Wine&Dish&Music・・・

2009年11月に念願のJAZZ BAR をオープン。
よちよち歩きで、何とかやっています。
飲み食べ歩きは激減。

3年ぶりの蔡菜食堂

2009-02-22 19:47:11 | 中華料理・エスニック系

仕事が終わったのが遅く、中野で晩ご飯。
いつも決まった店ばかりだし、北口はちょっと・・・とDH氏

北口で迷うと時間がかかるのよね。
だからって決めたお店が満員、ってこともあるし。
10時近かったから、早く食べたい気持ちもあって、
ずっと前に行った中華屋さんはどう?と持ちかけたら、すぐにOKが・・・。

前は手打蕎麦屋さんがあって、そこを目指して行ったら中華屋さんになっていて、とりあえず入ってみたらお味はよかったんだけど・・・ワインがスクリューキャップだったのがちょっぴり気に入らなくて(そもそも中華屋さんでワインというのはおかしいんだけどね)それきりになっていたお店、蔡菜食堂
ご店主は、銀座の有名な焼き鳥屋「バードランド」で働いていた方で、「すきやばし次郎、いつでも紹介するから言ってね~」と言ってたのを突然思い出したりして。

先客は一組だけ、遅い時間だからそれもあり。
まずはビールをいただいて・・・


カレー味のアンチョビポテトサラダ。
カレー味って初めてだけど、これもありね。
ビールに合います。


ワインの数が増えていました。
シャルドネをチョイス。


ニラ玉。
これがふわふわで、ニラが甘くて絶妙な味付け。
町の中華屋さんのニラ玉とはぜんぜん違う。

「弱火でじっくり時間かけて火を通すのがコツね」と教えてくれた。

中華料理=強火の世界と思ってたので、目からウロコちゃん。


青菜炒めも美味しい~。
油の使い方が龍によく似ていて、もたれず美味しい。
パクパク食べてしまいました。



熱々パリパリの春巻き。
ここまででワイン1本開けてしまった・・・orz



〆は炒飯。レタスとチャーシューです。


このスープも絶品、炒飯のスープってラーメンスープの出来損ないみたいのばかりだと思っていたら、これでっせ~。コクがあってメチャ美味しいスープでした。


青いザーサイのお漬物。これも炒飯に添えられていたもの。


紹興酒飲んでいたら、サービスで頂いちゃったスペアリブの黒酢煮?
しつこくなくて美味しい。

開店時に来たのをちゃんと覚えていてくれて・・・

  そういえば 「酒飲みの王道をいく注文の仕方をするね~」と
  えらく褒められたのだったわ~。


もう3年経ったけれど、前の店(お蕎麦屋さん)もその前の店も3年で潰れてるから、油断はできないよ。がんばって一所懸命やるだけさ・・・と言っていました。

でもこんなに美味しいなら大丈夫だと思うな。駅からも近いしリーズナブルだし・・・


すっかり幸せ気分になって、また来ます~、とお店を後にしたのでした。
嘘じゃなくて、また行っちゃうと思うな。だって美味しいんだもの。
中野にもうひとつお気に入りのお店ができて、うれしいうれしい私たちなのでした。



チック・コリア&ジョン・マクラフリン・・・ファイブ・ピース・バンド

2009-02-11 16:02:24 | JAZZ

お久しぶりでございます。
忙しくしていて、なかなかアップできずにいました。
いえ、今も十分忙しいのですが・・・


でもライブだけは外せないよね~。
今年はパット・メセニー・カウントダウンから、1月3日もメセニー。
カウント・ベイシーとチャールス・トリバーという、2つのビッグバンドも。
そうそう、鈴木良雄と山本剛のデュオにも行きましたわ~。
私の幼馴染のお姉さんがオーナーのお店でね。

そしてそしてそして、早くも今年のベストか?と思われるコリアのファイブ・ピース・バンド。
メセニーももちろん良かったけれど、僅差でこちらの方に軍配をあげたい。





コリアにマクラフリン、ケニー・ギャレット、クリスチャン・マクブライド、ブライアン・ブレイドというスーパーメンバー。
ワールドツアーのCDが発売されたばかりだけれど、そのツアーの最後が日本、しかも日本のみがホールじゃなくてクラブという素晴らしさ。
事前に聴いたCDは期待を高められる演奏だったし、最近のコリアは外れなしだものね。
いろんなミュージシャンとコラボしていて、そのどれもが決して裏切られないというすごさ。
今が一番いい状態なんじゃないのかな、とにかくそのバイタリティーに敬服します。
今回もコリア自らマクラフリンに声をかけて実現したバンドなんだって~。

ファーストステージが押したのか、予定時間を20分オーバーしてのセカンドスタート。
J・マクリーンの「ドクター・ジャックル」から始まったステージ。
マクラフリン、超ダンディーでカッコイイ!
演奏している姿もとってもステキで、
なぜか「魂の兄弟たち」でサンタナと並んでいた真白いスーツ姿が頭に浮かんで仕方なかったわ。

ビックリしたのはケニー・ギャレット。
音もテクニックもグンと向上していて、今まで聴かなくてごめんなさい状態。
アルトのウェイン・ショーターみたいだし、フレーズは途切れないし、今まで彼に抱いていたイメージが一掃されてしまいました。

ブライアン・ブレイドはやっぱり天才じゃないかしら、ケニーのソロにぴったり合わせて盛り上げる凄さ、誰にも似ていない彼だけのドラム、う~む何度聴いても好きだな~。

クリスチャンも大きい手で超早弾きウッドベース、持ち替えたエレベも凄かったわ~。

アンコールを含めた約2時間のステージで、演奏はたったの4曲。
特に圧巻だったのは、ラスト(アンコール前)の曲での長~いバース。
音がグルグルグルグル廻って真ん中で塔になって空へ上って行く(?)ような感じ。
5人の一体感が、テクニックだけじゃなく気持ちも一緒になって、すっごく凝縮された金色に光る空間を生み出していたように思う。とにかく素晴らしかった。極上の演奏でした。
こんな演奏聴けるなんて、何と幸せなんだろうとつくづく思った夜。
ありがとう、5人に感謝。

これで終わりと思ったら、またツアーが始まるみたい。
ぜひ来年も来てくださいませ。今度は通しで聴きたいです。