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鞆の浦の景観保護

2014-08-21 08:54:57 | 日記
鞆の浦の景観保護
鞆町の道路は大部分が江戸時代から継承されたものであるため、幅員が狭く車の円滑な通行に支障をきたす箇所が多く存在していた。また、この地域は少子高齢化が進行し産業の衰退も深刻化していた。この為、広島県と福山市は、1983年(昭和58年)に鞆地区を東西に結ぶ県道47号線バイパスの建設を計画した。この計画は港の両岸を埋立てと橋梁によって結び、同時に下水などのライフラインや近代的港湾施設や公園などの整備も行い地域活性化を図るものであった。しかし、景観保護の立場からこの計画に反対する住民もいたため、埋立て面積の縮小や橋梁部のトンネル化などが検討され、1995年(平成7年)に埋立て面積を半分に縮小する計画へ、2000年(平成12年)には更に埋立て面積を縮小し景観に配慮した計画へと変更されるが、それでも反対派の賛同は得られず、2003年(平成15年)に計画は事実上凍結された。だが、2004年(平成16年)、三好福山市長の病気辞任(直後に死去)に伴い行われた市長選挙で計画推進を掲げた羽田氏が当選したため、埋め立て架橋計画は再び実現に向かって進められた。これに対し反対運動も活発化し、その動きは全国的な関心を集めた。





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