梅香のつれづれ日記

今井町から保存活動の情報をお知らせします
今井町にあなたのお知恵を貸して下さい
時には梅香の独り言も書いていきます

今井町内各所に設置してある消火器の総点検と簡易ポンプの始動テストを今井町防災会のメンバーで行った

2014-09-29 00:31:52 | 防災会
28日は朝から今井町内各所に設置してある消火器の総点検と簡易ポンプの始動テストを今井町防災会のメンバーで行った今井町防災会の組織は阪神大震災の発生した翌年(1996年1月)に創設、以来、今井町に設置している防火水槽4か所や水槽の上部を生活広場として整備し、可搬式ポンプ、発電機、チェンソー、などの防災備品の備蓄管理

とともに町内各所225か所に設置した消火器の管理、住民への防災意識の高揚のための「防災フェステイバル」や「歳末パトロール」など多彩な防災活動をしている

今回は消火器の点検と清掃、可搬式ポンプの可動試験
まず朝9時から会員がそれぞれ5ブロックに分かれ、各町内に設置してある消火器225本を一本ずつ有効期限、消火器を逆さに振って中身の攪拌、清掃作業を繰り返した










次は可搬式ポンプ3台を公民館前に集結させ、

稼働試験を終えた









重要伝統的建造物群保存条例地区今井町は、先人たちが町掟の最大項目に設定して防災意識を高めてきたお蔭で残された、後世に残すべき大事な遺産になったわけで、今では単に今井町住民だけの居住空間ではなく、「世界に誇れる保存しなければいけない町並み」として自他ともに認める町となってきた

「絶対に火事は出すな」「万が一出火しても確実に1軒で消せ」は自治都市今井町の中世からの伝統! 

この伝統を守っているのがこうした防災活動の繰り返しで住民意識を絶えず高いレベルで守り続けてきていることということを再確認して点検作業を終えた
防災会のみなさん ご苦労様でした

2014いまい防災フェステイバル開催

2014-03-02 17:00:00 | 防災会
今井町は中世の町作りが始まった遠い昔から自主防衛、防災意識が脈々と流れ、江戸時代までは町掟の中で防災、特に火災に関してはかなりのウエイトを置いた重要な掟であった
戦争中も戦火にも合わず、残った町並みは単に古いだけの町から、残すべき日本を代表する大事な町並みとして保存活動のパイオニアの役割を果たしている保存のいろいろな活動の中に防災活動がある
来町者、観光客には見えない地味な活動だが、ジワリ、ジワリと効いてくる意識の活動で、今井町では恒例になった組織だった町中の年中行事になっている

今年は9時30分開始、会場は小学校の体育館で一部は運動場(雨天のため)で開催
午前9時に震度7の地震が発生し、防災会役員が町内の被害状況を把握しながら町民を誘導して小学校に集合、



1、指揮本部を設立した想定で避難と非難介護の訓練2、簡易担架の作成

3、情報収集訓練
4、救助、救出、応急手当の訓練




5、消火訓練




6、防災グッズの展示と活用の仕方

などを行い、
訓練終了後は炊き出し訓練で、

防災会婦人会員や日赤橿原奉仕団今井分団などのご婦人による豚汁、ごはん、非常食の提供があり、冷えた体を温めてそれぞれの家路について行かれた

紀伊山地の豪雨

2011-09-12 14:36:45 | 防災会
東北の大震災に続いて今度の大豪雨、被災地ならずともええ加減になんとかならんのかとやるせない気持ちになってしまいます
被災地の方々には長期戦になるだろうけど頑張って下さいと心から申し上げます
今回の台風による大豪雨、多くの犠牲者を出し、甚大な被害を出しと、現地の方々には申し訳ない状況ですが、紀伊半島だったからあれだけの被害で止まったのではないかとも思っています
1000ミリを超えるとてつもない豪雨をあれだけ頑張って受け入れてくれた紀伊山地の山々はすごい、そしてその山林を何代も何代も守り続けてこられた地元の方々はもっとすごい
先祖が守ってきた山林が雨水を限界ギリギリまで吸いこんで、豪雨が落ち着くまで頑張ってくれた山々があり、この山々を守り続けてくれた紀伊山地の長い歴史をきざむ林業従事者の地道な苦労の積み重ねが被害を最小限で止めてくれたのだと思います
あの豪雨がもし都会部で降っていたらと考えるだけでぞっとします
紀伊半島の山地が荒廃した山山だったとしたらもっとぞっとします
この災害を機に再び林業の大切さを思いなおし、平穏な時にこそ出来る山林の育成に意識を高めていかねばと思います
被災地の皆さんに再度お見舞い申し上げますとともに、改めて山を守り続けてくださったことにも感謝します
有難うございました 頑張ってください