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野草




数日前、実家の姉から電話があり、叔母の容態があまりよくないとの
知らせが入り、
一昨日、病院に見舞いにいきました。

90歳の叔母は心臓と腎臓が大分弱ってて、元気もなく
ベットを起こして、うつむいています。

声をかけたら、顔を上げ、私がわかったようです。
一人で過ごしてる事が多かった叔母なのに、かかりつけの医師が
びっくりするほど、頭がしっかりしています





なにも出来ず、ただただじーっと傍にいました。
昼食も何も食べようとはしません。

数回、入退院繰り返していましたが、ここ1年ほどは家にいて
元気にしていましたので、今回も、何とか乗り切って欲しいと
願っているのですが・・・

叔母は従兄弟と二人暮し・・・
男手で、それはそれは大事に母親の介護をしているのです。

従兄弟が我が家に遊びに来た時、母親の思いを語っていました。
「父親が早くなくなったので、少しでも長生きして欲しい。
自分は、親を預けて何処かに遊びに行く気持ちなどは全くない」・・・と、

私より、一歳年下の従兄弟は結婚もせず、母親と長い間二人暮し、
朝5時におき、食事の世話し、それから会社へ・・・
お風呂も自分が入れてるというのです。
ここ数年、家を離れた事がありません。

淡々と語る従兄弟の言葉に、思わず胸がツゥーン、鼻がズルズル、

私だったら・・・
とっても、できないなァーーー





そんな矢先、仙台の姉が入院してる事がわかり
昨日、出かけて行きました。

軽い肺炎にかかったようですが、手当てが早かったのと、
根が頑強な姉、
抗生剤がすぐに効いて、あっという間に、退院
退院したその日から、動いていたようです。





何か手伝う事は・・・といっても、「大丈夫!」といって
寝てようとはしません。
でも、入院した日、レントゲンを見た若い医師に
「肺がんになっていて、かなり悪い状態かも・・・」と、
怖い事をいわれたそうです。

でも、昔、肺炎を患った事があるので、その影だろうと思いながらも
とても、不安だったと・・・

翌日、東京から、医師をしてる、姉の息子が駆けつけ、
担当の医師とCTスキャンで撮った写真を見て、
昔患ったところに炎症が起きてたことがわかり
ガンでない事が判明、

姉の話を聞いて、ほっとするやら、腹がたつやら・・・
医師の一言って、患者にとってはとても重い言葉、
ましてや、具合が悪く、救急室にいるときにいわれたら
参ってしまいますよね。

患者の気持ちをどう思っているのでしょう。
嗚呼、腹が立つ・・・

もう、すっかり元気になった姉は、
「若い恋人でも作ろうかな・・・」なんていってました(笑)
今、姉は82歳、

その元気さに圧倒されて、帰ってきました。





姉は、もう大丈夫
叔母も、早くよくなって、従兄弟のためにも、
一日でも長く、生きて欲しいと、心から願っています。




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