人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

西郷輝彦さんが亡くなった

2022年02月21日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

今日のネットで、西郷輝彦さんが、前立腺がんで亡くなったと知った。6年目にして再発して、骨に転移していたと聞いた。た。

私も6年前に膀胱がんが見つかり手術を受けたが、全摘手術では無かったが、ガンの浸潤が深くて取り除く事が出来なかったために、改めて2回目の手術をすることになったが、一回目の手術の経過の中で、前立腺にもガンが見つかり、結局は2回目のの手術で膀胱、前立腺、尿道、精嚢などを全摘出する事になった。

それは、4月の桜の咲くころだったので、正確には5年10か月が経過した事になる。術後の検査も当初は毎月、一年後からは3か月に一度となり、3年後からは半年に一度、5年目を過ぎてからは1年に一度の検査となり、来月の3月には久しぶりの検査となっている。現在は、再発も転移も見つかっていないが、今日の報道を見て驚いている。

当時、全摘出手術でも、少しでも取り残すと再発や転移があると主治医から説明を受け、この様な大掛かりな2回目の手術となった。

膀胱の代役として、腸を切り取りお腹に組み込み、ストーマと呼ばれる器具をお腹に取り付けて、そこから排尿している。正確には、排尿と言うより垂れ流しと言った方が正確だ。死ぬより良いとは思うが、以来の日常生活では不便を強いられている。

こんな私は、その一年後には、アスベストと有名な悪性胸膜中脾腫と言う肺がんにも襲われる事となった。

2回目の手術により、尿意も感じなければ、自動的にお腹にぶら下げているストーマから繋がっている袋に垂れ流す。こうして書いている最中でも、意識せずとも自動的に垂れ流れる。この袋は、通常の生活では約3時間で、ほぼ一杯になりトイレで袋から排出する。勿論、尿意を感じないので、常に袋の状態を気にしなくてはならない。立っている時は、重さで大体は分かるようになったが、椅子に座っていると重さが分からずに、いつの間にか満タンと言う事も日常茶飯事だ。

また、ストーマは4日位で交換する必要があり、私の住む兵庫県豊岡市では、補助金も出て大変助かっているが、当時一緒に入院していた患者さんの市では、補助金は出ないと聞いた。このような事は、自治体では無く国レベルで一考いただければありがたい。

膀胱がんの前兆は2年くらい前より、頻尿が日に日に激しくなり、かかりつけ医に駆け込んだところ、地元の豊岡病院を紹介されたと言う経過で有る 今でも感謝しているが、このお悔やみの報道には大きなショックを受けた

皆さんお大事にまた、宣告されるまでの経過を書きますので、ご参考になればと思います。

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大変でした

2022年02月15日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

平穏な日々を過ごしている。少し気になるのは、昨年10月に手術したヘルニアだが、やはり少し違和感があり、気にしながらの生活である。

「大変でした」と書いたのは、今朝の明け方の事。私はベットが嫌いで、畳にマットと布団を敷いて寝ているのだが、5時ごろに異変を感じて目が覚めた。何とストーマが外れておしっこが漏れていた。6年間の間に本能的に感じ取れるようになり、異変が起きると目が覚める。

ストーマを付けている人には理解していただけると思うが、普段は1000ミリリットルほど入る袋をお腹に付けているが、夜は満タンになるので、このストーマに延長の管を繋いで満タンになっても受け皿となるように、大きな袋に繋いでいる。普段は約3時間で満タンになり排出するのだが、飲料の量やコーヒーなどを飲むと2時間と持たない。

この夜間用の大きな袋は10時間でも大丈夫なので、普段は気にすることも無く熟睡しているが、やはりトラウマになっているのか、異変には敏感に反応する。

と言う訳で、夜の就寝時には、お腹のストーマは空で管の役割をしているので、常にお腹のストーマから延長の管を通って大きな袋垂れ流して貯めている。

異変に気付いたのは、パジャマや下着が濡れて冷たくて目が覚めたと言う訳である。

しかし、大半は大きな袋に貯めているので、大量に漏れる事はないので、布団や畳に漏れる事は無い。新たに排出されたおしっこの分だけなので、量は僅かでは在るが冷たさを感じる。感じなければ、その後は垂れ流し状態になるので、やはり長年の慣れで目が覚めた。

直ぐに確認をして、隣で寝ている妻を起こし、見てもらうとお腹に張り付けたストーマのベースは大丈夫なようで、取り換える事も無く、袋をはめ直しをして対処してもらった。パジャマや下着を交換してもらったが、既に6時前。再び眠る時間も無いので、そのまま起床した。

寝ていて無意識のうちに寝返りや、動いてベースが引っ張られて剥がれる事は、年に5回くらいは有る。特に夏場は汗ばみ、貼り付けが弱くなるので剥がれやすい。1年365日、このストーマから解放されることは無いが、考えようでは寒い中の夜中のトイレも大変なので、「まぁーいいか」と思っているが、世話をしてくれる妻にはすまないと思っている

もう以前に戻る事は無いので、そう思うより仕方が無いと言った方が正解である。誰が悪い訳でもなく、自分がガンになったのが不運と言う事である。

私は膀胱の代わりのストーマだが、大腸がんになると大便のストーマを付ける必要があり、処理も大変になると聞いた。

一般的には、おへその右側が膀胱用のストーマで、左側が大腸の代わりのストーマと聞いた。いずにしても不便であるが、ガンは感染症では無く誰にも責任は無い。ただ不運である。

こうして生きている事だけでも感謝しなくては、ありがたい事である。

ガンと言う病は、転移や再発の不安もあるが、後遺症も残り身体障害者に認定されることも少なくない。厄介な病である防ぎようがないので、異変を感じたら躊躇わずに「早期発見、早期治療」を心がけましょう。

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