著者 佐野 三治(みはる) 新潮社 1992年刊
昨日に引き続き、海洋漂流ドキュメンタリーである。
こちらは随分前に既読だったが、昨日「流れる海」を読んだ後に、
読み返したくなって手を出したもの。
このドキュメンタリーの著者はダイバーではなく、ヨットマンである。
1992年、日本とグアムとを結ぶヨットレースに参加。
その途中、ヨットが沈没し、太平洋に放り出された7人の仲間の
凄絶な生と死の記 . . . 本文を読む
著者 小出康太郎 佼成出版社
先日、「海の世紀」に関するブログを書いた後、海に関する本を読みたくなって
蔵書の中から未読のものを引っ張り出してきたものが本書である。
著者は、「ダイビング・ドキュメンタリー」というシリーズものを上梓しており、
僕は一応プロダイバーの端くれとして、本シリーズも一通り目を通している。
その著者の作品で、かつダイバーの漂流もののドキュメンタリーということで、
かな . . . 本文を読む
11月8日(木) 毎日新聞 夕刊 9面 文化 批評と表現より
ちょうど昨日UPした、「戦争する国、平和する国」の中で紹介した
サンチェス氏が若者に贈る言葉とシンクロニティを感じる記事を読んだ。
もっとも、同じ毎日新聞であることを考えると、偶然と決め付けるのも
どうかとは思うが。
内田氏が冒頭で紹介したフジテレビの株価が過去7年で1/10に
下がったと言うエピソードは、内田氏と同じく株に不見識 . . . 本文を読む
著者 小出五郎(佼成出版社・1470円) 評者 中村 桂子
毎日新聞 11月5日(日) 10面 本と出合う-批評と紹介 より
副題:ノーベル平和賞受賞者 現コスタリカ大統領
オスカル・アリアス・サンチェス氏と語る
冒頭に紹介された、サンチェス氏のノーベル平和賞授賞式での記念演説の
一説を読んで、結構吃驚した。
そのままの引用は芸が無さ過ぎるので要約すると、
「 . . . 本文を読む
3回お休みの後、久しぶりの花月先生のレッスン。
…の筈だったが、Weblogをお読みいただいている方はご存知のとおり、
今回は僕は石垣島にいたため参加できず。
他にもこのレッスンに参加されている方のブログを読むと、
楽しそうな風景が行間から浮き上がってきて、羨ましい…
前回の有元先生の通し稽古でも痛感したけれど、
今までごまかしごまかしで歌ってきたところが結構有るので、
次回までになるべくチ . . . 本文を読む
11月5日(月) 毎日新聞 夕刊 8面 文化 批評と表現より
水中考古学 北京原人は海底に眠る?
本記事は、陳氏が故江川並夫氏(考古学者)と対談したときの話を
まとめたもの。
標題に有る、肝心の北京原人の話は、氏との対談では殆ど出ず
(というか、そこまで話が行き着かず)、紆余曲折の四方山話の
末に、ようやく最後に話題に上ったとの想い出が語られている。
北京原人については、既にここで語る必 . . . 本文を読む
無事、帰阪しました。
石垣では、天気は終日曇りか雨がぱらつくと言う
悲しいものでしたが、
なんとか5本潜ってくることができました。
そのどれもが、これで天気さえよければ、
どれほど素晴らしいポイントなんだろう?
と思わせるもので、石垣の底力を見たような気がします。
夜も、タクシーの運転手さんに行ったヒアリングを元に
行った店が大正解。
沖縄料理と泡盛に舌鼓を打ってきた次第です。
でも、や . . . 本文を読む
ダイビング器材でバッグはパンパン。
ノートPCは重たいし、無線LANの契約も結んでいないので、
更新は月曜までお休みとなります。
石垣方面は北風が強いみたいで、天気も今一の様子。
でも、そんな予想を吹き飛ばしてくれるような
青空が覗いてくれることに期待して、
行って来ます。
向こうでは、基本はツアーガイドなので、
リゾートでの醍醐味である、昼間からテラスで風に吹かれて
ビールグラスを傾けながら . . . 本文を読む
著者 佐藤 優/高 永 講談社+α新書
JR天満駅傍の古本屋で購入。
佐藤 優氏は、今更紹介の必要もないであろう。
と、偉そうに言いながら、実は僕は氏の書を手にしたことは、
これが初めてである。
本書を手に取ったきっかけは、やはりタイトルである。
戦後日本は、経済成長とは裏腹に、政治外交面では著しくレベルの低下を
してしまったと、僕は思っている。
直近の20年。
外交で日本がポイント . . . 本文を読む