人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

集団検診

2019年02月21日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

昨日は、銀行の紹介で、中小企業の個別相談会に誘われて、経営相談に伺った。どんな業種でも、進化させないと衰退する事を知らされた。時代の変化のスピードも速く、私では追いつけないが、頑張るしか生き残る方法は無い。幸い大病を患った割には日々を元気に過ごしているが、頭の回転が追いつかない。

「古き良き時代」など、とっくに過ぎ去り、何処の会社も大変らしい。私の会社は、給食弁当や料理を宅配する会社だが、飲食業も含めて全体的に厳しい業界らしい。大手のチェーン店も苦戦が続いていると言う。

お客様は大切であるが、社員はもっと大切な存在だ。何としてでも守りきらねばならない。

そんな中、夕べは葬儀の料理を納品して、帰宅すると市民福祉課より健康診断の案内が届いていた。ガンの健康診断の案内だ。私は定期健診で、泌尿器系や呼吸器系の検査は受けているので、ここ数年は受診して居なかったが、最近は池江選手など有名人のガンの告知報道が、大きく取り上げられているので、久々に消化器系のガン検診を受けてみようかと思っている。

体調は良いのだが、ガン体質かも知れないので、この機会に検査をしてみようと思っている。体調が良い時には「早期発見、早期治療」怠り、疎かにしがちであるので、この機会に受診してみようと思っている。

日本人の平均寿命は、既に男性も女性も80歳を超えているが、健康寿命は約7年程短くなっている。長生きしても健康でないと、寝たきりの長生きは、家族にも迷惑を掛けてしまうし自分も辛い。私自身は、平均寿命まで生きているとは思っていないが、寝たきりの生活だけは御免被りたいものだ

数日前の葬儀の料理を配達していた時の事。なんと40代の男性の葬儀で、参列者の皆様の涙顔を見ても悲しみの大きさが伺える。死因はガンとの事で、喪主様の挨拶からも悲しみが伝わって来る。他人事とは言え、自分を当時を思い出しても、気の毒としか言いようがない。

皆さん健康診断は、必ず受けましょう。健康寿命の時間の長さが、幸せな人生ですね。

では又ね

↓ランキング

カニ料理 兵庫城崎温泉おすすめの/Kinosaki Spa&Garden 湯楽


励ましに感謝します

2019年02月16日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

今日は、地元の方より励ましのコメントを頂きました。私も体験者とは言え、症状や進行具合、年齢等もあり、軽々しく治療の事は言える立場にはありません。

ただ根拠のない励ましや治療方法、ましてや宗教まで押しつけられては、当事者は無下に断れず辛い事もあると思います。

今現在、私はこうして元気に日々を過ごしていますので、これまでの自分自身の選択に満足をして、治療に当たっていただいた関係者の皆様に感謝をしていますが、結果によっては不満を漏らしていたかも知れませんので、一概には言えませんが、ガン患者は孤独です。死の恐怖なのか治療の恐怖なのかは分かりませんが、おそらく前者であろうかと思います。

手術後の治療の辛さの為に死にたいと思った事も一度や二度では無かった様に記憶しています。頑張っていない患者などいません。追い打ちをかけるような「頑張れ」や「大丈夫だ」本人が一番頑張って生きようとしていると思います。

ガン患者を体験して「もっと大きな病院で診てもらったら」と言う言葉を何度聞いた事でしょう。確かに設備面では整っているかも知れませんが、大病院が良いのではなく、担当医本人の技量の問題では無いでしょうかそれを言うなら「何々病院の誰々医師」と言うのが正しいかも知れません。

いずれにしても、患者やご家族のお話を聞く側に回り、励ましや治療方法などには触れないほうが宜しいのではないでしょうか

この病は、今後も転移や再発の可能性が有り、私もまだ当分は検査が続きますが、一日たりとも忘れた事はありません

来月は、豊岡病院の泌尿器科で膀胱がんと前立腺がんの精密検査を受ける事になっています。再来月には兵庫医科大学病院の呼吸器外科で検査が予定されています。

主治医の「大丈夫です。異常なし」の一言に救われます。今では定期健診は、私のお守りになっています。

機会が有れば、会社方にお立ち寄りください。楽しみにお待ちしています。

では又ね

↓ランキング

カニ料理 兵庫城崎温泉おすすめの/Kinosaki Spa&Garden 湯楽


ありがたい事です

2019年02月10日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

私の闘病生活も最初の膀胱ガン手術から4年目を迎えようとしている。今では当時、膀胱ガン、前立腺ガン、悪性胸膜中皮腫と3箇所のガンを患い、4度の手術と12度の抗がん剤治療を受けたとは思えない位に回復し、元気に仕事に勤しんでいる。

最近は仕事も忙しく社員の皆さんも少しお疲れ気味の様だが、私は至って元気だ人手不足も有り、最近は妻も毎日応援に駆け付け、夫婦で納品に出かける日々を送っている。ありがたい事である。

とは言えガン患者である事に違いはない。先日は社内で仕事中にストーマが外れて、おしっこが漏れて下着やズボンを濡らしてしまった。たまたま社内であったので、直ぐに交換して事無きを得たが、外出時であれば大変である。そんな事もあり、常に予備を持ち歩き会社と家にはストーマの予備を備えている。

こんな時は、改めて身体の不具合を思い知らされる。これが身体障害4級の実態であるそれから、中皮腫の肺の手術で肋骨を切り取っているので、右肩が下がり常に右胸に痺れを感じる。右腕の重さが怠さを感じさせるそうだ。一時は三角巾で右腕を吊っていた事もあったが、大袈裟に見えるので、今は付けていないが本当は付けていると楽である。これも生涯治る事のない後遺症だ。

幸い最近は忙しい事も有り、それらを忘れる位に意欲的に頑張っているが、色々なガン患者の話を聞くたびに、本当に運がよく奇跡的とも思える日々を送っている。3月と4月には、少し大がかりな精密検査が予定されているが、自分の身体であるので、体調は自分が一番よく理解している。一か月ほど、むかつきが有り食欲が落ちて、少し体重が減ったが、今の体重が一番合っているように感じる。

仕事中心の毎日だが、多くの人にも頼られて、私は幸せ者だと思っている。これも周りの関係する人々のお陰と感謝している。仕事は、悩みでもあり楽しみでもある。これが元気の源かも知れないと思っている。

今日もこれから東西南北に料理の納品に出かける予定だ。忙しい一日になりそうだ。午後からは妻も応援に駆け付ける予定だ。仕事柄、社員の皆さんは朝が早いので、夜の仕事は私達夫婦が担当している。少しでも社員の皆さんが早く退社出来る様にとの思いからだ、

幸い最近は、同居している義母も元気を取り戻し、自分の事は自分で出来るまでに回復してくれた。これで妻も家を留守にしても大丈夫だ。隣に住む長男の嫁にもお願いしているので、様子を見に来てくれるので安心している。

日に日に日も長くなり、もう少しで春を迎える。「頑張らねば」と思う今日この頃である。

では又ね

↓ランキング

カニ料理 兵庫城崎温泉おすすめの/Kinosaki Spa&Garden 湯楽


社員の親族に

2019年02月04日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

昨日は、男性社員から相談を受けた。なんと親族に肝臓ガンが見つかり、更に転移していて手術も困難らしい。現在も入院中とのことだが、緩和ケアの方向で連絡を受けたとの事であった。社員は30代だが、彼の奥さんの父親で一時は同居していた間柄。一時期は別居していたが、今回の件で再び同居すると言う。

余命宣告を受けて、後一年との報告を受けたらしい。まだ、60代で私と同世代である。

相談は、セカンドオピニオンの件と今後の接し方についての相談であった。私も経験者ではあるが、軽々しく他の病院や先生、治療方法を口にする事は出来ない。あくまで私の体験として話はしたが、やはり主治医と相談して決める事が大切だ。体験者とは言え、私は素人で何の知識も無い。

ただ、接し方については、体験者として「励ましより寄り添い」と言う事は伝えたつもりだ。

ある芸能人の奥さまが、末期ガンで一時退院をされたときに、御主人が気遣って焼肉を食べに誘い、「美味しいだろう」「最高だろう」と問いかけたらしい。患者である奥さまは、同調するように「美味しいわね」と答えたそうだ。また、ある日には日帰り旅行に連れ出して気分転換をさせようとしたようで、笑顔のポーズを作り、何度も写真を撮ったそうだが、その後に彼女は亡くなり、後日の遺品整理で当時の事を日記にしたためたノートが見つかったと言う。

そこには、味覚障害にも関わらず焼肉を「美味しい」と言わなければならなかった辛さや、日帰り旅行のチーズのポーズには、しんどくて耐えられなかったと書かれていたと言う。

重篤な患者は、非日常を好んでいる訳では無い。これまで通りの日常生活を自宅で過ごしたいのだ。

これを読んだ主人は大いに反省し、自責の念に駆られたと言う。患者も介護者もお互いが、病気になってしまうのが、ガンと言う病の恐ろしさである。

重篤な患者は、健常者が思うような事を望んでいる訳では無い。気持ちは理解しているが、やはり孤独である。普段の何気ない生活をしたいだけなのである。激励によって励まされる人も有るかもしれないが、やはり「寄り添う」思いが一番ではないかと思う。私自身が、そうであったように患者は孤独で、病を代わってもらう事は出来ないのだ。どんな励ましも嫌味に感じてしまうものである。

人間は誰しも最後は孤独で一人である。変な気遣いのお見舞いや介護は、かえって迷惑になる事が多い。

相談を受けた彼には、こんな話位しか出来なかったが、自分の体験は一から話したつもりだ。病院選びや治療方法のアドバイスは、私には軽々とは話せない。責任が持てないからである。

穏やかな日々を過ごされる事を祈るばかりである。

では又ね

↓ランキング

カニ料理 兵庫城崎温泉おすすめの/Kinosaki Spa&Garden 湯楽