江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

ラグビーワールドカップ2019年

2019年09月20日 23時00分00秒 | Weblog
上野で松方コレクションを見た後、有楽町のスポーツスクエアと言うラグビーのパブリックビューのある施設に見に行きました。野次馬精神の最たるもの。

  東京は本当にワンダーランドである。ありとあらゆるものが安い費用で見ることができ安い費用で楽しい料理を楽しむことができる。司馬遼太郎に言わせればモンゴルに比べれば中国の抗州は全く天国であると。
  現在の東京はこの説の通りである。吾輩のような軽佻浮薄な野次馬にとって最高の環境である。ありがたいありがたい、感謝感謝。
  

有楽町のラグビーのパブリックビューイングは、味スタ にいけない人たちが集まって大型テレビの前でビールを飲みながら騒ごうと言う設備。それをスポンサー会社の営業政策に絡めていかにエンターテイメントにするか が現代のビジネスなのである。こんな発想は我々カタギ人間には理解を超える。


19時45分の日本対ロシアのキックオフまで席を確保し企画されているいろいろエンターテイメントを楽しんでいた。我輩もその1人。




タックルの力量150kgとか201kgを測ると言うセクション。外国人の体力のある奴がトライしておった。
サッカーボールのパスの仕方を習うと言うセクション。我輩もトライした。それなりによかった。


顔に日の丸や蛇腹を書き込むコーナー。若い娘が嬉々としてやっている。これが現代。これが受け入れられない老人世代は時代から淘汰されていくのみ。
65 過ぎのボランティアの老人が、ワールドカップの額縁を持って写真を写すサービスをしている。  あなたも写してあげましょうと言うもんだからやってもらった。俺も軽佻浮薄だねぇ。

  後は家に帰って酒飲みながらラグビーの日本ロシア戦をテレビ観戦。









日本チームが初戦を勝利した。これは大変うれしい。

退屈老人は毎日毎日、節操なく忙しい。


松方コレクション展を観る

2019年09月20日 20時42分00秒 | Weblog
今日20日は秋めいたいい気候。そこで上野の国立西美術館へ  松方コレクション展を。23 日までなので、9時半の朝一番に行きました。開館10分前に着いたらなんと500メートルも500人以上が長蛇の列。たまげたネ。1600円の入場料を払って入るともう結構混んでいる。


御承知のように松方コレクションは個人で集めたもので、川崎造船社長の思い入れと第一次大戦とその好況そしてその後の金融恐慌による川崎造船の倒産。売却。そして第二次大戦、敗戦による敵国資産没収。ここういう荒波の中を経てきた松方コレクションである。 


このゴッホの絵は松方が苦労して手に入れたものだが、第二次大戦期 敵国資産としてフランスに没収され、結局フランスにとって1番立派な 絵として返還されなかった。そして現在はオルリー美術館に収まっている。
 絵画にも、戦艦と同じように それぞれ運命があるのだ。


モネの睡蓮は、松方自身が  気難しいモネに意気投合し 本人から直接購入したもので 世界遺産になった西洋美術館の至宝か。しかしもう一個のモネの「睡蓮 柳の反映」.   は長い間の逃避行で剥落消耗が激しく、今修復の途中で修復中の1部分だけ公開していた。    本当に絵画自身にも それぞれ運-不運があると思う。
   この後 西洋美術館の常設展を見ました。


この最後の晩餐の方がミラノのダヴィンチの会より俺は好きだね。老人の

老人の思索。





これが世界遺産の庭園である。






西洋美術館は私のような素人にもわかる絵画が展示してありありがたいね。本来のコレクターの松方さんも  俺は絵画はわからない。日本の絵描きに 西洋絵画の見本を見せるんだと言っていたようである。  
   その言やよし。   明治の男か。