(kw)は充足、だから電力量(kwh)も充足
2. 特定の時間帯に必要以上の電力(kw)が増える。
3. つまり、過剰投資


電力(kw)とは、瞬間的な発電力で、夏のピーク時の議論です。絵にすると、電力(kw)は高さ、電力量(kwh)は面積で、高さが充足していれば、面積は自ずと充足します。

そもそも必要のない「代替」を、再生可能エネルギーだけで補うプランをつくり、このコストを、40兆円とか50兆円とか、難題を押し付けて、国民に議論をさせたのです。その対極に、年間3兆円の火力のエネルギーコスト増を持ち出します。世界市場から見ても、恐ろしく高い燃料費を検証せずに、この論理を組み立てています。

この欺瞞にのった『2030年論』で、電力自由化を含めた、いかなる政策も欺瞞でしかありません。