梅香のつれづれ日記

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今井町が教材に!小学校の授業で今春新学期から道徳教育に導入 

2015-06-06 23:47:46 | 小中学生
小学校の授業で今春新学期から道徳教育が2015年(平成27年)3月27日の学習指導要領の一部改正により、これまで教科外活動(領域)であった小学校・中学校の「道徳」を、「特別の教科 道徳」とし、教科へ格上げされた

これに伴い、新しくできた教科書の「奈良県のしりょう」が、東京書籍から4年生で「今井の町なみ」、6年生で「おもてなし」は今井からと題して出版され、県下の小学校で使われている


 
 

6年生で-「おもてなし」は今井から-


では「大和今井の茶粥」での接待を通しておもてなしの大切さを教材にしてくれている








小学校4年生の「今井の町なみ」


では今井町を訪れるときのマナーを芯にして家を大切にする心、先祖を敬う心を感じた









今井町からの教材はこれまでにも「奈良県の暮らし」日本文教出版

を使って4年生で社会科の授業で今井町の保存と生活を学習してくれており
「カテゴリー小中学生」「卒業茶粥」を参照してください

再々県下の小学生が研修に訪れてくれていたが、更に今井町を理解してくれる機会が増えることは大変うれしい 
教育の立場から今井町を勉強する機会をこんなにもたくさん導入してくださった教育指導者の見識に感謝したい


道徳教育については
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』~引用すると
道徳教育(どうとくきょういく)とは、道徳的な心情を育て、判断力・実践意欲を持たせるなど、道徳性を養う教育のことを日本では主にいう。
現在学校でおこなわれる道徳教育については学習指導要領に規定されており、「道徳教育は、学校の教育活動全体を通じて行うもの」であると示されている。つまり、国語科や社会科といった教科の授業や特別活動といった教科外活動(領域)においても道徳教育が行われるものとして位置づけられている。これは、道徳とは本来誰からも評価がなされない場合であっても当然のこととして行なわれなければならないものであることが一つの根拠となっている。即ち学校において行われる全ての活動は一つの例外もなく当然のこととして道徳的であることが求められると同時に、学校外における活動についても本来全ての活動は須らく道徳的であるべきことが求められる。そして、道徳的であることが結局は評価に値することともなる。

これまでは、小学校、中学校、中等教育学校の前期課程に教科外活動(領域)として道徳の時間の授業があったが、2015年(平成27年)3月27日の学習指導要領の一部改正により、これまで教科外活動(領域)であった小学校・中学校の「道徳」を、「特別の教科 道徳」とし、教科へ格上げした。小学校では2015年度(平成27年度)~2017年度(平成29年度)の移行措置を経て、2018年度(平成30年度)から完全実施され、中学校では2015年度(平成27年度)~2018年度(平成30年度)の移行措置を経て、2019年度(平成31年度)から完全実施される。
とある

小学4年生の今井町研修 今回は奈良市から…  

2015-02-11 20:35:49 | 小中学生
2月10日、奈良市の済美南小学校4年生が今井町を勉強しに訪問し、今井小学校3年生がこれを出迎え、旧米谷家住宅で交流会を行って両校が親睦を高めた

11時35分、今西家住宅の環濠前にバスで到着した濟美南小学校4年生41名と先生4名を今井町町並み保存会の私と工藤事務局長でお出迎え、2班に分けて町案内をしながら旧米谷家住宅へと進む






奈良県下の小学校4年生は社会科の副読本「奈良県の暮らし」日本文教出版で今井町のくらしを学習しており、今井町を勉強している県下各地の学校が今井町町並み保存会を訪ねて町並みの勉強をする回数が増えてきた2011年 浮孔小学校 2012年 香具山小学校 2013年晩成小学校 2014年平群北小学校と毎年訪れて今井町を実際に体験学習してくれている
もちろん地元の今井小学校は2008年から6年生に卒業茶粥体験を通じて毎年民家の生活を体験してもらっているほか、学校でも全校生による町中写生大会や先生方の今井町学習などを熱心 に取り組んでもらっている












米谷家住宅では大勢の今井町町並み保存会メンバーがかまどに火を入れて温かいお茶を大量に沸かせてまってくれている


12時 子供たちは座布団の前に据えられたお膳に弁当を広げてかまどで沸かした大和高原の自然栽培茶茶を添えていただき、弁当を作ってくれた両親などに感謝しながら昼食を楽しんだ


今井町を見学に来る子供たちはいつも弁当持ちで、公園で食事をするつもりで計画されているので、今井町町並み保存会が受けた依頼には、すべてかまどで炊いたお茶を提供するようにしているが、引率の先生方、子供たちみんなびっくりして感嘆の声をあげてくれた






 きっと今井町を深く心に焼き付けて大きくなっても思い出してくれることだろう また、旧米谷家は座敷に上がるのに段差が大きいのだが、みんなしっかりと靴を並べて上がってくれるのは素晴らしい これは大人も見習いたい




食事の後は今井小学校で給食を済ませた3年生が合流して交流会が始まった
みんな今井町のことを事前に勉強していて、結構いい話し合いをしていたなと思う








毎年、奈良県下の小学校4年生が今井町の勉強をしてくれているのだから、こんな頃から今井町を訪問して自分の目で見、学習してくれた子供たちはきっと、かなりの子供たちがこの町を好きになって大人になってくれるに違いない

気長に明日を見つめられる子供たちの育成に関われることはうれしいことだ


帰り際にみんなが本当にありがとうございましたとお礼を言ってくれて、お世話した今井町町並み保存会のメンバーも感激して子供たちを送ってくれた


小さな子供たちと町歩き

2013-09-13 23:11:05 | 小中学生
小さな子供たちと町歩き        
9月12日(木)9時~11時
市内のB小学校4年生45名が社会科の勉強として先生に引率されて今井町を訪問してくれました

次世代につながる町並み保存を目指す、今井町町並み保存会の活動は奈良県下で小学校の社会科の副読本で紹介されて数年たち、これまでも3校が学習に来町してくれている

今回の学習では子供たちを2班に分けて対応、まず、華甍で模型を囲み、今井町の全体を説明、全員メモを取り出し、一言も聞き漏らさないぞとばかり、話に聞き込んでくれる
東西600メートル、南北310メートルの規模や、今井札には特に関心が持てたようだ
町中へは中蘇武から入り、高木家や河合酒造前を、家並やつし二階、格子の話をしながら、辻辻で少しずつ道が変化していること、電柱の地中化などを説明し、
稱念寺境内に入り、寺内町のお話をして、今西家へ

今西家では小さい子供たちのために大戸を大きく開けて出迎えていただき、子供たちは驚きの声を上げながら2班が合流して家の中へ、
私がお白洲の高台に上らせていただき、今様の裁判を再現して、朝からここまでの子供たちの行動を裁判風に評価してみた
ここで子供たちに感じてもらえたのは
今井町では
[自動車や自転車の人は通行人が気づいて道を開けるまで待ってくれること]
[道にごみが落ちていないこと]

ではみんなはどうすればいいの?
その後の本町筋から旧米谷家住宅までは町歩きでは素早く道を開ける賢い行動をとってくれ、お互いの譲り合いを体感してくれたようだ
旧米谷家住宅ではかまどと井戸の話を多くしたが、
特に井戸水汲みは好評で体験させてあげる人数が少しであったのはかわいそうだったが、終了時間が迫り、打ち切らざるを得なかった
今回の案内は小学4年生ということで、わかりやすく言葉を置き換えることに神経を使ったが、内容的には
(1)重要文化財の町家の見学
(2)今井の町並み保存がなぜ必要なのか
(3)町並み保存会の活動内容や保存のためにしていること
(4)町家に住むいいところや大変なところ
を中心に、おもてなしや、気づき、思いやりなどが育つ環境づくりを頑張っている保存会活動を理解してもらえる配慮をした
次世代を担う小さい子供たちこそ、宝物、本物の汗を流せる行動を…と頑張っている姿を少しは感じてくれたかな

                               

香具山小学校から可愛い訪問者

2012-01-29 22:30:22 | 小中学生


 家具山小学校から吉村先生に引率されて3年生19名が1月26日(木) 9時30分~13時50分まで今井町に研修に来られた
 目的は 今井町を通して、昔の暮らしを知ったり考えたりする。
     橿原市にある、著名な日本の文化財にふれ、郷土愛を育てる。
     かまど体験を通して、現在の日常生活との違いとありがたさに気づくきっかけとしたい。
ということで
今井町町並み保存会としても大いに歓迎、華甍で町の概略を説明、難しいことは分からないだろうと優しい言葉を探しながら話していたが想像以上に事前に勉強してきているのに驚いた


町歩きでも真剣に耳を傾け、うなずいてくれる顔が輝いていた



米谷家住宅に到着、いよいよかまど体験、事前の注意に真剣に耳を傾け、目を輝かせている





かまどに火が入ると一斉に感動の声が上がる 全員が少しずつ火を調節したり、薪をくべたり



自分たちで沸かしたお茶で持参のお弁当を今井町町並み保存会のお膳に乗せて座布団に正座していただきます 本当においしそうに食べていた

食後は全員で後片付け、特にかまどの火の後始末には時間をかけて説明していたが、真剣に聞き入ってくれていた
片付けが終わると井戸の水くみ体験後、再び町歩きをしながら帰路について行かれた


浮孔小学校4年生が今井町で学習

2010-12-18 17:39:26 | 小中学生
  私たちの奈良県
―奈良県の特色ある地域の人々のくらしー
伝統や文化を町づくりに生かしている地域の勉強ということで
浮孔小学校4年生生徒62名(10名1班として6班に編成)が旧い町並みを守る今井町を社会科見学学習計画に取り上げてくれ、学校で予備学習をしたのち先生3名に引率されて電車に乗ってやってきた  
 日  時  平成22年11月26日(金)
高田市駅 8時54分__橿原神宮駅 8時59分
                   9時09分___八木西口駅 9時13分)

(駅出迎え担当:福井)蘇武橋を下り、北尊坊通から町中に入るその後華甍へ
見学の内容
31人ずつのグループにわけて、それぞれお店探索(河合・恒岡)

稱念寺は必ず見学する(今井町の成立・発展の由来)
旧米谷家に再集合(11:00)、音村さんに来てもらい重文家屋での暮らしを聞く
 
実際の町屋暮らしの実例として座布団の使い方や部屋の位置(上座はどこか)について学習する
米谷家での授業終了(11:30) 米谷家出発

Aルート
(いつものように河合家に直接行き御堂筋を直進する)
河合家(9:50)→恒岡家(10:10)→称念寺→公園横環濠→今西家(外から
見る)→まちや館の次の角を曲がり中町筋へ→旧米谷家
Bルート
森本家ガレージ横から御堂筋へ(9:55)→称念寺→公園横環濠→今西家(外から見る)→河合家(10:30)→旧米谷家

八木西口駅 11時52分__橿原神宮駅 11時56分
                    12時04分__高田市駅 12時08分
※ 小学校の給食に間に合うように電車に乗る

今井町側 担当者
若林会長(華甍や旧米谷家での説明)
杉村・福井・米村・工藤(Aルート担当)
大村副会長・西川・亀井(Bルート担当)
井上(各所連絡)

準備物:旧米谷家で座布団40枚  担当者の作務衣、和服 など
    今井町の地図70枚(事前配布済み)

学習のまとめ・発表
(12月7日 13:30より 浮孔小学校で授業)
ゲストティーチャーとして若林・大村12月7日  13時30分から学校で授業
・なぜ今井町には旧い町並みが残っているのだろうをテーマに話し合う
・ゲスト・テイチャ―の方から話を聞き、町並み保存のための工夫や努力を知る
・大和高田市の残したい「なつかしい風景」について調べる

26日に今井町を見学して考えたこと、感じたことをまとめる授業にゲストテイチャ―として参加したが、活発な意見や質問が終了のチャイムが鳴っても続き、今井町をまもり大切にすることの意味や、次世代に残すための今井町町並み保存会の活動を理解し、今井町は日本の宝だからという意見が出たときには嬉しくて驚き、感動しました


今井町が奈良県の副読本に

2010-10-24 19:36:00 | 小中学生
奈良県の小学生の副読本に今井町が紹介されます

古い町並みを守る今井町というテーマで4ページにわたって紹介していますが、今後更に動画も作成した教材と、改定版を作成するために先生方が休日をあてて取材に来られ案内しました、そして県下の小学校で改めて郷土の学習に熱いものを注ぎつつあることを実感し、今井町町並み保存会が小学生にも体験させてあげられる課題の広がりを感じました


余談ですが、今西家の写真が裏焼きで左右入れ違っています

   
今井町町並み保存会のコメントも掲載してくれています


取材に来られた先生たちと応対していて今井町町並み保存会が小学校単位で出張授業や今井町への体験学習への可能性などを話し合い大変興味を持っていただけました