イワブクロの群落に潜り込んでくわえ上げたのは
前足で押さえて引っ張っても
ちぎれない、長~い葉っぱ
岩の隙間に隠しておいて
もう一度茂みにダイブ
花はどこへ行った~!
【わんぱく子ナキちゃん⑬~十勝岳山麓にて 2023.07 撮影】
朝日新聞夕刊書評欄で紹介されていた「対決/月村了衛著」の図書館での順番が
回ってきて、このたび読むことができました。「ミステリー小説」くくりで
取り上げられていた本書、しかし、犯人探しやトリックをあばくような推理小説で
ないことは明白で、ホラーやSF的要素もまるでなく、「ミステリー」の範疇の
広さを改めて思い知らされました。あえて分類するなら「社会派ミステリー」と
なるのでしょうか、ある私立医大が女子受験生の点数を操作することで男子を
優遇している情報を得た女性新聞記者と、マスコミ対策を命じられた大学側の
女性理事との「対決」を軸に物語は進行します。
しかし共に女性である両名は、新聞社、医大という男性優位社会を生き抜くために、
これまでセクハラ、パワハラなどの差別や嫌がらせにさいなまれてきただろうことを
重々承知しているだけに、お互いをリスペクトし、共感しあう気持ちがやがて芽生え
始めますが、追うもの、追われるものの立場上、それを封印し、それぞれの信念に
基づいて対決を重ねます。
一方、彼女らの同僚の男性たちの、女性差別とはなにか? と戸惑う姿も並行し
描かれます。昭和どっぷり世代の私などもまさしくそうで、容姿をからかうことが
悪いのは当然わかるとして、容姿を褒めることすらもはばかられる昨今の情勢には
戸惑いを隠せません。相手の嫌がることをしないことは大前提、できるだけ当たり
障りのない話題に終始するのが無難なのでしょうけど、関西人としてはちょっと
笑いをとりたい気持ちもあるし、でも聞きたくもない、しょうもないおやじギャグ
を繰り出されるのも迷惑千万なのかもしれませんねえ、気をつけねば。
加速度的に物語は熱を帯び、「最後の対決」の章などは一気読みすること間違い
ありません。
(おそらく)ウコンウツギの大きな葉っぱを食べてます
食べこぼした葉を、律儀にきれいに平らげるちびうさも
珍しく飽きてしまったのか? 捨て置いて
萎れたウコンウツギの花に目移りする
茂みに潜り込んで採取したので
顔やひげに水滴がついちゃった
【わんぱく子ナキちゃん⑫~十勝岳山麓にて 2023.07 撮影】
萎れたウコンウツギが好き!
噛み応えあるなあ
新鮮な花は柔らかい
次は何を食べようかな
たまには枯葉も悪くない
これ、何の花だろう?
エゾイソツツジの花に興味津々
(でもこのあと、岩の下に落としちゃった)
【わんぱく子ナキちゃん⑩~十勝岳山麓にて 2023.07 撮影】
大都市ほどヒートアイランド化しておらず、海風が入る和歌山市は、本来
あまり頻繁に猛暑日にはならないはずなのに、ここ数日は軽々と35℃を
超える日が続きます。しかもまだしばらくこういう猛烈な暑さが収まりそうに
なく、エアコン、扇風機の助けなしでは過ごせません。
本日ATMでお金を引き出したら、新紙幣で支払われました。新紙幣が登場して
一か月でしたっけ? ようやくお目に掛れましたよ、渋沢栄一さん。これからも
末永くお世話になりたいところながら、昨今は現金を扱うことがずいぶん少なく
なりましたよねえ。生活インフラの支払いなども、すべて引き落としで済んで
いるし、日常現金が必要なのは、プリペイドカードにチャージするときくらい
ですもん。
市立図書館で「サマータイムレンダ展」をやってましたわ。ご当地アニメだし、
応援したい気持ちは山々ながら、放映時あまりお気に召さなかったんですよ。
比べると、岐阜を全面的に押し出した春アニメの「変人のサラダボウル」の
ほうがずっと面白かったなあ。こんな風に出来が良かったら、地元民として
もっとプッシュするんですが…
私の子供時代からのヒーローである名声優さんたちの訃報がこのところたくさん
届き、さびしい限りです。バカボン一家は天国でまた勢ぞろいできたようですね。
一方で、夏アニメの制作スタッフに湖川友謙さんの名前があったり、串田アキラ
さんが主題歌を担当している新作もあったりで、ベテラン勢がまだまだ健在なのに
元気づけられたりもしています。UFOロボ グレンダイザーのリメイク版を、
半世紀の時を隔てて見ることになるとは思いもしなかったですしね。スクリュー
クラッシャーパンチ!と、一緒になって雄たけびを上げているのは、私だけでは
ないはずです。