堅田 祥瑞寺にて
朝茶飲む僧静かなり菊の花 芭 蕉
僧の朝茶を喫する静かな姿と、朝の爽やかな菊の花の感じとが、はっきり相通うところがある。ただ二者の間が、ややつき過ぎているために、隠微に匂いあう深みに欠けるところがあるようだ。
「祥瑞寺」は、門弟の千那のいた堅田の本福寺の隣にある、臨済宗の寺。
季語は「菊の花」で秋。
「朝の茶を黙ってひとり喫している僧の姿はまことに静かで、庭前の
菊の花とよく相通う感じだ」
稲かける夫婦黙してミレーかな 季 己
朝茶飲む僧静かなり菊の花 芭 蕉
僧の朝茶を喫する静かな姿と、朝の爽やかな菊の花の感じとが、はっきり相通うところがある。ただ二者の間が、ややつき過ぎているために、隠微に匂いあう深みに欠けるところがあるようだ。
「祥瑞寺」は、門弟の千那のいた堅田の本福寺の隣にある、臨済宗の寺。
季語は「菊の花」で秋。
「朝の茶を黙ってひとり喫している僧の姿はまことに静かで、庭前の
菊の花とよく相通う感じだ」
稲かける夫婦黙してミレーかな 季 己