goo blog サービス終了のお知らせ 

漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 28-②に向けて  賓服 (漢検2準拠) 

2016年10月20日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検2辞典の悉皆調査・・・1400頁まで到達・・・ついつい、“見て覚える”のではなく、“読んで理解する”ために、いろいろと調べたりしながら進めているので、時間がかかっている・・・間に合うかしら?早めに終わらせないと受検のための学習時間がなくなる(ーー)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●「漢検2辞典の悉皆調査」中の中から、適宜、ご案内しています。
●余裕のある方のみ、ご覧いただければ幸いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検2掲載内容「賓・・・②したがう、主たるものにしたがう 「賓服」・・・」
・当ブログでも「賓服(ひんぷく)ー賓(したが)う」は、過去、音訓整理のところで案内ずみ。
・漢検1級レベルでは、最低限、この読みと一字訓読みだけ覚えておけばOK・・・でも、オモシロくないし、なんとなく、歴史的用語のような気がしたので調べた。

●やっぱり、とても、面白いことがわかった・・・古代史好きには堪らないお話・・・
「賓服(ヒンプク):ぴったりと従う、 来朝して服従する 意
・用語例:「暴民不作、諸侯賓服=暴民作らず、諸侯賓服す」〔礼記・楽記〕「如今四海賓服, 八方寧靜,千載百載不用武備。」(佩服。如)(紅樓夢)
・ネットで詳しく説明してくれている方の論文みたいなものを読むと、どうも古代中国の周王朝時代からの礼制のことらしい・・・簡単に整理すると、
 ①甸服(でんぷく)の制・・・都に近い封内の諸族の周王朝への礼
 ②侯服(こうふく)の制・・・都の外にある封外の諸族の周王朝への礼
 ③賓服(ひんぷく)の制・・・中華の領域内にある諸侯領である侯衛の礼
 ④要服(ようふく)の制・・・蛮族であっても中華に隣接していて教化を与える蛮族の礼
 ⑤荒服(こうふく)の制・・・さらにその外にあって教化の行き渡らない戎狄の礼
 *甸服の民は、天子の父と祖父を日々祭る「祭」にて貢物を上げる義務を持つ
 *侯服の民は、天子の祖先を月毎に祭る「祀」にて貢物を上げる義務を持つ
 *賓服の諸侯は、季節毎の祭りである「享」にて貢物を上げる義務を持つ
 *要服の蛮族は、一年毎に貢物を上げる「貢」の義務を持つ  (⇦ 中国の史書に「倭人、鬯艸を献ず」とあるのはこれに該当するのかも・・・)
 *荒服の蛮族は、天子の代替わりのときに来朝する「終王」の義務を持つ 

 甸服:首都から五百里(200キロ)四方は封内であり、天子のための治田を耕す服属を行う。
 侯服:封内の外五百里は天子のために斥候の職を行う服属を行う
 賓服:封外の外には侯圻(こうき)・甸圻(でんき)・男圻(だんき)・采圻(さいき)・衛圻(えいき)の五圻(ごき)があり、そこまでが中華の範囲内である。五圻を合わせて二千五百里(1000キロ)。ここの諸侯は天子に来朝する服属を行う
 ・・・・
 という、歴史的な用語・熟語だった・・・。「甸服」って熟語も漢検1級にはあったな・・・「圻」の字も1級対象だったな・・・

👍👍👍 🐒 👍👍👍こんなに、横道に逸れていたら時間がいくらあっても足りない・・・👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漢検1級 28-②に向けて  生魄=既望 (漢検2準拠) 

2016年10月20日 | 類義語・対義語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検2辞典の悉皆調査・・・1400頁まで到達・・・ついつい、“見て覚える”のではなく、“読んで理解する”ために、いろいろと調べたりしながら進めているので、時間がかかっている・・・間に合うかしら?早めに終わらせないと受検のための学習時間がなくなる(ーー)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●「漢検2辞典の悉皆調査」中の中から、適宜、ご案内しています。
●余裕のある方のみ、ご覧いただければ幸いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検2掲載「魄・・・②月の光。また、月のかげの部分。「死魄」 下付き:死魄(シハク)・生魄(セイハク)」だけの掲載。

・「死魄」: やがて光を失っていく月の輪郭
・「生魄」:①(魄」は月の光らない部分)陰暦16日の月。既望(きぼう)。② たましい。生き霊。

だから、(既に望月の意味の) 既望 = 生魄

*ついでに、
既死魄(キシハク):陰暦で、月の二十三日から月末までの期間
既生魄(キセイハク):旧暦の毎月六日のこと。月の光らない部分がほの白く浮き出た輪郭を言う。陰暦の三日を「始生魄」という由。
「魄」はやがて光り出そうとする月の輪郭のこと。

*さらについでに、最近、周原で発見された甲骨文の中にすでに「既魄」「既死魄」などの字が見られるという記事があった・・・.
 「周原」とは、周王朝(西周)を建てた周人発祥の地という意味で、西周初期、紀元前11~8世紀頃の都市遺跡。
 3000年以上も前から、こういう熟語があったんですねえ・・・

👍👍👍 🐒 👍👍👍以上、ほとんど、ネット上および広辞苑からの情報による👍👍👍



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漢検1級 28-②に向けて  夭昏 (漢検2準拠) 

2016年10月20日 | 類義語・対義語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検2辞典の悉皆調査・・・1400頁まで到達・・・ついつい、“見て覚える”のではなく、“読んで理解する”ために、いろいろと調べたりしながら進めているので、時間がかかっている・・・間に合うかしら?早めに終わらせないと受検のための学習時間がなくなる(ーー)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●「漢検2辞典の悉皆調査」中の中から、適宜、ご案内しています。
●余裕のある方のみ、ご覧いただければ幸いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検2掲載: 「夭昏」
夭昏(ようこん):夭殤(ようしょう)=わかじに=夭折・・・・
・この熟語は「長生」とか、“長生き”関連の熟語の対義語で出そうな気もするけど、どうでしょう?・・・

●例によって、色々と、この「夭昏」について、調べたら、以下の通り、面白いことがわかった・・・

 「札瘥夭昏(さっさようこん) 」:哀れむべき人々のこと
 
 「札」:流行病で死ぬ 
 「瘥」:小病で死ぬ 
 「夭」:わかじに 
 「昏」:生まれて3か月に満たないで死ぬ

 *漢検2にも「札(わかじに)」訓あり。
 *<大字源>
 「札」=①わかじに、夭折する 夭=札 ②流行病、流行病で死ぬ 「札厲(さつれい)」=流行病で若くして死ぬ 「大札」=大疫病也
 「瘥」(①サ、シャ ②サイ、サ):①いえる、病気がなおる ②やまい、軽い流行病(同:𣩈) ③やむ(同:病)

  「瘥」・「𣩈」は対象外漢字です。 

👍👍👍 🐒 👍👍👍


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漢検1級 28-②に向けて  售賈 (漢検2準拠) 

2016年10月20日 | 漢検1級高得点獲得のためには
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検2辞典の悉皆調査・・・やっと1300頁まで到達・・・なんとか、間に合いそうだ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●「漢検2辞典の悉皆調査」中の中から、適宜、ご案内しています。
●余裕のある方のみ、ご覧いただければ幸いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検2掲載
「 ①う(売)る。うれる。「售賈(シュウコ)

・なんと、いつもの4辞典調べても、この熟語の掲載ナシ・・・「售」のほうでは・・・。「賈」のほうでは未調査(ーー;)

・漢検2辞典の「シュウ“コ”」を信じるなら、「賈(コ)」は「うる、かう、あきない、商人、商店」とかの意味だと思うので、「売り手」とか「販売店」とか「売買(するところ)」とかの意味になるのかも・・・
・「賈(カ)」読みとすると「ねだん、価(あたい)」の意味なので、「売値」とか「売価」の意味になるはず・・・

・以前の記事にも書いたと思いますが、論語だったか孔子のことばの中で「善賈」を「ゼンコ」と読むか「ゼンカ」とよむかで、「良い商人」か「良い値段」となるか、解釈が異なるのと同じ問題・・・

・一応、漢検2辞典を信用するとすれば、「売り手」とか「売買」のほうの意味になるんだろう・・・

👍👍👍 🐒 👍👍👍 お手持ちの辞典などで掲載されているものがあったら、教えてほしいところです 👍👍👍


コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする