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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その223) 耆 耄 耋

2016年04月07日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・長らく中断しておりました「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・この回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理していきますので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・この回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その223)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<耆:キ、シ、お(いる)、としよ(り)、おさ、たしな(む)>
・お(いる):耆亀(キキ)=老いた亀、耆宿(キシュク)=宿老耆儒(キジュ)、耆叟(キソウ)、耆徳(キトク)=宿徳耆老(キロウ)=①老人、②年老いて徳の高い人。「耆」は60歳、「老」は70歳の意。・・・
・としよ(り):耆旧(キキュウ)=年寄り。特に慕われている老人。(他の辞典:としより。昔なじみ。)、耆訓(キクン)=老人の教え、老成の人の教訓、耆耄(キボウ)=としより(「耄」は70歳・・・80・90歳とも・・・)、耆耋(キテツ)=としより(「耋」は70歳とも80歳とも・・・)、耆年(キネン)=老人
・おさ:(漢検2:「耆老」「耆徳」も該当?)、耆艾(キガイ)=としより・老人 また、師傅をいう。
・たしな(む):(漢検2でも「シ」音)耆欲(シヨク)=嗜欲、耆酒(シシュ)=酒をたしなむ
・(その他):「耆婆扁鵲(ギバヘンジャク)」=名医のたとえ。「耆婆(ギバ)」=医者のこと。「耆婆耆婆(ギバギバ)」=共命鳥(グミョウチョウ)のこと。(仏教用語:一つのからだに頭が二つあるという想像上の鳥。命命鳥(ミョウミョウチョウ)とも(広辞苑)。鷓鴣のたぐい。)
*「キ」「シ」・・・漢検2も、音による意味分けあり。
<耄:モウ、ボウ、としよ(り)、おいぼ(れる)、ほう(ける)> *モウ(呉音)、ボウ(漢音)
・としよ(り):耄倪(ボウゲイ)=老人と子供、老少。耄耆(ボウキ)=老人、耄期(ボウキ)=老人(*「期」は100歳の老人)、耄耋(ボウテツ)=としより
・おいぼ(れる):耄老(ボウロウ)=老いぼれた老人、耄齢(ボウレイ)=おいぼれる年、耄荒(ボウコウ)=おいぼれる・ぼける、耄碌(モウロク)、耄朽(ボウキュウ)=おいぼれ朽ちる、耄耄(モウモウ)=おいぼれるさま・よぼよぼの様子 ←他の4辞典では「ボウボウ」。
・漢検2では、他に下付きで「昏耄(コンボウ・コンモウ)」「衰耄(スイボウ)」「老耄(ロウボウ)」
*耄老:大字源は「モウロウ」
*耄耄:漢字源「ボウボウ」=白髪のさま
<耋:テツ、としよ(り)、お(いる)>
・としよ(り):耋艾(テツガイ)=老年と子供(*一説に、「艾」も老と同じで老人をいうとも・・・。)、耋老(テツロウ)=としより、老人
・お(いる):耄耋(ボウテツ)=おいる、としより・老人、80歳の老人の称。

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