梅香のつれづれ日記

今井町から保存活動の情報をお知らせします
今井町にあなたのお知恵を貸して下さい
時には梅香の独り言も書いていきます

東京から娘が帰ってきています

2010-11-26 07:23:09 | 日記
今井に一度来た人は2度目からは帰ってきますということになっている我が家のルールを作った第1号のK嬢が久しぶりに長期(1ヶ月~1ヶ月半)の里帰りで、我家に24日から帰ってきた
今井との御縁は第26回の今井で行われた全国町並みゼミ(平成15年9月)からで、サポーターとして大活躍してくれてからずーっと続いており、今は東京のT大学院の在学生、今井をテーマに勉強中で、長引いている研究テーマに一つのけじめをつけるつもりのようだが…、
とにかく、わが娘のようなもの、帰って来たらあれもこれもというつもりが、電話で話すほど素直に言えないもどかしさもある。
でも、私の町並み保存の第1の理解者で、時々ご意見番にもなってくれる貴重な1人だ。
今日(26日)もさっそく浮孔小学校の今井町歩きのサポートに着物姿で参加してくれます。
さあ! 町歩きに行ってきます

外国からの留学生に町家ぐらしと日本の中世の文化を一日たっぷりと体験してもらう

2010-11-25 15:00:01 | 町歩き研修会
AFS日本協会奈良支部が受け入れている「21世紀東アジア青少年大交流計画(通称JENESYSプログラム)」(外務省による事業)で来日する留学生たちに、日本の文化をより深く知ってもらおうと今井町での1日体験のプログラムを組みました
        「全体の趣旨」「意義」
東アジアからの留学生に日本の伝統文化を体験学習してもらう。
ホストファミリーや地域の人々(今井町町並み保存会)との交流を深める。
奈良に来た留学生に、奈良という地域の特殊性・ユニークさを知ってもらう。
      今井町では今井町町並み保存会がお世話して、外国からの留学生に町家ぐらしと日本の中世の文化を一日たっぷりと体験してもらう
主  催 
 AFS日本協会奈良支部  631-0805 奈良市右京4丁目2-9
       支部長  松岡悦子 奈良女子大学生活環境学部生活文化学科教授)

今井町町並み保存会(Imai‐cho Town Preservation Association)
634-0812橿原市今井町3丁目8-8
       会 長  若林  稔

日  時  平成22年12月11日(土)9時30分~16時00分
会  場  重要伝統的建造物群保存地区 今井町内各所
集合場所  今井まちなみ交流センター 華甍 朝9時30分に八木西口駅集合で、その後華甍に向います 
体験内容  今井町で江戸時代の歴史を中心に町家の旧い生活習慣を学ぶ
午前中   寺子屋体験(留学生のみ書道の体験)、まちや館で書道体験をしながら帰国時のお土産の作品作りをする
          ホストファミリーは今井町町並み保存会の案内で町歩き後、昼食 に合わせて旧米谷家へ
       書道体験後 着物体験 (留学生のみ着物を着て)今井町の町並み見学 をしながら旧米谷家へ移動
昼  食  大和今井の茶粥体験(全員で・今井町町並み保存会の名物「大和今井の茶 粥」を重文旧米谷家で賄いなどを体験しながら味わう)
昼食後   着物体験 (留学生のみ着物を着て)全員で町歩き・今井町の町並み見学 と重文今西家訪問など
14時から  お餅つき体験(全員で・重文旧米谷家でかまどで甑を揚げ、杵と臼でお餅 をつき、食べる
16時    後片付けを済ませて解散(心残して)
    参加人員  留学生17人とホストファミリー・通訳  約40人
参加留学生リスト
生徒氏名(名 姓) 性別 国 年齢(才) 身長(センチ)  
1 Hayden ヘイドン Blain ブレイン 男 オーストラリア 17   174 生徒
2 Paulina パウリーナ Kruminaiteクリミナイト 女 オーストラリア 16   155 生徒
3 Shalini シャリニ Weerasekera ウエラセクラ 女 オーストラリア 17   168 生徒
4 Madelaine マドレーヌ Whittaker ウイトカー女 オーストラリア 15   155 生徒
5 Zul  ズル Arini  アリニ 女 インドネシア 18   165 生徒
6 Raghuveer Kathpalia ラグビールGajjar ガジール 男 インド 15   165 生徒
7 Sok Yan  ソックヤン Leong レオン 女 マレーシア 16   159 生徒
8 Ilogon   イロゴン Maria benife Joyマリアビナイフジョイ 女 フィリピン 15   150 生徒
9 Natsaran ナツァラン Jeranukosol ジェラヌコソル 男 タイ 17   164 生徒
10 Thanh Thi Phuong タンチーウォン  Nguyen グウェン 女 ベトナム 15   162 生徒
11 Varshaben バルシャベン Parekh  パレ 女 インド 43   152 先生
12 アマンダ エヴァッソリ 女 スウェーデン 16 171 生徒
13 サラ ソムスブ 女 タイ 17 163 生徒
14 ミタ ムティア 女 インドネシア 18 152 生徒
15 モニク ヘン 女 カンボジア 15 164 生徒
16 サイモン 男 オーストラリア 15 165 生徒
17 メラニー 女 アメリカ 15 155 生徒
 AFSとは、
第一次世界大戦と第二次世界大戦の時に、良心的兵役拒否をしたアメリカの若者が、兵役の代わりに傷ついた兵士を国籍に関わりなく救急車で運ぶボランティアをしたのが始まりで、戦争が終わったあとは、若い世代の高校生を交換留学させることで戦争をなくそうとして始まったのがAFS.で、アメリカン・フィールド・サービスの略。(フィールドは戦場)という意味です
現在は高校生の交換留学を主な活動としている民間国際教育交流団体で、特定の政治・宗教に偏らない非営利組織で、国際本部をニューヨークに置き、世界中で活動する数多くのボランティアの支援のもとで、異文化教育交流を行っています。
AFSの加盟国は50か国以上、交流国は約80か国に及び、日本では財団法人AFS日本協会として「文部科学省の所管」になっています。

五条新町が重伝建に(奈良テレビで16日紹介)

2010-11-13 21:18:25 | マスコミ
五条市の五条新町地区が重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の指定を受けられた
今井町、宇陀松山についで奈良県に3つ目の伝建地区が誕生したことになり、嬉しいことで、お祝いの言葉を送りたいと思っていたら、おなじみの奈良テレビのKさんから、11月16日 17時45分~18時30分放映の「ゆうドキッ!」で「重伝建指定 五条新町を歩く」という番組を創るので、先輩の今井町からメッセージを送っていただけないかということになり、テレビからお祝いを申し上げておいた
五条新町は旧紀州街道に沿って1200㍍ほどに江戸時代の旧い民家が多く残り、中でも重文栗山家は慶長12年(1607)の棟札がある日本一旧い民家である
今回の指定は遅すぎたのではないかなと思うほど、貴重な民家が多くあるところなのでテレビを見られたら足を運んであげてください

今井町を学生たちの学びの舞台に

2010-11-13 20:57:17 | 日記
学生たちに今井町を紹介し、若い時から今井町の勉強をしてもらい、保存の大切さを認識してもらえたらと5年ほど前から構想を練ってきたが、ここにきてたくさん成果が見えてきた
その内確定した2件を紹介すると

その1、市外の小学校4年生  社会科見学学習

  人 員  生徒60名(10名1班として6班に編成)  
  単元名  私たちの奈良県
   ―奈良県の特色ある地域の人々のくらしー
     伝統や文化を町づくりに生かしている地域
       旧い町並みを守る今井町

  日  時  平成22年11月26日(金)
  見学の内容
   ・町並み、町屋(今井まちや館、旧米谷家)で暮らし体験
   ・聞き取り…重要文化財の住居に住んでいる方
         新しく町屋暮らしを始めた方
         お店を開いている方
  後  日  学校で授業
   ・なぜ今井町には旧い町並みが残っているのだろうをテーマに話し合う
   ・ゲスト・テイチャ―(今井町町並み保存会)から話を聞き、町並み保存の工夫    や努力を知る
   ・自分の町の残したい「なつかしい風景」を探して勉強する

その2  外国からの留学生に町屋ぐらしと日本の文化を体験してもらう

  日  時  平成22年12月11日(土)
  体験内容  今井町の歴史
        寺小屋体験(書道の体験)
        着物を着て町歩き
        お茶を嗜む(茶道体験)
        大和今井の茶粥体験

意外に知られていない今井町

2010-11-04 14:17:55 | 日記
最近県内外の有識者や大手旅行業者たちが今井町での研修を依頼されてくるケースが多くなり、毎日その対応に追われています

ここで共通しているのが、今井町を知っているという方々でも今井に費やす時間が多くて2時間、ひどいのになると1時間、もっとひどいのは今井町を知らないけど、奈良県の紹介でとか知人に勧められたので、となる
そして下見に来られてまず規模の大きさにびっくり、研修を終えておもてなしにびっくり、というパターンに落ち着く




今井町を一生懸命PRしてきて、かなり知名度が上がったかなと少しは満足していたが、当然今井町のことは知っておられるはずの方々が全然知らないというのがほとんどで、鼻を見事に折られたなあ、まだまだPR不足だなあと実感

1日体験型の研修を10月に40人規模づつで3回実施、11月、12月で3回予約を受けた
そのうちの12月の企画は外務省が関係する留学生たちの町屋体験プラン、書道や、茶道、着物体験を今井町ならではの方法で体験してもらうつもり、

せめて1日いっぱいの時間を費やして、今井の魅力は住んでこそ、と理解して帰って頂きたい