漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 29-1向け <熟字・当て字> ~当るも八卦、当らぬも・・・のオアソビ~

2017年06月12日 | 難読・当て字
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●29-1は28-1と同じように、年度第1回だから高難度になるのかな~。それともここ2回ほどの難度に落ち着くのかな~。
●全体のレベルはそれほど変わらないだろうけど、いわゆる“満点阻止問題”はふたつ、みっつ、出してくれそうだなあ~・・・。
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・最近、「漢検」や「漢検1級」を巡ってブログやツイッターで(ごく一部の議論なのでしょうが)喧しいやりとりがあるみたいですねえ・・・この種の議論の論点や内容がよくわかっていないのでなんとも云えないのですけど・・・人それぞれが、それぞれの目的で、自分なりの価値観で、この<漢検(協会)>や<漢検1級(問題・受検)>を利用したり活用したりしているのだから、人から何か言われることもないと思うのですが・・・
・“銅臭”芬々の本やテレビ番組なんかの影響があるのでしょうか・・・この種の本やテレビもまったくと言っていいほど読んでも見てもいないので、これもまたなんとも言えないのですが・・・一部の人たちにはこの風潮(?)みたいなものに何か物を申したいというような“苦い”思いでもあるのでしょうか・・・

・私の場合、
 ①当初は漢検1級合格が目標・・・遮二無二合格だけをめざす・・・別に問題ないと思いますけど・・・人それぞれの動機・思惑などがあっても・・・
 ②次は“面白さ”に目覚めて、漢字・熟語の(奥の深い)世界に浸る・・・これは“漢検”(1級問題)の出題内容・レベルに触発されたところ大・・・
 ③197点取得を機に、そこに至るまで大変お世話になった先人たちのブログ(特に「漢字戦場~ブレイズム漢字講座ブログ~」さんのブログ)に感謝と敬意をこめて、自分もブログを開設・・・自分が受けた恩恵を先人たちと同じように、少しでも他人様にも還元したいとの思いからだったが、今はそれ以上の“やりがい”も感じて続けている・・・
 ④現在は、もっぱら“点取り虫”(笑)・・・満点めざして驀進中・・・別に問題ないと思いますけど・・・確かに漢検協会(の1級運営)、漢検の辞典および出題内容などに問題なきにしもあらずだけど、それを掻い潜っての満点めざし・・・これはこれで“趣味”として面白いからやってるんで別に不満はナシ・・・ま、たとえていえば・・・花の咲いている桜の木が嫌いな人はまずいないとは思いますけど、少しぐらい蚰蜒がいたって、それで桜が嫌いになることはないってところでしょうか・・・
 (⑤次の段階:満点取った後がどうなるかはまだ分からないけど、達成したとして、自分がどう変わるんだろうかという思いもあってワクワクしながら受検しつづけている・・・)
 てな感じで取り組んで来、また、取り組んでいる次第・・・

・人、それぞれ・・・日々忙しい中で受検や合格を継続している方もいれば、老後の趣味・ボケ防止の一環として活用している人(私)もいる、また、1級を腕試しと捉えている人もいるだろうし、自分の勲章として自慢したい人もいるだろうし・・・それぞれの価値観・目的で、漢検や1級受検を利用すれば良いのではないのかなあ、と思う・・・
 (ただし、「心や人生経験が“成人”していない者(たとえば小学生など)が漢検1級まで受けるのはいかがなものか・・・(誤解を招かないように補足しておくと、そんな低学年で1級レベルを受けちゃうのは(いろいろな意味で)勿体ない、という意味なんですけど)・・・」とかなんとかは私の持論ではありますが・・・、ここでは長くなるので省略・・・そういえば、「心や人生経験が“成人”していない者」ってのは、(小学生にかぎらず)年齢だけは成人してても“蠹居棊処”ですからねえ(笑)・・・)

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●さて、<熟字・当て字>で、当ブログの過去記事の中から、当たるも当たらぬも八卦で選んだ当て字の記事です・・・もしかしたら出るかも知れないと思われるものに限定してます・・・とても出そうにない、むっずかしい当て字は掲載していません・・・が、たぶん、まだ過去問などでは出題されていない当て字です・・・ただ、出るとしても、この中から1問ぐらいでしょう・・・ま、自分の頭の整理用でもあります・・・ので、あまり点数にも参考にもならないかもしれません・・・でも、自分の記事を読みかえしていると、意外に、新出っぽい当て字問題も過去記事にしている・・・記憶に新しいのでは「棠棣(はねず)」「水綿(あおみどろ)」、古いのでは「稲架(はさ・はざ)」などなど・・・

・・・ご参考まで・・・
<かきどおし と うまごやし> 
・よく混乱するので、私の場合は、
 “バテイソウ・レンセンソウ”のセットで“かきどおし”と覚えている・・・馬蹄草・連銭草・・・
・同様に、“レンシソウ・モクシュク”のセットで“うまごやし”と覚えている・・・連枝草・苜蓿・・・  
・「連銭草」と「連枝草」の区別をつけやすくする目的、「馬鞭草(くまつづら)」との混同を避ける目的もある・・・
・また、私の場合、「垣衣(しのぶぐさ)」を、なぜかよく“かきどおし”と勘違いするクセがついているので、それを防止する目的もあり・・・

何首烏八首鳥
・何(カ)さんがそれを飲んだら、カラスのように首(または髪の毛)が黒くなったという謂われから、「何首烏カ・シュ・ウ」=つるどくだみ
・「八首鳥」は“やつがしら=<戴勝(やつがしら)>・・・「何首烏」と混同しないようにするため、「何(カ)」と「八」のみ注意。“やつがしら”は他にも植物で別の当て字(九面芋〉あり・・・


・泥胡菜(きつねあざみ)
・豆田(まめふ)
・貲布(さいみ)  *漢検2では巻末も“昇格”。要注意かも・・・
・川曲(かわわ)  *広辞苑では“かわわだ”ともあるが、漢検2では“かわわ”読みのみ。
 (注)<岩曲(いわわだ)>、<大曲(おおわだ)>と読み方が違うので注意する。


・転寝(ごろね)/仮寝(うたたね)     *うたたね=転た寝
・石蚕(いさごむし)/沙蚕(ごかい)
・安石榴(ざくろ)/山石榴(のぼたん)/海石榴(つばき)
・青蝦(しばえび)/青竜蝦(しゃこ)=<蝦蛄(しゃこ)>
・水雲(もずく)/水綿(あおみどろ)
・睡蓮(ひつじぐさ)/睡菜(みつがしわ) *これが私には今のところ一番覚えづらく感じている当て字・・・

・刷子(はけ)     *「ブラシ」とよく間違える・・・
・臭橙(かぶす)    *「かぼす」とか「だいだい」とか書いたら×なのかも・・・
・商陸(やまごぼう)  *「いおすき」(ヤマゴボウの古名)で覚えていたから私には厄介な当て字・・・
・天名精(やぶたばこ) *同じく、「いのしりぐさ」(別名)で覚えていたから私には厄介・・・ 

・荊棘(おどろ)
・垂髪(すべらかし)

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過去問の精査から 羅襪 ・・・襪 韈 布韈青鞋 アイテイ(鞋底)に遭う ・・・

2017年06月12日 | 過去問等の深掘りシリーズ
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●29-1は28-1と同じように、年度第1回だから高難度になるのかな~。それともここ2回ほどの難度に落ち着くのかな~。
●全体のレベルはそれほど変わらないだろうけど、いわゆる“満点阻止問題”はふたつ、みっつ、出してくれそうだなあ~・・・。
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●H25-3「微歩して羅襪軽塵を生ず」・・・<羅襪>の音読み問題・・・標準解答は“らべつ”

・“らばつ”は✕なのか・・・“らばつ”と書いて〇(あるいは✕)になった人はいないのかな???
 (理由)
  ①信用できそうなネット上のブログなのでは(この詩そのものの文ではないが)他の唐詩の中の「羅襪」に“らばつ”とルビしているものもある。
  ②大漢和や字通は“バツ”音しか無し・・・「羅襪」の読みは?・・・・*当該辞典では未調査・・・早く調べに行きたいのだが・・・
<2017.6.20追記>
  「羅襪」:大漢和も字通も、これだけは“らべつ”だった・・・ちなみに、字通では「襪」の字は掲載されていないのに「羅」のところに「羅襪(らべつ)」は掲載されていた・・・。字通は、「韤」のところに「韈」のみ(同)扱いで記載されている。


(漢検2)
韈(ベツ、たび、くつした):たび(足袋)。くつした。
襪(ベツ、バツ、たび、くつした):たび(足袋)。くつした。「襪線

*「韈」と「襪」はそれぞれ許容字にも異体字にもなってない・・・ということは、別の漢字扱いっていうことか?
(大字源によれば、「韈」は「襪」の別体字で、本字は「韤」(対象外漢字))
(大漢和では、「韤」のところで「「韈」に同じ。」とある。)

*漢検2の「襪線」には読みフリないが、ほとんどは“ベッセン”と読んでいる・・・当ブログでも、 
 「ベッセン(襪 線)之才」:自分の才能を言うときの謙譲語 (26-③対策 故事成語類と関連四字熟語 (実践問題その7))
 襪線之才(ベッセンノサイ):自分の才能を言うときの謙譲語 (広辞苑その他から収録した四字熟語)
 など・・・。
ただし、大字源・漢字源では「ベッセン・バッセン」両読み。(ただし、「襪才」は「ベッサイ・ベツザイ」(大字源)と、“ベツ”読みのみ)

 (参考)大漢和・字通の“バツ”読み熟語  *バツ(漢音)ベツ(慣用音)・・・大字源・・・

 襪衣(バツイ)=足袋の異称。襪線(バッセン)=たびの糸。「襪線の才」「襪才(バッサイ)」、襪布(バツフ)=足袋をつくるきれ。
 襪子(バッシ)=くつした、たび。襪底(バッテイ)=くつしたの底。襪帯(バッタイ)=くつした止め。

  *以上は大漢和・字通(ともに、“バツ”音のみ)。辞典によって読みが異なる熟語あり。


布韈青鞋(青鞋布韈)・・・漢検四字熟語掲載熟語・・・
・布韈・・・「布“襪”」という熟語はないのか・・・

*四字熟語辞典にも「布“襪”とも書く」とはなっていない・・・ネット上にも「布“襪”」は見当たらない・・・
*漢検2には「布韈」「布襪」とも掲載ナシ・・・
*大字源も「布“韈”青鞋」のみ・・・大字源によれば、「韈」は「襪」の別体字(本字は「韤」(対象外漢字))ということだから、「布“襪”」でもよさそうだが・・・ダメなんだろな・・・「布“襪”」では通用していないようだし、「青鞋」のほうが“革へん”だから合わせているのかな・・・

・ついでに「青鞋(セイアイ)」のほうも「セイ“カイ”」ではダメか、調べたが・・・ダメそう・・・
*大字源も“セイアイ”読みのみ
*漢検2も“セイアイ”読み。他の熟語は“アイ”“カイ”両読みとなっているのだが・・・
(漢検2)
鞋:アイ、カイ、くつ   *(大字源) アイ(慣用音)カイ(漢音)
意味:くつ。わらじ。「鞋底」
下つき:青鞋(セイアイ)・草鞋(ソウアイ)・(ソウカイ)・<わらじ>・芒鞋(ボウアイ)・(ボウカイ)
大見出し:鞋(くつ) 〈鞋底魚したびらめ>
*ちなみに、
「青鞋(セイアイ)」:わらじのこと  
「布韈(フベツ)」:脛を保護するために巻く布製の脚半のこと
「鞋底」:(大漢和・字通・大字源“アイテイ”) くつのそこ、くつのあと、あしもと
「芒鞋(ボウアイ・ボウカイ):(芒(すすき)読みは和語(邦語)だから、この「芒」は、「茅に似た草」のことらしい。だから、「芒鞋」=「わらぐつ → 身分の低い者のくつ(大字源)」ということらしい。 (ついでに、「芒履(ボウリ)」も同様の意味で、「わらぐつ」のこと。)

*〈鞋底魚したびらめ>は当て字読みだが、音読みだと“アイテイギョ=ひらめの異名(大漢和)。

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<今回の精査で仕入れた新知識・情報など>

●「アイテイ(鞋底)に遭う」:(北宋の楊億の故事からとか)文章の草稿を作って人に添削されること ・・・漢字・熟語は簡単だけど、こんなの、出されても知らなければ絶対といってよいほどできない難問だろうな・・・(故事の内容は未調査)


●(「布」で「布韈」のところを見ていたら、そのそばに・・・)

 布縷之征(フルのセイ):布とより糸を税として取ること。征は税。(孟子)」とあった・・・四字熟語で出ることはないだろうが、読み問題ぐらいで出るかも・・・漢検四字熟語辞典の「夫家之征」や「夫里之布」とゴッチャになりそうだ・・・

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