梅香のつれづれ日記

今井町から保存活動の情報をお知らせします
今井町にあなたのお知恵を貸して下さい
時には梅香の独り言も書いていきます

本日6月24日、羊大使はJR法面の除草を終えて11時にめえめえ牧場にご帰還

2013-06-24 22:19:51 | 羊大使
昨年秋のテストを経て、6月7日、草いっぱいのここ今井町のJR法面に来てひたすら除草作業にいそしんでいるのを





聞きつけた子供たちが集まってきて、それを聞いて大人たちも集まってきて、それを聞きつけたNHKの仁尾記者が準備段階から10回は優に足を運んでカメラを回してくれ、


その結果を6月21日18時からのNHK奈良ナビ、20時45分からの845の2回放映してくれました

また、読売新聞も6月23日朝刊で関西版に掲載してくれました
このほかにもマスコミ2社からお問い合わせがあったが、すでに草がなくなり、羊さんが牧場に帰ってしまったので残念だが多分「あきらめ」だろう



草のほうは本来の法面だけでは4頭で10日も持てばいいところだが、大人から子供まで方々から草を運んできて、与えてくれる量は日増しに多くなり、それはそのまま多くの人と羊さんのスキンシップの多さにつながった

テレビと新聞で見たという人が22・23日の土・日にもおいでで、その一人は岡山からの子供連れだとおっしゃっていた 神戸からの励ましのメールもいただいた
昨年11月の羊大使招聘のテスト試行から今年の6月7日本格導入、そして途中の経過は、幾度となくフエースブックやこのブログ「梅香のつれづれ日記」で紹介してきたが、お別れの今日は平日の朝で、子供たちは学校へ行く前にお別れの草をたくさんプレゼントして学校へ出かけたため、少ない見送りだったのは仕方がない 草がないんだからしょうがないよね



今井で名づけられた「いまい」「祥」の名札はめえめえ牧場でもそのままつけているので会いに来てあげてくださいと牧場の「竹内さん」は言い残してひつじさんと牧場に帰って行った
現状の鉄道では難しい条件の中で放牧に決心してくださり、JR社内のご理解を得てくださった来海JR部長

山添村役場のご了解を取り付け、何度となく汗を流してくれた牧場の竹内さん

このトリオが揃ったからこそ出来たことで、一人でも欠けたらいくらいい企画でも成しえなかったことです
鉄道の営業路線での、この取り組みはおそらく日本で初めてだろうと思うし、JR西日本管内では初めての試みであることはJRの調査で実証されたそうだ
そしてたくさんの子供たち、





とそれを取り巻き応援してくださったみなさんありがとうございました

おいしそうな草が生え揃う頃に、また除草に来ていただけることが決まっているので、決定すればまたお知らせしますので、注目していてください 
いろんなことがありました いつも初めての試みには大きな壁、ハンデがあります
今回もこの下地は5年ほど前からあり、一歩ずつ前に進めて来ました
沢山の経験の積み重ねから今日の成し遂げた喜びがあります 本当にうれしいです そしてこれからも年に3~4回、定期的に実施できることになったことがもっと嬉しいです

奈良には放牧候補地はたくさんあります 一番困難な鉄道の営業路線で成しえたのだからどこででもできます
いつでもご相談に乗りますから、あなたもチャレンジしてみてください

羊大使・NHKテレビに登場!

2013-06-15 15:54:34 | マスコミ
6月21日(金)18時からNHK奈良「奈良ナビ」で放映されます
6月7日、羊大使が今井町地内のJR線堤防に除草作業に入った草ぼうぼうの時から













すっかりきれいになってきた堤防で最後の追い込みと除草に励む羊さんに、近所の方がたくさん草を運びこんでくださる
こういった流れをまとめて6月21日(金)夕方6時からの「奈良ナビ」で放映ということになった
沢山の方に見てほしいですね




羊大使、町の小さな訪問者とご対面

2013-06-11 16:56:35 | 羊大使
6月11日、お茶の稽古をしていると前の道を小さな子供たちが先生に引率してもらって大行進中、これはひょっとして!、と予感した通り、羊のサークルへ集合し、羊さんとご対面、今井保育園、幼稚園の児童120人と先生20数人


小さな手で羊を金網越しに触ったり、草を集めて食べさせたり、時々通る電車に歓声を上げたりと大喜び、除草目的以外の効用をJRに訴えてきていたが予期していた以上に早い反応に少しびっくりしたが、実際に見せてやれば、触らせてやれば…、こんな機会を創れたことがうれしい
ここに来る子供は勿論大人も何かを感じて素直な気持ちになって帰って下さる

6月7日、今年も我が家の裏を走るJR桜井線土手で羊の放牧が始まった

2013-06-08 09:59:42 | 羊大使

昨年11月3日午後13時から、我が家の裏のJR桜井線の土手を使って山添村のめえめえ牧場の羊たちで除草を、と考えてJRの王寺鉄道部と、めえめえ牧場、私の3者で実行に向けての第1回目の打ち合わせを行った


実現すれば、鉄道の土手での除草目的の放牧は多分日本でも初めての試みになるだろう、また、河川敷の土手の除草、休耕田、遊休地対策などと、無限の広がりが生まれる

羊たちの牧草不足の解消、鉄道、河川敷の雑草地が移動牧場に変わるかもしれない
幸い、JR幹部もめえめえ牧場も基本的にはかなり前向きでいい感触を感じている
この後には、羊の需要にこたえて増殖、副産物に羊肉、羊毛などの加工事業もついてくる
といったことが、私の基本的な考え方にあった


そして昨年11月7日にテスト放牧、12日から22日まで3頭が本格放牧して効果を確認したこれまでの鉄道の土手の除草作業といえば人力(草刈り機)による除草が主体で人出不足、除草後の処理、経費の派生が大きく、沿線住民からの苦情に後手後手の対処になりがちであった

そこで羊を利用した場合
草を食べるので後始末がいらない


柵があるので子供たちも鉄道の至近距離まで近づくことが出来るので、鉄道への理解、憧れを教育できる
車窓から見える風物詩をつくれる
沿線PRのポスターなどを作れてイベントに成長させることが出来る


反面、JR側が一番懸念したのが
羊が電車に驚いて列車妨害をしないか 
夜にさびしがって泣いて近隣から苦情が来ないか


鉄道の安全圏を熟知して、その範囲内での放牧が基本条件となる
鉄道側のこれまでの常識は
農業が機械化するまでは、農家の牛、山羊の飼料場であったが、いつの間にか人や動物を線路ぎわに近づけないのが常識になっている
   
牧場側は2,3の懸念があるが
山添村にあるめえめえ牧場では羊を50頭保有しているが、牧草が不足がちで、他で刈ってきて補充している
PRを頑張っても限りがあり、まだまだ認知度が低いのでありがたい話だということになった

桜井線(鉄道側)でやるメリット
◆「鉄道」という一番困難な場所で羊を飼うメリット
鉄道会社 年間4千万かけて除草している。(桜井、和歌山、五条)
◆1時間に4本しか走っていない。→欠点を逆手に取る発想。
車内アナウンスでアピールで沿線活性化
◆柵があるので子供たちも鉄道の至近距離まで近づくことが出来、鉄道への理解、憧れを教育できる






最近は人や動物を線路ぎわに近ずけないのが常識になっているが、鉄道離れにストップをかけるためにも、鉄道は草刈り以外にも付加価値をPRしたほうが好意をもってもらえ、鉄道会社にとっても大きなメリットとなる つまり、鉄道が草刈りをしなければならないのが課題なら、 草が刈り終る必要数の羊を持ってきて、その間イベントにすることで鉄道、羊管理者、地域などが共同で管理でき、利害が一致する。

◆人を説得できる材料そろえるのが大変。
問題は現状の鉄道の使命である絶対安全であるという条件を、いかに組織内で理解してもらえるかだ
これについては施設だけでなく、運輸、観光にも目配りするという視点から素案を作成して、並行して至近距離の場所でテストを繰り返し、関係者に見てもらうことで対策した   
サンプルをしめすことによってみんなが動きやすくなる。
今日までの経過を見ていると、想像以上に効果があることがわかり、やってよかったというのが感想である
うれしそうに羊とスキンシップしている子供たち、それを見守るお母さんたち、みんなの会話が明るいのがうれしい
ハードルが高かったけど、やればできる、みんなが支えてくれるを実感した
特に今回はNHK奈良のテレビ記者に熱い人がいて、企画段階から絶えず密着取材をしてくださったので、こちらの映像が完成して発表してもらえたらもっと嬉しい 放映が決まれば必ず知らせます 見てくださいね


今年も羊の除草大使がやってきた

2013-06-06 00:27:58 | 羊大使
昨年秋にテスト放牧をしたJR堤防での羊の放牧による除草作業が6月7日から本格的に始まる
今年は4月からJR・山添村めえめえ牧場と会議を重ね、3者の取り決めを条文化し、契約書として約束事を決めて、この事業の継続する下地つくりを固めた
そして今井町並み散歩が終了するとすぐに行動が始まった



5月30日、JR職員による列車監視のもと、柵をこれまでの規模から3倍ほどの全長約100メートルに拡大、

羊小屋も立派なものを作成し、仮置きを終えた





6月5日、朝からめえめえ牧場で今井町に派遣される羊を選抜、まず、2頭がバリカンで毛刈りを実施、散髪を終えて


車に積み込み、一路今井町へ!

今井町ではJRのメンバーが柵の最終チェックと小屋の設置を終えて、羊の到着を待っていてくれた



先乗りの2頭は今井町入りして、昨年の秋に試行した我が家の空地を2日間の仮寝の宿として鉄道に慣れてもらうことにした

が早くも地元の子供たちが集まってきて、思い思いに羊に語りかけるほほえましい風景が見られた

今年は最初の会議からNHK奈良のN記者が密着取材を重ねてくれている
6月7日、11時からいよいよ本格的な放牧開始、羊も5頭を派遣してもらえることになった
続きは5頭がそろった時をお楽しみに!