梅香のつれづれ日記

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小さな子供たちと町歩き

2013-09-13 23:11:05 | 小中学生
小さな子供たちと町歩き        
9月12日(木)9時~11時
市内のB小学校4年生45名が社会科の勉強として先生に引率されて今井町を訪問してくれました

次世代につながる町並み保存を目指す、今井町町並み保存会の活動は奈良県下で小学校の社会科の副読本で紹介されて数年たち、これまでも3校が学習に来町してくれている

今回の学習では子供たちを2班に分けて対応、まず、華甍で模型を囲み、今井町の全体を説明、全員メモを取り出し、一言も聞き漏らさないぞとばかり、話に聞き込んでくれる
東西600メートル、南北310メートルの規模や、今井札には特に関心が持てたようだ
町中へは中蘇武から入り、高木家や河合酒造前を、家並やつし二階、格子の話をしながら、辻辻で少しずつ道が変化していること、電柱の地中化などを説明し、
稱念寺境内に入り、寺内町のお話をして、今西家へ

今西家では小さい子供たちのために大戸を大きく開けて出迎えていただき、子供たちは驚きの声を上げながら2班が合流して家の中へ、
私がお白洲の高台に上らせていただき、今様の裁判を再現して、朝からここまでの子供たちの行動を裁判風に評価してみた
ここで子供たちに感じてもらえたのは
今井町では
[自動車や自転車の人は通行人が気づいて道を開けるまで待ってくれること]
[道にごみが落ちていないこと]

ではみんなはどうすればいいの?
その後の本町筋から旧米谷家住宅までは町歩きでは素早く道を開ける賢い行動をとってくれ、お互いの譲り合いを体感してくれたようだ
旧米谷家住宅ではかまどと井戸の話を多くしたが、
特に井戸水汲みは好評で体験させてあげる人数が少しであったのはかわいそうだったが、終了時間が迫り、打ち切らざるを得なかった
今回の案内は小学4年生ということで、わかりやすく言葉を置き換えることに神経を使ったが、内容的には
(1)重要文化財の町家の見学
(2)今井の町並み保存がなぜ必要なのか
(3)町並み保存会の活動内容や保存のためにしていること
(4)町家に住むいいところや大変なところ
を中心に、おもてなしや、気づき、思いやりなどが育つ環境づくりを頑張っている保存会活動を理解してもらえる配慮をした
次世代を担う小さい子供たちこそ、宝物、本物の汗を流せる行動を…と頑張っている姿を少しは感じてくれたかな

                               

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