江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

河竹黙阿弥の明治散切りもの 講演を聞く

2016年12月17日 18時26分33秒 | Weblog

今日17日土曜日は快晴。日比谷図書館で「河竹黙阿弥と散切物の風俗」という明治大学の神山先生の講演を聞いた。

 何しろ黙阿弥は、江戸の末期から明治の前半に生きた歌舞伎の神様戯作者だ。「三人吉三郭初買」や「白波5人男〔青砥縞紅彩画〕など、7・5調の名セリフを知っている人も多かろう。

明治維新の大混乱期を経て、日本の社会、文化が大変動し、日本人の生活意識も激変した中で、ちょんまげの断髪、刀の廃刀、仇討禁止令などの中で、明治の世の4民平等と立身出世意欲、自己実現、禁欲、目的追及の観念を有しつつ、「志願ー出郷ー学問ー挫折ー帰郷」という過程を、多くの〔負け犬〕の失意の姿を描いたのが、散切物とか。逆に成功者は軍人とか官吏とか。当時は末は博士か大臣かがあったね。

こんな散切物が、その後の新派とか新国劇とか、日本映画とか、歌謡曲の中に脈脈と継続している。そういえば、「津軽海峡冬景色」もその流れの1つなんだ。    こういう面白い話を聞いた。

その前に日比谷公園で「新酒大会」とかで露店が出ていたので、熱燗を飲みながら広島お好み焼きを食べた。そうすると、同じ日比谷公園の噴水広場で、「東京クリスマス マーケット2016」ドイツ風のクリスマス的食べ物やビール、ワインをやっていた。日本酒を飲んだ後だが、話のタネに、ホットビールなるものをを飲んだ。ビールをあっためるのはわかるが、なんか果物なんかを入れて変な味。半分飲んで捨てたよ。

その後、講演会を最初はアルコールのせいで眠りながら聞いていたが、楽しかったね。

講演会終了後はそろそろ寒くなったので、銀座まで歩いて、銀座の有名な大衆飲屋「三州屋」で、時節柄、寒ブリの刺身とビールで一人楽しみました。 カメラをもっていかなかったので、絵がないのは悲しいね。

 

2、 昨日は寒い快晴のなか、錦糸町の猿江公園で3時間のテニス。

3、 一昨日は授業で、日ロ領土問題で知っていることを書いてくださいとテーマを与えたが,みんなあまり興味も知識もないようだった。

 

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