人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

ショーケンが亡くなりました

2019年03月29日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

以前にブログに投函した取引先の女性社員のお母さんが、69歳の若さで亡くなった。私の闘病もご存じだったので、よく相談もされたが、ご冥福をお祈りします。

また、本日の報道で俳優で歌手の「ショーケン」こと萩原健一さんが、消化管間質腫瘍の為に長い闘病生活の末に亡くなったと言う。私は何の面識もないが、私達の世代では少しヤンチャで不良ぽい立ち振る舞いが、一世を風靡した。実社会でも数々のトラブルも有った様に聞くが、飾り気のない生きざまに共感したアァンも多かっただろう。ご冥福をお祈りします。

最近の私のブログは、お悔やみ事が多くなったと自分でも感じている。それは、私がガンと言う病の体験者で有り、この病の性格上、転移や再発が発生し、多くの患者が亡くなっている事と関係している。以前なら見聞きしても、それほど意識をする事も無かったが、体験してみて改めて、多くの身近な人がガンと言う病で亡くなっている事に気付かされたからである。

私自身も元気に日々を過ごしているとは言え、一日たりともガンの転移や再発の怖さを忘れる日は無い。膀胱、前立腺、肺と3か所にガンを患い、手術により摘出した経過があるが、こうして元気に過ごせるのは、偶然だが転移や再発では無く、3か所それぞれが独立して発生したガンで有った為に、こうして生活して日々を過ごしている。

しかし、この度4か所目となる胆嚢ガンの疑いが出て、現在の診察経過では、豊岡病院の掛かりつけ医の泌尿器科の先生の診断は、ガンの疑いがあるとの事。「転移か再発か単独かは生体検査をしてみないと分からない。」との事。一方の泌尿器科から紹介状を書いてもらった同院の外科の先生の診断は「ガンの疑いは35%くらいです」との診断であった。

私自身は、慣れてしまったのか不安や怖さも無く、平常心で次の検査を待っている状況で、日々の生活に変化はない。「習うより慣れろ」のことわざ通り、慣れとは恐ろしいものである。

「転移が有るとすれば泌尿器の膀胱がんや前立腺がんからの転移は考えにくいので、もし、あるとすると中皮腫からの転移ではないか。と言う事で、中皮腫の手術や治療を受けた兵庫医科大学病院と相談しながら進めます。」との事。

早速に来週は、豊岡病院の泌尿器科と兵庫医科大の呼吸器外科を受診する事が決まっている。

最近の私のブログにお悔やみが多いのは、これらの事が意識的に書かせていると思われる。ガンと言う病は、手術も怖いし術後の辛さや苦しみ、死の恐怖など体験した者しか知れ得ない。また、引き続いて定期検査も5年間続く。医療費もバカに出来ないほど掛かる。

皆さん、ガンを甘く見ないで「早期検診、早期発見、早期治療」に努めましょう。私のブログはいい加減だが、この事だけは体験者として強くお願いしたい。絶対にガンで死なない為にも・・・・・・

闘病中の患者の皆さんも健常者の皆さんも、身体には気を付けましょう。

では又ね

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亡くなりました

2019年03月25日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

先日、ブログに書きましたが、社員の義父が今朝早くに亡くなりました。豊岡病院に入院していた様ですが、治療の術が無く、緩和治療と言う事で自宅に帰っての療養と聞いていた。

末期がんで余命宣告を受けていて、義父との接し方を教えてほしいと社員本人からの申し出が有り、私なりの経験を伝え、その後の容体も聞きながら案じていたが、今日の出勤後の午前6時30分ごろに心肺停止との連絡が入ったようだ。

私は、昨日の料理の回収に出かけていた為に、7時30分ごろに帰社したところ、亡くなったと店長から伝え聞いた。社員も緊急に退社させたようで、詳しくは分からないが、まだ60代の若さである。

私も同年代で、同じ病を経験しているので、会った事は無いが気になっていた。改めてガンと言う病の怖さを知る事となってしまった。ご冥福をお祈りします。

さて、昨日は取引先の葬儀社に料理の配達に出かけた。会食室に配膳して待っていると80代前後の女性が喪主で、どうやらご主人が亡くなられたようである。気丈に挨拶をされていたが、痛々しく見える。

それと言うのも、年長者の女性には失礼であるが、彼女は移動式の吸入器を持ち歩き、酸素吸入のチューブが、鼻に繋がれている。気になって声を掛けてみると肺がんを患われて、片肺との事であった。「私の方が先に逝くと思っていたのですが・・・・」との事であった。

私も自分自身の体験を話すと、「お仕事をされても大丈夫ですか」と心配されてしまった。人生は長ければ良いと言うものでもないが、健康寿命は長いに越した事は無い。仕事柄こんな場面によく出くわすが、私も気を付けなければ・・・・・・ご冥福をお祈りします。

私も来週は、胆嚢と中皮腫の検査の為に豊岡病院と兵庫医科大学病院を受診する事になっている。何とか無事を祈りたい気持ちである。

闘病中の患者の皆さんも健常者の皆さんも、身体には気を付けましょう。

では又ね

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胆嚢の検査に行ってきました。

2019年03月18日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

今日は、朝一番の予約で豊岡病院の泌尿器科を受診した。胆嚢ガンの今後の治療方針の関係から、前回の定期健診から1週間目の早さである。病院内で相談していただいた結果は、4月3日の兵庫医科大の定期健診に合わせて、豊岡病院のデーターを送り検査してもらう為であるが、泌尿器の関係の転移は考えにくく、腹膜への転移なら中皮腫からの転移の可能性の方が高いと判断されたようである。

私は、豊岡病院での治療を希望した為に、兵庫医大へのデーターは送り報告するが、胆嚢は泌尿器科の担当では無い為に、院内の外科の紹介状を書いていただき、早速に外科を受診する事となった。

当日予約だったので、順番が定かではないので、一緒に付き添ってくれた妻には、取りあえず娘の家で待機してもらう事にした。すると、待つこと30分ほどで名前を呼ばれ、診察室に入ると泌尿器科の主治医である白波瀬先生からの紹介状が届いていた。外科の主治医は内田先生で、穏やかそうな40代から50代くらいの安心感のある先生だ。

内田先生の説明では、「過去の2015年と2016年、2018年 先週のとそれぞれのCT画像を比較して、以前も確かに腫瘍はあるが、胆嚢からは少し離れていて、脂肪のようにも見えるが、先週のCT画像を見ると、確かに胆嚢と重なっていて疑わしさはある。」と言う事で、今日もCT検査を受ける事になった。

優先していただいたのか、CT検査も多くの患者が居る中で、優先的に読んでいただいた様な気がする。早速CT検査を受け、外科の診察室に戻ったが、待つこと30分位で、またも優先的と思われる速さで名前を呼ばれた。妻には、CT検査が終わった時点で連絡を入れていたので、一緒に検査結果を聞くことが出来た。

やはり今回も前回と同じく、胆嚢と腫瘍が重なっているが、胆嚢の外側で「良性の腫瘍の可能性が高いが、継続検査をしましょう。良性度65% 疑わし度35%と言う説明であったが、少し安堵した。

検査も含めて入院の事も考えていたからだが、まずは良かった。良かった。

皆さん心配してくれていたので、早速にラインで診察結果を報告した。

検査結果が確定した訳では無いが、次回は4月1日に泌尿器科、4月3日は兵庫医大と検診は続く。手帳も病院の予定で埋まってくる。仕事ならありがたいが・・・・・

しかし人間慣れとは恐ろしいものだ。こんな状態でありながら、平常心で昨夜も22時から熟睡である。ありがたい話ではないが・・・・・動揺して不眠が続くよりましに思える。

また、今日は高校の同級生のお母さんが92歳で亡くなり、仕事を頂いた。病院で葬儀に参列できなかったが、香典は届けてもらったので、まずはお悔やみ申し上げます。

では又ね

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知人の母親が・・・

2019年03月16日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

今日は、取引先に料理の納品に出かけた。久しぶりに顔見知りの女性で、気軽に話し合える人に出会ったところが最近は顔を見かけなかったので、「退職したのかなぁ」と思って、同僚の方に以前に聞いてみると、都合で少し休んでいると聞いた。

彼女は、40歳位の女性だが、数か月前に母親が体調が悪く、尼崎の病院に入院しているとは聞いていたので、思い切って聞いてみた。彼女も私がガンの闘病生活を送っている事は知っているので、比較的話しやすい関係でもあったからだ。

たまたま二人になったので「久しぶりですが、お母さんの関係で休んでいたのか」と尋ねると「そうです。もう末期で尼崎から連れて帰りました」との事。「病名は、悪性リンパ腫で当初は、豊岡病院から尼崎の病院を紹介されて治療に専念していましたが・・・」と。だんだん涙声になり、涙を流すまでに・・・・

「いや私も今度の検診で4箇所目のガンである胆嚢ガンが見つかり、おそらく手術になると思います」と答えた。白血病やリンパ腫は手術が出来ずに抗がん剤治療しか方法が無い事も経験から知っていたが、もう末期で家に帰りたいと言うので連れて帰ったそうです。今後は地元の豊岡病院に戻り治療を続けられるようだが、本人の希望も有って入院はしないとの事だ。

どんなふうに接したら良いか分からずに「接し方を教えてください」と尋ねられた。私は看病する方ではなく看病してもらう方なので参考までにと言う事で思いを伝えた。

重篤な患者は、「頑張れ、頑張れ」などの過剰な励ましや「大丈夫、きっと治るから」などの自分勝手な希望や憶測を軽く言わずに「寄り添うきもち、理解する気持ちが一番大切です。」と答えた。自分勝手にパソコンで調べて、「こんな病院もあるし、こんな漢方薬や代替え療法、先進医療もあるし」なども好ましくないと思う。患者本人は、主治医の先生を信頼しているので、主治医や看護師、病院の悪口を言われる事を快く思わない。

私は、普段通りに接して、余り先の希望的な話は慎み、患者が「今日は寒いなぁ」と言えば、「うん、今日は寒いなぁ」「今日は天気がいいなぁ」と言えば「そうだな、天気が良くて気持ちがいいなぁ」と返す。「仕事の方は大丈夫か」と聞かれれば「今日は仕事は大丈夫」答える。「私は、患者側から、こんな対応が、一番安心で居心地が良いのでは。特別な事を望んでいないので、普段の日常が一番だ」と答えた。

「そうですか、分かりました。少し励ましたり喜びそうな事を見つけようと必死になっていたかも知れません。ありがとうございます。専務もお体に気を付けて下さい。こんなところに仕事に来ても大丈夫ですか」と言われてしまった。「大丈夫、私は不死身だから」と答えた。

涙をぬぐいながら話す彼女の気持ちはよく分かり、私も話に息づまる。「御年は」と聞くと「69歳です」との事だ。近くに兄弟が2人居るので交代で看病すると言う。皆さん独身と言う事も有り、看病しやすい環境にはあるらしい。

月曜日には、豊岡病院に連れて行くらしいが、本当にお気の毒だ。私は、62歳の母親をガンで亡くした話や半年間に及ぶ付き添い看病の話も聞いてもらった。「専務の話は、当事者だけに説得力がありますね」と言われたが、喜んでよいのか、同情しなければならないのか・・・・・・

一日でも健康寿命が続くことをお祈りします。

では又ね

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掛かりつけ医を受診

2019年03月15日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

昨日は、何時もの定期検査り為に掛かりつけ医の田中クリニックを受診した。このクリニックは、一番最初の膀胱がんの発見の立役者の主治医で、今でも信頼している先生である。

普段の定期健診は、高血圧症の検査だが、先のインフルエンザやピロリ菌の除去治療など大変お世話になっている。

早速に新たに胆嚢ガンが新たに見つかった事を報告すると、何と先生のお母様も胆嚢ガンを経験されていた。このガンは抗がん剤治療や放射線治療は、あまり効果が無く摘出する手術しか治療方法は無いと言う。余り多くないガンの種類で、実証実験も進んでいない様である。

数あるガンの中でも終末期が比較的穏やかなガンだと言う。普段の生活も大きな影響は少なく、発見の遅れるがんと言う。

振り返ってみると、長年の会社経営でお金が無い事の苦しみと、病に侵される苦しみは別格である。幸い会社経営は無難に乗り越えてきたが、病気だけは自分の努力だけでは、どうにもならない。

還暦を迎えるまでは、骨折などの大きな怪我は体験したが、一度も入院や手術を行った事が無いのが私の自慢であったが、人生何が起こるか分からない。還暦を過ぎてからは、ブログに書いた通りの闘病生活を送っている。最近では、完治したかと自覚するほど体調も良く、周りの人からもビックリされるほど元気に回復していた。がしかし、そんなに甘くはない事を今回の胆嚢ガンで思い知った。これがガンと言う病の怖さなのか

二人に一人が、ガンになる時代とは聞いていたが、僅か4年間で4箇所のガンに侵されるとは・・・・・参った、参った参っていても仕方がないので、前向きに治療を受けて必ず復帰したいと思っている。

私には、まだやり残した仕事が残っている。何としても成し遂げなくては、後に続く息子たちが困ってしまう。しかし、これがガン克服の大きな原動力になっているかも知れないとも思っている。

数日後には、今後の治療方針も決まると思うが、ここまで来たら恐れるものは何もない。一度は生きる事を諦めた人間である。何とかなるだろうと信じている。頼むよ運命の神様

それにしても多くの人がガンと言う病で苦しんでいる。自分が体験するまでは分からなかったが、改めて闘病生活に苦しんでいる患者の多さに驚いている。

これだけガンを体験すると、残されたガンは大腸がんと胃がん、喉頭がんくらいしか残されていない。何とも不気味な身体だと自分でも思う。今後は何が起こるか・・・・・

では又ね

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