人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

元社員の葬儀

2019年06月23日 | 日々闘病日記

ようこそ

昨日は、元社員の女性が亡くなり、告別式に参列した。私は、この会社を引き継いで9年目を迎えているが、着任した当時に厨房で働いていた女性が亡くなった彼女だ。30年の勤続であったと聞いているが、その当時60少しの年齢であった。体調の事も有り、その後1年ほど一緒に仕事をした後に退職された。温厚で穏やかな性格の人で、好感をもっていたので残念だ。

自宅も会社から徒歩で5分くらいで、退職後もすれ違う事もあり、挨拶は交換していたが、御主人で喪主の方の話を聞くと、2年前に脳こうそくで倒れられ、手術の結果、脳腫瘍も見つかったそうで、その後は自宅で寝たきりの生活だったと聞いた。最近では意識も無く、話す事も出来なかった様である。

遺影の写真は、一緒に仕事をしていた当時と同じで、笑顔の穏やかな顔であった。子供さんや孫さんと一緒の写真も何枚か見せてもらったが、人柄が忍ばれる写真ばかりだ。

どうりで最近は見かけないと思っていたが、大変な事が起きていた事に驚いた。73歳で生涯を閉じられた。ご冥福をお祈りします。

どうしようも無い事ではあるが、異変は突然にやってくる。不運としか言いようがないが、かと言って余命が分かっている方が良いかと言えば、分からないから生きていられると言う事もある。

御主人に当時の仕事の話をして、自宅での看病の事も伺った。さぞかし大変なご苦労が有った事だろう。勿論悲しく寂しい事では有るが、御主人も看病疲れで少しは肩の荷も下りたのではないだろうか。苦悩が見て取れる表情であった。

私は、余命の宣告を受けた事は無いが、突然に3度のガンの告知を受け、「もうダメかも知れない」と何度思った事か・・・・・・まだ、4か所目のガンの疑いは完全には晴れていないが、人間慣れると言う事が有る。普段は意識する事も無く、穏やかな日々を送っている。もし、「ガンで有ったら手術をしたらいい」とさえ思える心境である。人生を諦めてしまった訳ではないが、少しは強くなったのかも知れない。

葬儀も終わり、昨夜は豊岡商工会議所青年部OB会の総会と慰労会に参加した。OB会は総勢60人だが、今回の参加者は30名で半分の出席となった。事業主の集まりなので、会話も仕事の事も多く参考になる。青年部は42歳で定年となるので、43歳からはOB会となが、私は参加者の中では年長の方であり、何時も乾杯の挨拶をさせてもらっている。豊岡市も人口が減少し、売り上げの確保が大変な様子である。ある事業者の後輩が、「学校に商品を卸しているが、30年前の半分になりました」と言っていたが、本当に現実を実感する話であった。

私は、来月には64歳を迎えるが、最初のガンの告知から4年。今もこうして元気に穏やかな日々を送っているが、当時は現在の今を想像すら出来ない心境であったことを思い出す。

お世話になった人々に改めて感謝する日々である。

では又ね

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