活字の海で、アップップ

目の前を通り過ぎる膨大な量の活字の中から、心に引っかかった言葉をチョイス。
その他、音楽編、自然編も有り。

一万人の第九 ’08  本番!(第7回)

2008-12-21 00:25:33 | 一万人の第九(音楽の海)
本番では、やっとオープニング映像を最初から観ることが出来た。
リハ時に感じたナレーションの違和感については、残念ながら変わらず。
少しは耳が慣れるか?とも思ったけれど。
#まぁ、初聴時よりもましにはなったけれどね。

そして、四人のソリストによる「歌のある星へ」のメドレー。

やはり、すぐ傍で観る&聴くキュウちゃんのバリトンには感動。

それにしても、リュートってきれいな音だよなあ。
そもそも僕は、ハープシコード等の撥弦楽器の音色が好きなのだが、
やはり撥弦楽器であるリュートについては今まであまり聞く機会も
なかったこともあり、恥ずかしながらよく知らなかった。

高本一郎の爪弾くリュートは、その高く済んだ独特の響きが、
あるときはむせび泣くように、あるときは軽快に、様々な顔を持って
聴く人の心に届く。

馴染みのあるメロディが、こんな側面も持っていたんだ!という
驚きをもたらしてくれるのも、心地よい。

ちなみに、リュートってなんじゃろ?と思われた方のために?、
ツベって発見したギターの大家、ジュリアン・ブルームによる
リュート演奏を、以下に貼り付けておく。
Fantasia (Robert Johnson) by Julian Bream (8) ジュリアン・ブリーム リュート


なお、リュートにはその形態にも様々なバリエーションがあるようで、
高本氏が使用していたものは、上記でブルームが弾いているものよりも
もっとネックが長い奴だったような気がする。


ともあれ。
そのリュートの調べに乗って、最高の楽器である人間の声帯を駆使して
四人のソリストが競演する贅沢を、しばし堪能。

もっと聴きたいと思う心地よい余韻を残しながら曲が終了すると、
小倉智昭と斉藤裕美が登場。
第26回10000人の第九のスタートを、高らかに告げる。

と、書いているが、実はここのところ、記憶がやや不確かである(笑)。

リュートが終わって、ああ、と思った瞬間、どうも寝込んでしまったらしい。

気が付くと、佐渡総監督が登場するところまで、僕の記憶のフィルムは
スキップしてしまっている。トホホ。

おかげで、初々しい斉藤アナの本番での第一声を聞き逃してしまった。


やがて、舞台にはCHEMISTRYが登場。
リハ通り(当たり前か)、「恋する雪 愛する空」を披露。

リハでは、立ち位置等の確認をしながら進行していたが、
本番でも少し勘違いがあったようなのが見て取れて面白い。
#舞台を観客席から見て左手に、小倉智昭と斉藤アナ等が話す演台が
 用意されている。
 CHEMISTRYの二人は、歌っている間は舞台中央だが、歌の後は左手に
 寄ってそこでMCをする手筈だったが、最初移動を忘れてしまった
 ようで、さりげなく小倉の「こちらへどうぞ」のコメントを受けて、
 初めて、おおそうだ、とばかりに移動していた。

 こういうのも、リハを通じてみておかないと分からないよなあ。
 なかなか、面白い。

 
佐渡総監督との歌に関する話が展開する中で、思い出の歌が議題に。
その流れに乗るように、次なる歌は文部省唱歌の「冬の星座」。

この歌の時に、特殊な楽器(まるでアップライトピアノのように見える)が
使われていたようで、キラキラとした星々のしじまの様子の表現に
用いられていた。

リハーサルでは、佐渡総監督が、変わったきれいな音が出るでしょう?と
楽器の紹介をしていてくれたが、残念ながらそのときは楽器名を聞きそびれて
しまった。

本番ではしっかりと確認しようと思っていたのに、そこではその下りは
カットされていてガックシ。
どなたか、ご存知でしたらお教えください…。


続いては、淀工訪問のビデオをはさんで「約束の場所」。
ちなみに、この大阪府立淀川工科高等学校
僕が昔住んでいたところのすぐ傍にあることが、このコラムを書くために
ググっている中で発覚した。

なんと、近くも近く。同じ区内である。
う~ん。存在すら知らなかったなあ。
まあ小学生までしかいなかったから、無理も無いか。
そのままそこにいれば、学区的にも通学可能だった訳で、ひょっとしたら
僕も200人の吹奏楽部の一員になっていたのかも?ということは
無いだろうが…(笑)。

ちなみに、ここのHPのトップにはトピックス欄があるが、直近では
12日に修学旅行生が台湾から帰国しましたとあるくらいで、吹奏楽部の
万九への参加については一言も触れられていなかった。

実力的にも相当に有名な吹奏楽部のようなので、こうしたことを一々
取り上げるまでもないのだろうか。それはそれで凄い話である。


リハと同じく、明るく元気のいい響きの吹奏楽に合わせて、CHEMISTRYの
声と合唱団の声が重なっていく。

が、少なくとも自分に関して言えば、この曲は惨敗。
全く満足に歌えなかった。もう少し、真剣に聞き込めばよかったなあと、
大きく反省。

去年のような、久石譲のオリジナル曲「Orbis」でも無いのだから、
練習のやりようもあったと思うのだが…。
#もっとも、去年はやはり万九仲間のまさぽんさんが、MIDで打ち込んで
 くれたもので練習は出来た。改めて、ありがとうございました。


まあ最後のLALA~からのフィナーレは、流石に繰り返しなので何とか
盛り上がりに追従することが出来た。

歌い終わった後、CHEMISTRY(のどちらだったろう?堂珍君だと思うんだけど)
が、実にいい笑顔で淀工のコンマスとハイタッチをしていたのが印象的だった。

コンマスにとっても、凄くいい思い出になったことだろう。
いいなあ。


ここで、第一部は終了。第二部の第九まで30分の休憩となる。

(さて、次からがほんとの本番と、その8へ続く)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一万人の第九 ’08  本番... | トップ | 一万人の第九 ’08  本番... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

一万人の第九(音楽の海)」カテゴリの最新記事