活字の海で、アップップ

目の前を通り過ぎる膨大な量の活字の中から、心に引っかかった言葉をチョイス。
その他、音楽編、自然編も有り。

異音の驚異  城東の第九(その2)

2010-02-15 22:51:16 | 一万人の第九(音楽の海)
会名:第3回城東区「第九」演奏会
開催:2010年2月14日(日) 開場:13時  開演:14時
会場:大阪信愛女学院講堂
指揮:木村俊明
ソプラノ:井岡潤子 
アルト:田中友輝子 
テノール:小餅谷哲男 
バリトン:田中勉
管弦楽:ハーモニアス管弦楽団
合唱:城東区第九演奏会特別合唱団

主催:城東区ゆめ~まち~未来会議 TEAM Jo-9♪
共催:城東区コミュニティ強化 合唱団Jo-9♪ 大阪信愛女学院 他
協賛:社団法人城東区医師会 社団法人大阪市シルバー人材センター 他
後援:城東区役所 社会福祉法人城東区社会福祉協議会 他

スローガン:城東区1000人の歓喜が響き合う。


■2月13日(土) 午後7時30分

「ああ、やっときた!」
とばかりに、笑顔で迎えてくれたヴァニラブックス氏と住之江以来の邂逅。

少し離れたテノールゾーンには、速星氏も見える。


受付を済ませるが、今日からの参加になるので名前の事前登録は無し。

「住之江からの応援?
 ありがとうございます!
 でも、もうパンフには名前が載らないです。ごめんなさい」

とは、受付の方のご発言。

いえいえ。
まともに練習にも出ていないのに、本番に出させて戴こうというのですから。
パンフに名前なんぞ、恐れ多いというものです。


参加費を払って、名札を貰う。
明日の本番は、女子大の中なので。

男子の立ち入りは、非常に厳しくチェックされる。
この名札を忘れたら入れませんからね、と釘を刺されて。
思わず、頂戴した名札を、しっかりと握り締める。


ホール内は、既に終結している人々の熱気でムンムン。

いや…。
これは…。
暖房が効き過ぎているんだ!

もうムンムンを通り越して、暑過ぎてモンモンである(笑)。

コートから上着から、どんどん脱いで身軽になる。
が、Tシャツの上にシャツ1枚でもまだ暑いくらいである。

こりゃあたまらんと、周囲との距離を保とうにも立錐の余地無し、
とまではいかないまでも、かなりな人口密度。

前々回より練習に参加しているヴァニラブックス氏に聞くと、
総勢で270名程合唱団がいるとか。

う~む。
住之江の、3倍近い数である。

道理で、人いきれも凄い筈である。

最後の方に来た僕からは、オケも殆ど見えない状況である。
僕に付き合って後ろに来てくれたヴァニラブックス氏にも、申し訳ない
のである。


やがて。
木村先生が登壇。
少しの注意の後に、リハーサルに入る。

だが…。

見えぬ。見えぬのだ…。

人垣に邪魔されて。
木村先生の姿が、全く視認できない。

仕方が無いので、耳で聞いた音で当てていくしかない。
必然的に、それは音のずれを呼ぶ。

おかげで。
今回のリハーサルは、自分的には非常にとほほな出来栄えだった。

木村先生は。
少なくとも、一般参加の方が多いような第九の場合には。
基本的にハードな練習ではなくて、皆が楽しく歌えるような雰囲気作りに
心を砕かれている。

だから。
今回も、それほど細かい技術上の指導は特に無し。

その中で。
印象に残った点といえば、やはり次の二つ。

 ・597,599,618のスタッカートをはっきりと!
 ・各所にあるltの発音をしっかりと!
 
住之江の時にも、この点は強調されていたところなので。
自分としても、すっと入ってくる。

けれど。
耳に入ってくることと実践するすることの間には、深くて暗い河がある。

今回、それを痛感したのは。
自分の音階の取れなさではなくて。

どなたか、他のバスの方の音階についてである。

どう聞いても、相当にずれた異音を発していらっしゃる方が一名いるのだ。

僕の位置からは、特定出来ないけれど。

合唱の中に、違う音階の声が常時混じっていると言うのは、非常に聞いて
いて座りが悪い。

どなたか回りにお知り合いがいれば、注意してあげないのか?
あるいは、知り合いゆえに言えないのか?

いずれにせよ。
以って他山の石とせよ!と、自分に言い聞かせながら。
再び、耳からのオケ音を頼りに、先生の指揮を想定して歌うMOLTA
であった。



練習は、あっさりと30分程で終了。


10000人の第九の練習に慣れ親しんだものからすると、やや拍子抜けの
感もある短さである。


ここで。
明日の会場を、ヴァニラブックス氏に確認。

と、即座に登場するのがiphone。
常時ネット接続の威力で、地図サイトをいとも軽やかに表示。
う~ん。
羨ましいぞ。iphone!

駅からはそれほど離れていないけれど、大阪信愛女学院は相当に
大きな敷地を有しているそうなので、入り口等迷わないように
しないといけないね。と話し合う。


壇上では。
事務局の方が、明日の集合時間は9時半!と叫んでいる。

前回までの練習で配布されたスケジュール表では集合が10時と
なっていたが、舞台での立ち位置決定に時間がかかることを考慮して
急遽30分前倒しとなったようである。


ふむふむ。了解と頭にメモった後は。
翌日の健闘をお互いに誓いつつ、それぞれが散らばっていく。

今日、よく指揮が見えずにフラストレーションが溜まった分、
明日は頑張るぞ!


(この稿、続く)



(付記)
…と、固い決意の下。
ヴァニラブックス氏と別れて帰宅した僕であったが。

やはり夜更かしをしてしまい、就寝は午前3時。
こんなコンディションで本番に臨むとは。

やっぱり、まだまだ決意と覚悟がタリン!と自省。



「第九」カラオケ&合唱パート別レッスン
特殊企画,豊田喜代美,大藤裕子,小林一男,勝部太
ソニーレコード

このアイテムの詳細を見る

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« リハーサル会場までは、何マ... | トップ | 女子大潜入  城東の第九(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

一万人の第九(音楽の海)」カテゴリの最新記事