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2009年11月に念願のJAZZ BAR をオープン。
よちよち歩きで、何とかやっています。
飲み食べ歩きは激減。

まだまだ続くぞ・・・で =NO.3=

2006-11-20 18:32:21 | DH氏のライブレポート

ウルフ・ワケニウス・グループ(2006年10月6日 ボディ&ソウル)~ギター小僧は必見~ 一昨年のオスカー・ピーターソンの来日ステージで見てから注目しているスウェーデンのギタリスト、ウルフ・ワケニウス。基本的にはウェス・モンゴメリー的なテクニシャンで、バンド全体を強烈にスウィングさせて、ピーターソンを優しく的確にサポートする姿が印象的だった。今回は、ピーターソンに捧げた「ケークウォーク イン・ザ・スピリット・オブ・オスカー」のメンバー(ピアノ:シェル・オウメン、ベース:ハンス・バッケンロス、ドラム:ユッケ・エクベリ)での来日。場所は、久しぶりのボディ&ソウルで、ピアノのすぐ前の席でした。 ウルフのギターは、深めのリバーブをかけた優しい音色で、オクターブ奏法を何気なく織り込みながら、難しいフレーズをいとも簡単に弾いてしまう。「ケークウォーク」のライナーで成田正さんが、「ジョー・パスとメセニーが同時に聴こえてくるようだ」と書いていたけど、僕にはメセニー的な部分のほうが大きく感じられた。この日のライブでも、ソロが盛り上がってくるとメセニーっぽいフレーズが連発されてスリリングであり、ギター小僧にはたまらないだろうなと思った。ただ、バックのメンバーはウルフと比較すると少し力不足かなといった感じで、ピアニストなんかはかなりご高齢ゆえ、指はちょっともたつき気味で、最後の方は手がだるそうだったのが残念だった。同じく北欧のピアニストであるカーステン・ダールと一緒にやっているアルバム「チェッキン・イン」で、ショーターの「フットプリンツ」をやっているんだけど、そこでのソロはまさにメセニー的なハーモニーとフレーズで印象的だったし、カーステン・ダールの力強いタッチのピアノも素敵だったので、今度は、このユニットで聴いてみたい。(カーステン・ダールはデンマークのピアニストで、昨年、武蔵野スウィング・ホールでトリオのライブを見たんだけど、ヘビー級の力強いタッチと、唸り声、強烈にスウィングするドライブ感溢れるプレイに圧倒された。) ★トパーズ追記★ピーターソンのスピリッツを継承しようというコンセプトで作られたこのユニット。CDでもそうだったけれど、時々ハローハービーのサウンドの雰囲気が顔を出したりして面白かった。驚いたのはワケニウスのギター、演奏じゃなくて楽器の方ね。フルアコじゃなくてレスポールなの。もちろん見た目は中年ロッカー、なのに演奏はジャズという不思議な光景だったのでした。レスポールでオクターブ奏法ギンギンギン・・・上手いぜウルフ!DH氏も書いていたけど、アンコールが終わってピアノのおじさんが手をブルブル振りながら「いやー疲れた~、これで明日の朝コペンに帰るんだよ~」と私たちに愚痴ったのがとってもおかしかった。どうやらハードスケジュールだったようですね。この日のライブも、終わったのは12時近かったし、お年寄りにはきついかも・・・でした。



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