最近、周辺で断捨離という言葉をよく聞くようになり、親から受け継いだ家を整理したり、親が大切にしてきた庭の管理が大変になってきて荒れているということを多く聞くようになってきた
齢、80も半ばを過ぎると、自分も多少なりとも同じことが気になりだしてきた
一生懸命に作り上げてきた庭園は子供たちにとっては荷物以外の何物でもないのではないかとか…
さらに古民家・阿伽陀屋若林亭を修復したことで物は限りなく増え続けている
私の断捨離は世間様とは違って、物を捨てるのではなく、古民家阿伽陀屋若林亭も含めてこれまで習得してきた物やいろんな知識や技能を引き継いでくれる人にどんどん譲っていこうというものだ
断捨離とは不要になったものは処理するのが大きな目的の一つですが、私の知識、技術、考え方などを主体にして道具付きで伝授していくのもある意味大事な断捨離だと思い、行動に移しています
大きく分けて
1.継承の部―人材育成講座
阿伽陀屋若林亭を基地にして1年間規模の地域づくり支援機構の講座で経験を譲っていきます
2.継承の部―木工講座
修復工事中に大工さんが使用していた飯場小屋をそのまま残して、これまで私が使ってきた大工道具、木工道具を集約し、作業ができるようにしました
機会あるごとに修理や改装現場を作って体験講座を開催していきます
鉄鋼、水道工事関係の道具も1カ所にまとめました
これらの道具は、修行する人とも共有できるようにしていきます
3. 継承の部―造園・剪定講座
造園道具は自宅のガレージの外側に収納小屋を創り、一式をそろえました
現在すでに活動が始まっています
4,漆教室…京都から漆師柴田先生が月に2回、教室を開催に阿伽陀屋若林亭へ通ってくれています
道具を持っていない人でもこの場所で、道具を使って技術の習得が出来るようにしました
- 若林阿伽陀屋亭 漆教室
漆の技法を習得できます
家にある漆の漆器や家具などの修理も出来ます
教室の概要は次の通りです
興味のある方は見学に来てください!
漆工房 指導柴田道雄 京都漆器工芸協同組合理事
教室 阿伽陀屋若林亭 橿原市今井町4丁目11⁻26
漆工の下地から仕上げまでの全般を指導します
最初は金継ぎから始めて漆器づくりの基礎を学習します
漆の原点奈良県で天然の漆を使いますのでかぶれることもありますが、本物の漆工を学び、仲間を作れます
日時 月2回 土曜日(前月に告知)
講習時間 10時~16時
費用 入会金 5,000円
初回材料、道具代 5,000円(漆3,000円 道具2,000円)
講義代 1回 3,500円
工程 金継ぎ 5回 続いて漆工コースにも継続できます
教材 金継ぎしたい材料をお持ちの方は持参できます(無い方は用意いたします)
募集 10名以内で一クラス構成します
お問い合わせ
柴田漆工房・京都市山科区御陵御蔵町20
電話 080-9475-8686
ふるさと納税品も最高級品が誕生しました「漆の美ー駒繋ぎ」66,000円、ふるさと納税額220,000円です出世男「宗久」もふるさと納税で購入できます
東吉野村で石井君の地ビール「良狼」も私が名付け親でラベルを書いています
この器で味わってください!
予想外のところで活動が活発になっているのが
5,継承の部―自然農法講座です
秋真っ盛りで田園風景が微妙に変わってきているのに気づかれないでしょうか!
稲刈りをした後のハザ掛け(天日干し)が多くなってきているのです
休耕田を若者たちが借りて稲作を始めている人が多くなってきているのです
こんな人たちは高額の農機具は買えないし、むしろ手作業を楽しんでいる人が多いのですが、彼らに手作業の農業技術を教える農人が本当に少なくなっているのです
幸い、機械化前の農業を体に染み込ませてきた私には、農繁期もないので一貫して昔の農法を伝授できるので、この技術の継承も藁の活用迄講座をしていけます
地球温暖化がすごいスピードで進んでいます
世界を上げて温暖化阻止に動き始めましたが、目の前にある農地、町中に残っている庭園の緑、木造の家屋、これらは楽しみながら温暖化阻止に役立っていく好材料です
まもなく81歳になる老いぼれが習得してきた技術を、次の世代に伝授して、楽しんで引き継いでくれる指導者を育成していく
これが私がやりたい技術の断捨離なのです
荒れた農地を再生して楽しみながら食料の自給率を増やし、日本庭園を楽しむ次世代が庭を鑑賞しながらお茶を楽しみ、緑が復活していく
そんな形で少しでも温暖化を阻止するのに貢献できたなら…
そんな技術を習得したい方は、若林梅香に打診してください
私のこの種の断捨離、コロナが終焉したら
書道・茶道・その他 種類はまだまだ広がりますので注目していてください
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