人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

兵庫医科大学病院を受診しました

2020年06月18日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

昨日は、3か月ぶりに西宮にある兵庫医科大学病院の定期検査を受診した。悪性胸膜中皮腫という恐ろしいガンの手術を受けた、私にとっては恩人の教授の在籍される病院だ。

同じ兵庫県とは言え、私の所からは約3時間かかる。往復6時間の移動であるが、少しの不安も取り除きたい思いも有り、定期健診は好んで受診している。

昨日も何時もの様に会社に出勤して、約1時間の事務作業の後に妻の迎えの車に乗り込み10時に会社を出発した。途中の高速のトイレ休憩を1回取って、13時に目的地の兵庫医大に到着。膀胱がんの手術の為に尿路変更という手術の為に、ストーマを装着しているのだが、容量が3時間はもたない為であるが、不便である。元気になると不満も増える。精進しなくては。

早速に受付を終えて、最初に向かったのは、血液検査である。コロナの関係か普段より患者に少ないように感じられた。順番は直ぐに回ってきた。3本の容器に採血を保管して検査をしていただく。

その後に別棟の地下一階にあるレントゲン室でのCT検査に挑んだ。ここは、やはり入院患者の検査も有る為に少し混雑している。待つこと約1時間ようやく順番が回ってきた。今日は、この二つの検査だけで、後は問診を待つだけであるが、検査結果に少し時間がかかるので、昼食を取る事にした。

振り返ってみると、もう何度この病院を訪れた事か何時も妻を始め、家族や親せきが結果を心配していてくれる。何ともありがたい事と感謝している。

悪性胸膜中皮腫と言うガンは、極めて生存率の低いガンであるので、往復6時間もかかる病院であるが、一度も嫌になった事は無い。元気に過ごしているとは言え、日々不安を抱えながらの生活である為に、むしろ楽しみなくらいである。

呼吸器外科の待合室で、待つこと約30分。いよいよ私の番号が表示された。この待合室は、呼吸器外科で有る為に、待っている人の会話もほとんどが、やはり肺癌に関する会話だ。私の様に定期検査の患者。これから手術を受けるであろう患者。初診の患者など様々であるが、重篤な患者で有る事は間違いない。診察室に入ると、何時もの先生の笑顔が飛び込んできた。

やはり主治医である教授の笑顔は、何物にも代えがたい安心感がある。会えるだけで大満足である。何といっても中皮腫の日本を代表する名医であり、私の命の恩人でもあるからだ。その名は「長谷川誠紀 兵庫医科大学主任教授」だ。

私・・・先生は、テレビなどでもよく拝見しますが、日本の名医ですよね

先生・・・いゃぁ、治療実績だけは日本一ですが・・・・

私・・・ところで私は、ステージで言うとどの段階でしたか

先生・・・ステージ1です。

私・・・ステージ1は、中皮腫の発病の段階ですか

先生・・・発病の段階では無く、発病していて初期段階と言う事です。

私・・・中皮腫は発病までに、30年、40年といわれていますが、私が未だに見つかっていなければ、それなりに生活出来ていたのでしょうか

先生・・・発病してからの進行は早いですから、発病後の1年が勝負です。未だに発見した時点で手遅れの患者様も相変わらず多いのが現状です。非常に怖い危険なガンです。ステージ3くらいになると、年齢にもよりますが手術をしても非常に危険な状態です。肺がんとは全く違います。転移も早いです。

私・・・そうですか。私は発見が早かったと言う事ですか

先生・・・あの段階のCTで、豊岡病院の先生が、疑われたことが幸いしたと思います。あの段階で、疑われる先生と疑われない先生との差は大きいと感じますが、疑われなかったとしても医療責任と言うほどのミスではありません。

私・・・肺自体の機能はいかがですか

先生・・・肺自体の機能も回復していて、健常者と同じとは言えませんが、容量が大きくなっていますので、息の上がるのは少し早いかも知れませんが、問題はありません。

私・・・裸になって、手術痕を鏡で見る事がありますが、こんなに大きな手術痕でもお陰様で、日常生活に困る事はありませんので、ありがたく感謝しています。

先生・・・回復力もすごかったですね。術後一週間くらいで、術前に近い状態に回復されていましたから。しかし、亡くなる患者様も多いのが現実です。伊藤さんは、数少ない患者の一人です。次回は、9月と12月頃にしましょう。

など検査結果を伺いながら、世間話に興じた。「何度でも、何回でも受診します」との思いであった。

私は、地元 豊岡病院での発見から、この兵庫医科大学病院の長谷川教授を紹介され、現在に至っているが、決して兵庫医科大の回し者ではない。全国から長谷川教授を頼って、患者が受診している。私は、責任は取れないが、同じ病で苦しんでいる患者様が居れば、一度セカンドオピニオンと言う方法で、紹介状を書いていただくのも良い事であると思います。あくまで私の思いで、私は医療従事者ではありませんので、責任は取れません。あくまで自己責任で、お願いします。ホームページをご覧になると、長谷川教授のページやデーターが閲覧できます。関西圏の方はご存じでしょうが、阪神タイガースのホームグランドで、全国高校野球の聖地でもある甲子園球場の近くです。新幹線では新大阪駅、伊丹空港、神戸空港などが近くにあります。

今日も無事に検査合格やはり、帰り道での車中での会話も弾みます。妻から「私より長生きするかも」などと、皮肉を言われながらの帰路であった。

皆さん、何時もご心配をお掛けしますが、今日も元気です。応援ありがとうございます。患者様もどうぞお大事に奇跡も有る事を願っています。

では又ね

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熱ッ熱ッ

2020年06月12日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

私の会社は、料理を販売している為に、夏の暑さは食中毒の事も有り、料理の盛り付けなどにも気を使う。コロナと同じく、目に見えない敵との戦いである。細菌やウィルス、食材の腐敗などヒヤヒヤものである。

料理の盛り付け場には、10馬力のクーラーを2機設置しているが、それでも夏になると異常に暑くて気になっていた。そこで、エアコンの増設や隙間風を埋める工事の見積もりを取った。コロナの関係で、大きく落ち込んでいる訳では無いが、それでも厳しい状況が続いているが、背に腹は代えられない。

並行して、屋根の遮熱塗料の塗り替え工事の見積もりも取って見た所、数百万円との事。面積は342平方メートルだが、デコボコの波がある屋根なので、検索してみると1.7倍の塗り面積になると書いてある。580平方メートルの塗り面積とる計算だ。

これらは息子が依頼した見積もりだが、相談した結果、遮熱ペンキを購入して、自力で塗り替える事にした。下塗りと上塗りのペンキは合計60万円。

通常の仕事も有るので、手すきをみて5月30日から、店長を含め3人で行う事にした。予定は6月一杯と言う事で

まずは、下塗りのペンキから開始した。兵庫県豊岡市は、全国でも5本の指に入るくらいに暑い盆地である。この時期でも、気温は軽く30度を超える。ましてや屋根の上の暑さは、想像を絶する暑さである。暑さと言うよりも熱さと言った方が分かりやすい。目玉焼きが出来そうな熱さである。

暇を見つけては、空いている人から塗装した。3人でペットボトルのスポーツドリンクを一日に10本くらい飲み、熱中症にそなえた。もしもの事を考えて最長でも1時間、通常は45分塗っては休憩を取る。

下塗り1回と上塗り2回の合計3回塗り、6月10日に全て塗り終えた。皆さんお疲れ様でした。特に店長は女性であるにも関わらず、一生懸命に協力をしてくれました。毎日、汗でビチャビチャである。女性は日焼けにも注意が必要となるので大変だ目だし帽の状態での作業で、暑かったと思う

最高気温33度の日に、盛り付け場で温度測定をした。これまでに、あれだけ暑くムッとしていた室温が、大幅に改善され、社員からも「昨年までと全然違います」と言う事で、室温29度からエアコン1台を作動させ、30分後に計測すると24度まで下がっている。ヤレヤレ大成功

それにしても、私も大病しながらのペンキ塗りで、二人ほどの活躍は出来ないが、元気、元気である。これから先もこんな状態が続くのだろうか17日には兵庫医科大学病院の定期検査が待っているが、無事を祈るばかりである。最後の中皮腫の手術から3年半、最後の抗がん剤治療から3年が経過したが、このように元気に生活している。運が良かった。奇跡的な事が起きていると自分でも思っている。この闘病生活の5年間は何だったのだろう。「一度休憩して、第二の人生を送っては」とのお告げかも知れないと思うようにしている。

来週は、兵庫医科大の検診もあるが、抜歯して抜けた歯を補うために、ブリッジを架ける治療が始まる。元気な歯を削って、それに橋を架けて、抜けた歯を補うのである。

暑くなるとお腹のストーマの袋が、湯たんぽになり、あせもが発生て、かゆいの何の。かゆみと歯痛と熱さの大変な約2週間だった。

あぁぁ疲れた。疲れた。皆様もお元気にお過ごしくださいね

では又ね

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痛たたたた・・・・・

2020年06月11日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

二カ月ほど前から奥歯が少し痛んでいたが、辛抱できる範囲の事だったので、だましだまし生活をしていた。

よく考えてみると普段は人には「早期発見、早期治療」を勧めている私が、辛抱して歯医者に行かないことに違和感を感じた為に、掛かりつけの歯医者を一昨日に受診した。

レントゲンの結果は、左上の奥の親不知が虫歯になっていて、ぐらついていたのだ。初診にも関わらず「早速に抜歯しましょう」と言う事で、塗り薬の麻酔薬と内外から2本の麻酔の注射を打った。「少し痛みますが」と説明を受けたが、そこは過去に大きな手術を何度も経験しているの私の事で、不安は無かった。

麻酔の効果に数分待って、いよいよ抜歯の開始である。ゴリゴリ、ギュギュ、バリバリと治療の音が聞こえる。経過時間は分からないが、「抜けにくいなぁ」と先生の独り言が聞こえる。悪戦苦闘の末にギリギリと言う音と共に無事に成功。

しかし、口の中は血だらけである。吸引器で取り出しながら、ガーゼを当ててもらい終了。

ガンの治療は増えたとは言え、虫歯の治療に比べれば、数は少ない。抜歯の経験者多いと思うので、痛さと恐怖は理解していただける思うが、ガンの治療は経験者しか分からない恐怖がある。

自慢話ではないが、私の様に何度もガンの体験や手術、抗がん剤治療を体験した者からすれば、抜歯はかすり傷程度の事の様に感じられる。経験とは恐ろしいものである。

そして、帰り際に「以前に抜歯した歯の根っこが残っているので、これも次回に抜しましょう」との事で、今回の傷跡の様子によって、日にちを決める事になった。

そして、翌日に、前日の抜歯の傷口の回復状態を確認してもらう為に引き続き受診。なんと、「傷口は完全に塞がり、回復していますので、本日も別の一か所の抜歯をしましょう」と言う事になった。早いのはありがたいのだが、前日に引き続き抜歯する事になった。初めての経験である。

結局、前日と同じように麻酔を使い、同じようにギリギリ、ゴリゴリが始まった。これも無事に完了二日続けての抜歯となった。お陰で「もう、自分の歯が無くなってしまった」

「たかが虫歯、されど虫歯」いずれにしても治療は痛いし怖いし大変です。

明日は、その後の検査日と決まり、受診する事になっている。

コロナも少し落ち着いたように感じられるが、引き続き気を付けましょう。

では又ね

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