goo blog サービス終了のお知らせ 

猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

竹久夢二「青山河」 美の巨人たち

2009年09月06日 | Weblog
美の巨人たちは竹久夢二の油彩「青山河」だった。
初めて観た絵であるが、エコール・ド・パリのモジリアーニ以上の傑作であると思う。しかも、彼の絵の背景にはストーリーがあるのだ。

「青山河」は18歳の画学生「彦乃」との秘められた恋の物語である。
彦乃は当然のことながら親に反対され、山と河の合言葉で密かに交際していたが結核に冒されてしまった。そのため親が連れ戻したがその5年後にわずか23歳で亡くなるという悲しい物語だ。
竹久夢二は彦乃が忘れられず、滞在中のアメリカで「榛名山を背景に彦乃を描いた」山は榛名山で河は彦乃の胸から腹部にかけて描かれている。

「青山河」は竹久夢二伊香保記念館に行けば観ることが出来る。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。