梅香のつれづれ日記

今井町から保存活動の情報をお知らせします
今井町にあなたのお知恵を貸して下さい
時には梅香の独り言も書いていきます

長浜と奥伊吹スキー場

2014-03-25 13:53:40 | スキー
3月23日、多分、多分、きっと今シーズン最後になるだろう4回目のスキーに家内と出かけた
場所は奥伊吹スキー場 ここは2回目、
天候は快晴、コース以外は雪もかなり解けて土がたくさん見え始めているがコースは十分雪が残っている


雪はザラメでまさに春スキー

休憩時にはスノーボードも腹を見せてずらりとお昼寝ののんびり調子!
奥伊吹スキー場に最初に誘ってくれたのは長浜で活躍の女性カメラマン浅井千穂さん

長浜は千葉大学出身の竹村夫婦が町づくりに地域の方たちと活躍しているところで、奥さんの旧姓野口美穂(千葉大の今井町入り第1号でわが娘となった)に会いたくてスキー口実に通いたくなった

重くなったザラメはさすが高齢には足の負担が大きく、休憩のインターバルが長くなるのは否めないが存分に楽しい!

3時前にはスキー場を出て長浜へ



黒田官兵衛のPRが見える町中は結構人通りが多い

竹村君が務める安藤家に立ち寄ったがあいにくのお休み中、吉井さんが覚えていてくださり、おもてなしをいただいた

安藤家は何回行ってもいいところだ
書道を嗜む身に蘭亭の序を彷彿させてくれる小蘭亭、北大路魯山人の篆刻、そして松伯美術館で勤めていた関係で竹内栖鳳、お茶と作庭で小堀遠州、と不思議なご縁を感じ、つい長居をさせていただいた














広橋梅林は梅満開!

2014-03-25 08:25:04 | 花・風景

3月24日、あまりにいい天気なので、午後から広橋梅林に走った


村の斜面を駆け上がっていくと、まず迎えてくれたのが紅梅とレンギョウの競演、


次に目に飛び込んできたのは



それからは梅、梅、梅!!
しかし人はさっぱり







梅祭りの幟の紅がむなしい!

広橋梅林は大和3大梅林として月ヶ瀬、賀名生と共に有名な梅の名所なのになぜかあまり人が集まらない
あまり人ごみがないので、鑑賞にはいい環境だが、南部振興の担い手に十分なりうる素材だけに惜しい
今井町町並み保存会は「大和今井の茶粥」を考案して平成16年に食材を捜し、広橋梅林の梅を食材の一つに加えて以来、PRを助けているが、こんな素晴らしい光景をもっとPR出来たらと思う







元気なお年寄りたちとしばしお話をしていると、梅の収穫時が大変らしい 若者や子供たちに体験させてあげたら喜ぶだろうに、お年寄りも楽しいだろうと思った


見上げる空に梅の白と青空が素晴らしい

羊大使が送ってくれた春のプレゼント

2014-03-19 10:28:54 | 羊大使
今井町のJRまほろば線鉄道法面で羊大使の除草作業を始めて3年目に入るが春先の鉄道法面は素晴らしい!


小さな草花が、土筆がわが世の春をうたっている












ちょっと足を踏み入れて5分間ほど摘んだら写真ほどの収穫を得た


柵が完成しているので来年はJRさんと共催の土筆採りを開催して子供たちを遊ばせてあげたら鉄道にもっと親しみを持ってもらえるようになるだろうな

羊大使の過去のブログを見返したら充実した場面がいっぱい詰まっている
楽しく作業していたんだなとつくづく感じる

カメムシの飛来で困ったことから始まった、JRに申し出ての大規模な人海戦術による除草作業は、3年前の羊の投入で、これまでの嫌われ者の堤防が、草の伸びるのを待ちわびる堤防に変わってきている
更にうれしいのは、この春からは県内2か所に羊大使の活躍場所を準備中だということ

両地区ともに地域の人が羊を迎えるために作業に励んでおられる



厄介者の雑草が柔らかい、人が近づきたくなる緑地に変わるのは楽しいし、準備で汗を流すことを厭わない人が生まれることがもっと嬉しい

今井町町並み保存会恒例の町歩き勉強会開催(3月16日)

2014-03-16 23:49:51 | 今井町町並み保存会
今年になって2回目の町歩き勉強会は大和ハウスのコマーシャル「風が通る」でおなじみの恒岡醤油店
この勉強会は今井町の歴史をより深く知ろうというほかに、ビデオカメラ、テープコーダー、カメラを持ち込んで、記録にとっておき、次世代に渡せる記録つくりをする目的も合わせてスタートさせたもので、毎年3~5回の回数を重ねてきている

直近では1月19日に重要文化財の上田家住宅のご当主ご夫妻のお話を伺った

今回の恒岡家は醤油製造販売の老舗で、麹を寝かせはじめた時期の工場の見学と、恒岡家の歴史を伺った

まず、醤油工場では製造工程を説明していただき、



麹の仕組み、そして木製の大樽が並ぶ仕込場から







絞り工程までを説明していただき



座敷に席を移し座学に入った



みんなが驚いたのは、恒岡家の醤油の歴史は新しく(といっても明治期で100年以上の歴史があるが、今井町での話で明治は新しい)、明治天皇が行幸啓で今井町でお泊りの折、随行の木戸孝允が記した中で恒岡家で木綿3反を求めた記録があり、また大阪勧業博覧会に出品しておられる広告が残り、



大和木綿や絣を商っておられたことも新しい知識として知り得た

他にはこの町内にだけ残っている日待講の話や、これからの今井町の在り方などを語り合った
消えゆく記憶を聞き留めておこう、映像で記録しておこうという活動は地味であるが一番大事な活動だと認識している
急ごう、大切な記録づくりを! 

平成の大修理ー行者堂の落慶法要

2014-03-16 22:29:56 | 発掘、修復
3月16日(日)春日神社境内にある行者堂の大修理完成の落慶法要が行われた

毎年、7月7日に行われる行者講では、各家庭から持ち寄った護摩木を祈祷して焚き、親しまれている



行者堂の建築年代は不明だが、町史には旧常福寺行者堂とあり、同観音堂が慶長15年と判明しているのから見て、同じ頃の建造物と推察できる
そして寛政5(1793)年5月に芝村藩と南都五番所に修復、再建の儀を申し上げ、同8(1796)年、江戸表より許可が出て再建したと記録にある
以来、200年を経て、再修理の必要性から平成24年住民審議会で議題に取り上げ、行者堂再建委員会を立ち上げ、住民からの浄財を軸に重要伝統的建造物に対する補助金を頂戴して再建が始まった、

お祓いをすませて、



今井町の建築関係の業者が力を結集、このたび完成を見たものである

晴天に恵まれた境内では、式典に多くの来賓を迎え、町の人たちもたくさん集まり盛大に挙行された





呈茶席ではお抹茶の味を楽しむ方も多く見られた


2014いまい防災フェステイバル開催

2014-03-02 17:00:00 | 防災会
今井町は中世の町作りが始まった遠い昔から自主防衛、防災意識が脈々と流れ、江戸時代までは町掟の中で防災、特に火災に関してはかなりのウエイトを置いた重要な掟であった
戦争中も戦火にも合わず、残った町並みは単に古いだけの町から、残すべき日本を代表する大事な町並みとして保存活動のパイオニアの役割を果たしている保存のいろいろな活動の中に防災活動がある
来町者、観光客には見えない地味な活動だが、ジワリ、ジワリと効いてくる意識の活動で、今井町では恒例になった組織だった町中の年中行事になっている

今年は9時30分開始、会場は小学校の体育館で一部は運動場(雨天のため)で開催
午前9時に震度7の地震が発生し、防災会役員が町内の被害状況を把握しながら町民を誘導して小学校に集合、



1、指揮本部を設立した想定で避難と非難介護の訓練2、簡易担架の作成

3、情報収集訓練
4、救助、救出、応急手当の訓練




5、消火訓練




6、防災グッズの展示と活用の仕方

などを行い、
訓練終了後は炊き出し訓練で、

防災会婦人会員や日赤橿原奉仕団今井分団などのご婦人による豚汁、ごはん、非常食の提供があり、冷えた体を温めてそれぞれの家路について行かれた