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新宮(丹鶴)城址 (和歌山県新宮市) 紀州備長炭の集積地だった

2014-01-13 19:59:52 | 
丹鶴城址

新宮城は和歌山城主・浅野幸長の家臣・浅野忠吉が慶長6年(1601年)に築城を開始、
いったん廃城となったが、再び築城を許された

新宮城跡より

城が完成したのは寛永10年(1633年)。この時は徳川頼宣が和歌山に入り、新宮城の城主は水野重仲になっている。

明治時代に民間に払い下げられ、観光施設等が作られたそうだが、石垣は特にきれいに残されている
現在は公有地化され丹鶴城公園として整備されている

城の下を通る鉄道

本丸の下にはトンネルがあり紀勢本線が通っているのも面白い

水ノ手

さて、この城の最大の特徴とも言えるのが熊野川に面した「水ノ手」と呼ばれる郭でしょう

水ノ手

水ノ手は炭の貯蔵庫群があったと推定されており、貯蔵量は1万俵にもなるとか
これは城内で消費するためではなく、水野氏は熊野川の流域で生産された炭を城に集め専売していたと
思われます

軍事施設から経済施設への変遷もうかがえる点でも新宮城は興味深い城であろう

新宮城址付近の地図

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