猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

個性的な表現

2006年05月30日 | Weblog
毎回、雑文を書いているうちに、文章で表現することの難しさが次第にわかってきました。
そこで、少し文章の書き方の勉強をしようと思い、先日「エッセイの書き方」なる本を買って読んでみたのです。
「なるほどそうなんだ」と思うことが一杯書いてあるのですが、読めば読むほど文章表現の難しさをひしひしと感じ、書くと言う事に恐怖心を抱くようになってしまいました。
そんなことは、何も知らないで、自由に書いていたときのほうが面白かったように思います。文章は下手でも、個性を感じてもらえるような表現が出来たと思うのです。
このことは絵を描くときと同じで、「絵の描き方」のような本を読むと、どうも構えてしまって描けなくなるか、個性を殺した、ありきたりの面白みのない絵になってしまうかのどちらかになるような気がします。
そこで、自分なりに独断的に言わせてもらえば、文章も絵も、まずは自己流でいいから「まずは書いてみよう」の精神がもっとも大切だと思います。
技法や理屈は、やっていく中で、壁にぶち当たった時に初めて勉強すればいいのでないでしようか。
とにかく、今の時代はあまりにも親切すぎて「ハウツウ」ものが氾濫しているので、「体で覚える」ことより、ついつい「頭で覚える」ように、知らない間に仕向けれれて居るようです。
この流れに流されないように、気をつけなければいけないな、と思いながら書いています。

この絵も、恵那の坂折棚田の風景です。この絵もそうですが、水彩は「本にあるような描き方」などは、無視して自己流でで描いています。
だから、ちっとも進歩しないのだ、と言われるかも知れませんね。


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