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震災後7か月の石巻市 ②  &  山形の秋




今日で10月も終わりですね。
何かと忙しく、記事のUPもつい怠りがち・・・皆様に忘れられそうです。(-_-;)

1週間前、
久しぶりに弘前に仕事に行く夫を送った足で、
有機農業に力を入れてる
高畠町の和田方面に行ってみました。

わが家から20分ぐらいのところですが
何処か懐かしげな風景に出会えるところです。



葡萄の収穫も終え、
葡萄畑には、黄色の絨毯が敷き詰められています。


夫が出かける1週間前は、毎日夫のアッシーをしてて、
何処にも出かけられず、好天気を恨めしく思っていました。
が、1週間の出張と聞いて

早速友人誘って蔵王の「鴫の谷地沼」に再び行ってきましたが
紅葉は終わっていました。



帰り道、
蔵王のペンション村に立ち寄ってみました。



シュウメイギクが夕日を浴びて黄金色に輝いていました。

ペンション「さくら」を訪ね、
久しぶりに奥様と再会、

そして居合わせたカメラのお仲間と
夕日を背にした花々をパチリパチリ・・・

プチ撮影会が始まりました。

さくらの奥様にモデルになってもらい

こちらもハイ・パチリ・・・



昨年の県展の知事賞の作品のモデルになった奥様、

ご自身で個展を開かれたり、写真の腕も素晴らしいけど、

笑顔も素敵ですよね~~~。

ブログのUPも快く承諾してくれました。



紅葉も

山から麓へと、駆け足でおりてきてます。

今週は紅葉追っかけ、頑張らなきゃ!







石巻に行ってから、もう20日あまりたちました。

10月の11日
ビジネスホテルに一泊し、

12日から1週間、
石巻のイトーヨーカドーあけぼの店で、
靴の販売が行われました。

初日の朝、
数年間、靴の販売をさせてもらった石巻の文化センターに
立ち寄ってみることにしました。




街の中も大分片付いたとはいえ、まだまだ手つかずのところも
沢山ありました。



手前の大きな建物が石巻市立病院です。

そしてその奥が



数年前まで幾度となく通った文化センターの建てものです。

外壁は綺麗なままですが
周りの景色の変わりように呆然、

沢山の人との出会いもあり
思い出も一杯あります。

いろんな事が頭をよぎり、

写真撮りながら、涙があふれてきて、止まりませんでした。





壊れた車が延々と積み上げられています。





こちらはゴミの山・・・



なにもない南浜町、



火災にあった門脇小学校、


大勢の方が亡くなられ、
そして家を失い、今までの生活が一変してしまう、

天災の怖さをまざまざと見せつけられました。







販売の初日だけの手伝いだったのですが
あら、ひさしぶり・・・と声をかけられたり、

懐かしいお客様との無事の再会に
抱き合って、喜びあい、

亡くなられたお客様のことを聞かされた時は
お顔を思い浮かべ、
胸が痛くなったり、

いろんな思いの一日になりました。

お話しを伺うと、ほとんどの方が被災されて、

家を流された方も沢山おられました。

靴を買いに来られて、そこで友人と再会を喜び合ってる
姿も見られました。

これからが大変なの!と口々に語られていましたが、

体に気をつけて頑張ってくださいね・・・・

そんな月なみな言葉しか出てきませんでした。



でも、石巻の人達は、おおらかで、気風がよく、
余りくよくよしません。

ですから、時間がかかるとは思いますが

必ず以前の様な賑やかな活気のある街に
復興できると心から信じています。



で・・・私に何ができるのだろうか・・・と、


皆さんの元気な顔を見に行くことぐらいかな!


まあ、それでもいいか!!



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震災から7か月たった石巻市 ①

   


10月も半ばを過ぎました。

秋の日はつるべ落とし・・・

4時過ぎるとあっという間に夕ぐれになってしまいます。

コスモスが夕日に照らされて、

少し、もの悲しい・・・



 



10月11日
震災から丁度7か月経った日、
仕事に行く夫とスタッフの車に乗せてもらい
第二の故郷、石巻に行ってきました。

車で約2時間、仙台から石巻に向かう三陸高速道は綺麗に整備され
震災の傷跡は全くと言っていいほど、感じられません。

高速から下りたら、そこは
大型店が立ち並ぶ震災前と変わらぬ街並みでした。

でも・・・

旧市内の方に車が進むうち
その様子はガラリと変わりました。

大きな船や車が重なりあっていたあの光景は全くありませんが
ほとんどの商店街は閉じられたままです。

其の日、私は日和山に住む叔母の家に寄せてもらい、夫は仕事の準備に
出かけました。

3時すぎ、仕事が終えた従兄弟が、被害の大きかった濱地区を案内してくれました。

叔母の家から2,3分歩いた所から撮った
今の浜地区の様子です。



従妹のemikoさんの家は、右手のアパートのような建物付近にあって、
地震のあと、何も持たずにすぐに逃げて、家族全員無事でしたが、
家も貸家も全部流されてしまいました。

今はemikoさんのお母様が住む古い実家に身を寄せています。
私にとっても、その日和山の家は、よく泊まらせてもらった懐かしい家なのですが、
今回の地震で壊れることもなく無事でした。



ガレキの山が見えます。そしてその隣には車が山積になっています。



遠くに見える大きな建物が、石巻市立病院、そしてその奥が
石巻文化センター、


もう一人の従妹、yosieさんは、実の母親である叔母と一緒に日和山に住んでいます。
いつもは、仕事で町中を車で走ってるのに、あの日はたまたま娘さんとお孫さんが遊びに来ていて、
運よく皆な、日和山の家にいて無事だったのです。


震災の日、私が写真を撮った位置から、津波が襲ってくるのを見ていたそうですが、

空が暗くなり、真黒な波が押し寄せてきた時は、まるで夢を見てるようで、
現実のものとして受け止められなかったそうです。

そして、そのあと、
あちこちから火が上がり、
左に見える小学校の建物にも火が移ったそうで、
叔母の家も危ないからと
叔母とyosieさん一家は避難場所に移り、雪がちらつく寒い日、
避難場所で一夜を過ごしてきたそうです。

87歳になる叔母は、元気そうにしてましたが
かなり痩せて、未だに食欲がないと言ってました。

火災から運よく逃れた、叔母とyosieさん一家が住む家です。
かなり大きく揺れたそうですが
外壁にひび一つ入ってなく、
日和山の地盤の強さを感じます。




それから、山を降りて、石巻漁港に向かいました。







無残な姿の建物が残っているだけで、
人一人、見かけませんでした。

賑わってた石巻港が・・・と、切ない思いになりました。


そこから、被害の大きかった濱町の方に移動しました。

そして、その日見た夕暮の空は茜色・・・



山際に少し残った家に灯りがともり始めました。



この場所には、沢山の家が建っていて、
仕事の帰りにいつも立ち寄ったラーメン屋さんがありました。

そこの海老ラーメンがとっても美味しかったのです。

ラーメン屋さんのご夫妻は、津波が襲って来た時、日和山に向かって二人で逃げたそうですが、
山際まできた時、津波に襲われ、手を差し伸べたご主人の手につかまれず、
奥様は、津波にさらわれたそうです。



地盤沈下した所にできた水たまりに
綺麗な茜色の夕焼けが映し出されていました。

いろんな辛い話を聞いた後に見たこの美しい夕焼け、

言葉もなく、従兄弟とただ立ち尽くすだけでした。


石巻は、これからどういう街づくりをしていくのでしょう。


それにしても、行政の対応が遅過ぎる…という声を
あちこちで聞きました。





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平成23年 10月9日の蔵王のお釜




秋の3連休、
皆様は如何お過ごしでしたか?

山形は穏やかな秋日和が続きました。

8日土曜日、

腰の手術をした友人のお見舞いに
幼馴染の友人と出かけ、その足で、長井市のはぎ園でおはぎを頂いて
帰ってきました。

はぎ園のおはぎは有名で
甘みを抑えた美味しいおはぎでした。♪

そして翌日、
ブログ友が電車にのって遊びに来てくれて、
蔵王のお釜に案内しました。



抜けるような青い空!

台湾翡翠のような深いグリーン色の
お釜の水が美しい!!



山頂付近は綺麗に紅葉しています。

それにしても凄い車の数・・・
他県ナンバーが断然多い!

和歌山ナンバーもありました。

遠くからいらして、
天気次第で全くお釜を見れずに帰る方が大勢いらしゃいます。

昨日いらした方、そして我々も、快晴で本当にラッキーでした。

ブログ友には、お釜のあと、蔵王温泉に行き、

「鴫の谷地沼」を散策する予定でいたのに
なんと帰りの道間違えて、
宮城県側に降りてしまい、途中で気が付き
慌てて戻ったら、凄い渋滞で前に進まないのです。もう・・・

9時半に赤湯駅を出発したのに、
お釜だけを見て、夕方6時、お別れです。

途中、昼食をとったり、珈琲タイムもとれましたが
それにしても、すごい人出の蔵王でした。

Y子さん、これに懲りずに又いらしてくださいね。


そして今日の午後
仕事に一段落ついた夫と、昨日、寄る事が出来なかった
蔵王温泉の「鴫の谷地沼」に行ってきました。

今日も素晴らしい秋晴れです。




でも、綺麗な紅葉を見るには
あと数日後がいいようですね。


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秋も深まってきました。




10月に入り、
山形の山々に早々と初冠雪があり
駆け足で秋が過ぎていこうとしています。

何か気ぜわしく、紅葉撮りもなかなか出来なくっています。

今日、いつもの薬をもらいに出かけた折
上山の武家屋敷を覗いてみたら、
赤い彼岸花がまだ咲いていました。

沢山は咲いていませんでしたが、
この赤い姿、
やはり目を引きますね~。





10月2日、
兄の49日の法要が行われました。

↑の写真は、その日の朝の写真です。

朝、こんなに晴れていたのに、
納骨の時は雨が降ってきました。

葬儀の時も雨だったし、
兄って、雨男だったのかな?


その前日、
yunさんと仙台駅で待ち合わせ
久しぶりに長姉の所に行ってきました。



亡くなった兄の一つ上の姉ですが
未だに現役で仕事をしてるチョウ元気な姉です。

食べ好きな姉なので、好きそうなものを
お土産に持っていき、一緒に食べながら
姉の話を聞いてくるのです。

今回は、兄の葬儀の様子を撮った写真を持参し
兄のこと、語り合いました。

姉は、足が弱くなって遠出はしませんが、
声の張りもよく
耳も眼も、よく聞こえ、よく見えます。

両親が一番元気な時に生まれたから、
両親が40代の半ばに生まれた我々(yunさんと私)とは違うのよね・・・と
いつも語っています。(笑

食べることが元気の源・・・と
むしゃむしゃ、何でも食べます。そしてよく話します。

そうそう・・・
おしゃべりの最中、電話がはいり、姉が応えていました。

「結婚するような子供たちはもういないけど、
87歳の独身の私に誰かを世話してください。
出来たら、相手はいくら若くってもいいから・・・・」だって!!

結婚情報サービスからの電話だったようで、

妹と、大笑い!

ひょうきんな、元気な姉です。

「転ばない様に気をつけて、元気でいてね」と言って
帰ってきました。


その翌日、
東京、そしていわき市から兄たちも来てくれて、

兄の49日の法要し、
そして納骨を済ませました。



長かったような短かったような
7週間でした。。。



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