Wine&Dish&Music・・・

2009年11月に念願のJAZZ BAR をオープン。
よちよち歩きで、何とかやっています。
飲み食べ歩きは激減。

松本 野麦

2006-11-30 12:20:24 | お蕎麦

=松本・蓼科ツアー 1日目=

23日は勤労感謝の日。金曜日に休み取って、無理矢理4連休にしてしまいました。
金土日の小旅行。シーズンオフの松本・蓼科。松本はよかったけど、蓼科はちと寂しかった。
バスの本数はないし、お店は閉まってたりするし、紅葉と雪の境目の景色は・・・「景」だけで色がない(泣
ま、そんなこともあるさ。今度は夏に再訪すればいいんだしねっ。

新宿10:00発のスーパーあずさに乗り、12:30に松本着。
まずは野麦で新蕎麦新蕎麦。
夏に上高地へ行く前に寄った時は、すごい行列&35℃の炎天下で諦めたけど、さすがシーズンオフだな、行列ないじゃん。





 


メニューはざるとかけ(冬季)のみ。普通と大盛りと半分の3種類から選びます。
小皿に盛られたおかず付き。この日は太目の切干大根と椎茸、大豆の煮物。
おつまみぽいのもないので、ゆっくり呑んで食べてはできないかも。
まずはビール(中瓶)を頼んでほっとしたのもつかの間、すぐにお蕎麦が来ちゃいました。

そのまま食べると、新蕎麦の良い香り。
ちなみにここは、10割じゃなくて9割蕎麦です。
香りだけじゃなくて甘味もある。
コシはそんなに強くない。
見てもわかる通り、すごく細い麺なのでコシを感じるまでいかないのかもだけど。
そしてそして、蕎麦つゆがすっごく美味しい。出汁の香りと味、ほどよい甘味に勝ちすぎない醤油。ホントに絶妙のバランスで、薬味なんかいらないと思ったくらいでした。
ビールのつまみにと昆布の佃煮ぽいのが出たのですが、これまた美味しい昆布。きっと出汁を取ってから煮たのでしょう。良い材料を使ってるのね。

残念だったことが一つ。もう少し水切りをしっかりして欲しかった。あるいはもっと目の荒いザルにしたら良かったかも。
蕎麦が細いので、ゆっくり味わっていると伸び気味になってしまう。その上水が切れてなかったので、伸びを助長しているように感じてしまったのでした。
行列はなくても満員相席の店内だし、次から次へとお客さまが来るので忙しいのだろうけれど、おいしいだけにそれが惜しかったなぁ。
表に見習い職人募集の貼り紙があったから、もしかして今現在手が足りていないのかもかも・・・

ま、それでも十分美味しいお蕎麦だったので大満足、食後に白子壁の中央通り商店街を散策してからこの日の宿泊先「美ヶ原温泉」に向かったのでした。


雨上がりの明治神宮

2006-11-29 12:38:49 | いろいろ、いろいろ
なかなか痩せない、むしろお腹が出たい出たい~と叫んでいるこの頃。
健康のために歩くことにした。
自宅から会社まで、1時間ちょっとのウォーキング。
但し、雨の日はパス。あくまで良いお天気の日だけね。

今週は月曜、火曜と雨だった。
月曜日は家から大江戸線の駅まで約20分歩き、代々木で山手線に乗り換えるコースを選択。代々木に着いたら雨上がりそうな気配。予定変更して代々木から会社まで歩くことにした。

きれい~~~っ!










明治神宮の参道です。
ボケているんじゃなくて、靄がかかっているの。
緑の匂いと所々に見える黄葉、どんぐりだらけの砂利道を歩いていると、清々しい気持ちになる。
東京でこんな景色が見られるなんて思ってもいなかったので、とっても嬉しくなってしまったのでした。

通勤ウォーク、はまりそうです(笑)。

閉店前のデパ地下って素敵!

2006-11-29 12:20:13 | おうちご飯

<とっても贅沢した気分>

先週のことです。
いつも行く東急フードショーの対面魚屋さん。
いいお天気だったせいか、売れ行きよさそうで並んだ魚は残り少なげ。
みんな1尾か2尾くらいしかないわけね。
そして、目の前で突然の値下げパフォーマンス!

きんき980円

足が一本折れた生ズワイガニも980円

北海道産のタラの白子780円

これは買わないわけにはいかないでしょう。
きんきなんて(北海道ではメンメと言うらしい)普段3,000円近いこともある超高級魚だものね。

 
両親には白子鍋を作ったのだけど、これだけこっそり持ってきて茹でちゃった。ヘヘヘ


「きんきちゃん」です。一緒に煮た蓮根がまたおいしい。


見て見て!この脂ちゃん。となると、当然甘い身です。


小布施ワイナリーの日本酒。
試しに買ってみたけれど、どうしてどうして、なかなか美味いお酒でしたよ。

 
足7本の蟹さんはお鍋に変身。やはり蟹の出汁は偉大です。


味噌の部分は甲羅焼きに。鍋の身を混ぜてはふはふはふ。


足りなくて次も開けてしまった。お腹いっぱいで雑炊までには至らず。
ま、健康とダイエットを考えたら、それで正解なのだけれどね。

東急フードショーさま、今冬もよろしくお願いします。
美味しいものをお安く売ってくださいね。


ウヒヒ、きれいに撮れるぞっ!

2006-11-23 13:56:54 | 焼き鳥・やきとん・刺身居酒屋系
「手ぶれ大王」の称号を持つ私でも、きれいに撮れるカメラを購入。ウキキ
撮り溜めしたのをご紹介

 
ジャズ仲間V氏の奥様が主宰する劇団の公演を観に行った帰り、
中野南口「玄」のジンギスカンと馬刺し。この馬刺しが絶品。
生肉だから?全く臭みのないジンギスカンもおいしいぴょん。


「第二力酒蔵」のタラ白子ポン酢
この日はあんこう鍋食べたけど、撮るの忘れた(まだまだだなぁ・・・)


石松のお向かいの立ち呑み屋さん「パニパニ」にて。
大好きなセロリ漬けと餃子。羽いっぱいのパニパニ餃子はいつ食べても美味しいちゃん。


上から、カシラ・レバちょい・つくね塩・つくねたれ&テッポウ・お通しのミミガー。
言わずと知れた石松でした。

明日から温泉に行きます。
紅葉終わった長野、寒いだろうなぁ・・・どうしても「野麦」の新蕎麦が食べたくて無謀な計画。
もしかして雪が降ってたりしたらどうしよう。不安・不安・不安~。

スティーブ・キューン・トリオ・ウィズ・カーリン・クローグ

2006-11-22 18:57:06 | DH氏のライブレポート

<2006年11月2日 JZBrat>~キューン節、クローグ節、自分だけの世界をもったミュージシャン~3年前に新宿の「DUG」でスティーブ・キューン・トリオを聴いた時に、アップライト・ピアノからこんなに綺麗な音を出すことができるんだ・・・・と感動した。特に高音の美しさ。そして、透明でセンシティブな音世界に、アメリカ的なジャズとは違うジャズのライブの楽しさを感じた。どちらも素敵だ。カーリンはトパーズさん30年来の憧れの人。僕は残念ながら、トパーズさんに教えられるまで知らなかった・・・・・・自分の聴く量の少なさ、幅の狭さが恥ずかしい。場所は渋谷セルリアン・タワー・ホテルの中にあるJZBratというライブ・ハウス。このライブ・ハウスに行くのは初めてなので、どんなところか楽しみにしながら、仕事を早めに切り上げて(無理矢理です、サボリに近いかも)ファースト・ステージ開演の7時30分の少し前に到着。セルリアンの中にあるにしては庶民的なテーブルと椅子にインテリア。早めに予約したおかげか、席は一番前でピアノに手が届きそうな最高の席だった。開演までのひと時、いつものように、まずはビールを飲みながら、ふと後ろを振り返るとキューン先生(本当にプロフェッサーと呼びたい雰囲気)は客席で数人の女性ファンと一緒に楽し気に談笑中。「年の功」なのか、来日初日の初ステージ前の緊張感は全くなさそう。さて、ビールがなくなり、ワインを飲み始めたところで、照明が暗くなり、ファースト・ステージ開始。最初はスティーブ・キューン・トリオでの演奏。メンバーはドラムが「DUG」で見たときと同じビル・ドラモンド、ベースは違う人で、まだ若い感じのダグ・ウェイスだった(DUGでは多分デビット・フィンク)。1曲目は「イフ・アイ・ワー・ア・ベル」。高音部の鍵盤を叩いて美しい音を出すいつものキューン節です。2曲目はほとんどテーマの出てこない「枯葉」。そして、アルバム「オーシャンズ・イン・ザ・スカイ」から「パッション・フラワー」。このアルバムはビトウスのベースが好きでよく聴いたなー。続いて、ステラ、コンファメーションとスタンダードが続くが、キューンらしくひねってあり、曲名のアナウンスを聴くまではなかなか分からない。ここで、カーリン・クローグ登場。いかにも北欧の上品な「おばさま」といった暖かい雰囲気。ニューヨーク・モーメンツから中心の選曲で、最初の一声でカーリンと分かる独特の歌世界に連れて行ってくれた。カーリン以外の他の誰にも創りだせない彼女だけの世界を持っています。3曲目にホエアー・ユー・アットを歌ったところでファースト・セットは終了。カーリンをもう少し聴きたかったなー。ほとんどの人はファースト・セットだけで帰るみたいで、ここで客席は入れ替え状態になる。もったいないなー、ファーストだけで帰るなんてと思っていると、客席の後ろでファンにサインをしているカーリンの姿を発見。すかさず、トパーズさんはもってきたCDをもってサインをもらいに走る。トパーズさん、一番前の席でずーっと口ずさみながらステージを見ていたものだから、カーリンから、「あなたは歌手なの?」と聞かれたそうです。そして、カーリンがスティーブ、と呼んでくれて、めでたくキューン先生のサインもゲットしました。さて、セカンド・ステージは、「グレーター・ラブ」で幕開け。「ビューティフル・ラブ」、「ブルー・ボッサ」と続くが、なんだかファースト・ステージと違う。キューンのピアノの「ノリ」があきらかに良くなっている。フレーズも滑らかで、ピッタリと決まっていて、美しい。そして、カーリン登場。キューン作曲のミーニング・オブ・ラブで始まり、ジョン・サーマンのカント・マイと続く。カント・マイで、ドラムと掛け合いでスキャットするところが格好良かったなー。アンコールでは、キューンがソロでポエム・フォー#15を演奏し、渋い歌も聞かせてくれた。そして、最後にカーリンが登場して、レイジー・アフタヌーンをしっとりと歌い上げステージは終了。うーん、素晴らしいライブだった。ちょっと、お客さんが少ないのが淋しかったけど、来年も是非来日して、素敵な歌を、ピアノを聞かせてください。=トパーズ追記=ずっとずっと、今でも大好きなカーリンの歌を目の前で聴ける、という幸せな瞬間が訪れるとは思ってもいなかったので、今回のライブはとても楽しみでした。 彼女の歌は独特で、楽器っぽいというのか、バンドをバックに歌うのではなく声で演奏しているように感じられるサウンド。若い時は実験的なこともしていて、それがカッコよくて憧れていたなぁ。アーチー・シェップと一緒にアルバム作っちゃう歌手なんて、そうはいないでしょう。ちょっと怖そうなインテリぽい人なのかな、って想像していたのだけれど、ステージに現れたカーリンはニコニコ微笑む優しそうなおばさまだったのでびっくり。でも歌い出したらレコードと同じ声、独特の歌い方、なんて素敵な・・・・うっとりちゃん。ONE&ONLYの人だなと再認識。年取って少し丸くなったようにも思うけれど、最近のアルバムもなかなかよくて、やっぱりカーリンからは目が離せない私なのでした。=追記の追記=ミクシィの「スティーブ・キューン・コミュ」のメンバー「スティーブ・キューン完全コレクター」さん、全公演を追っかけするというすごい人。コミュでは存じていたけれどお会いしたことはなく、当日隣りのテーブルにそれらしき方が。あちらも「そうかも・・・」と思っていたそうで、「もしかして・・・?」とステージの合間にご挨拶。中野新橋のジニアスの常連さんでもあり「ジニアス・コミュ」でもお仲間。「中新にお住まいですか?」から話が始まり、彼の名刺に書かれた勤め先の住所を見てびっくり~私が9月まで、10年半も住んでいたマンションの1階にある会社にお勤めでした。何度もすれ違ったり、見かけたりしてたのだろうけど「スティーブ・キューン大好きです」って顔に書いてあるわけじゃないから、わからなかったなぁ。世の中狭い!ミクシィもすごい!ホントに驚きました。今度ジニアス飲み誘ってくださいね~。


まだまだ続くぞ・・・で =NO.3=

2006-11-20 18:32:21 | DH氏のライブレポート

ウルフ・ワケニウス・グループ(2006年10月6日 ボディ&ソウル)~ギター小僧は必見~ 一昨年のオスカー・ピーターソンの来日ステージで見てから注目しているスウェーデンのギタリスト、ウルフ・ワケニウス。基本的にはウェス・モンゴメリー的なテクニシャンで、バンド全体を強烈にスウィングさせて、ピーターソンを優しく的確にサポートする姿が印象的だった。今回は、ピーターソンに捧げた「ケークウォーク イン・ザ・スピリット・オブ・オスカー」のメンバー(ピアノ:シェル・オウメン、ベース:ハンス・バッケンロス、ドラム:ユッケ・エクベリ)での来日。場所は、久しぶりのボディ&ソウルで、ピアノのすぐ前の席でした。 ウルフのギターは、深めのリバーブをかけた優しい音色で、オクターブ奏法を何気なく織り込みながら、難しいフレーズをいとも簡単に弾いてしまう。「ケークウォーク」のライナーで成田正さんが、「ジョー・パスとメセニーが同時に聴こえてくるようだ」と書いていたけど、僕にはメセニー的な部分のほうが大きく感じられた。この日のライブでも、ソロが盛り上がってくるとメセニーっぽいフレーズが連発されてスリリングであり、ギター小僧にはたまらないだろうなと思った。ただ、バックのメンバーはウルフと比較すると少し力不足かなといった感じで、ピアニストなんかはかなりご高齢ゆえ、指はちょっともたつき気味で、最後の方は手がだるそうだったのが残念だった。同じく北欧のピアニストであるカーステン・ダールと一緒にやっているアルバム「チェッキン・イン」で、ショーターの「フットプリンツ」をやっているんだけど、そこでのソロはまさにメセニー的なハーモニーとフレーズで印象的だったし、カーステン・ダールの力強いタッチのピアノも素敵だったので、今度は、このユニットで聴いてみたい。(カーステン・ダールはデンマークのピアニストで、昨年、武蔵野スウィング・ホールでトリオのライブを見たんだけど、ヘビー級の力強いタッチと、唸り声、強烈にスウィングするドライブ感溢れるプレイに圧倒された。) ★トパーズ追記★ピーターソンのスピリッツを継承しようというコンセプトで作られたこのユニット。CDでもそうだったけれど、時々ハローハービーのサウンドの雰囲気が顔を出したりして面白かった。驚いたのはワケニウスのギター、演奏じゃなくて楽器の方ね。フルアコじゃなくてレスポールなの。もちろん見た目は中年ロッカー、なのに演奏はジャズという不思議な光景だったのでした。レスポールでオクターブ奏法ギンギンギン・・・上手いぜウルフ!DH氏も書いていたけど、アンコールが終わってピアノのおじさんが手をブルブル振りながら「いやー疲れた~、これで明日の朝コペンに帰るんだよ~」と私たちに愚痴ったのがとってもおかしかった。どうやらハードスケジュールだったようですね。この日のライブも、終わったのは12時近かったし、お年寄りにはきついかも・・・でした。


遅くなったぜ、ベイビー=その2=

2006-11-12 15:08:46 | DH氏のライブレポート
ブラッド・メルドー・トリオ(2006年9月16日 オペラ・シティー)~真っ白なキャンバスに音で描く真剣勝負のインプロビゼーション~ ブラッド・メルドーは今最も気になるピアニスト、ジャズ・ミュージシャンの一人だ。ジャズの歴史・伝統の中で蓄積された遺産を自分の中でしっかり消化して、尚かつ、新しい表現手法を開拓しようという真摯な姿勢が感じられる。ハンク・ジョーンズとはまったく違った、イノベーター的な魅力。メンバーはベースがラリー・クレナディア、ドラムがジェフ・バラードというレギュラー・トリオ。2年前のソロ・ライブは、想像していた以上に繊細なパフォーマンスだったし、今回も期待が高まる。ところが・・・・・・1曲目はオアシスのワンダー・ウォール。なんだか乗り切れないメルドー。深い闇の中で手探りでメロディーラインを探すんだけど、見つけられなくてやめてしまう。そんなことの繰り返し。2曲目はメルドーのオリジナル。ここでは、時折メルドーらしい斬新なフレーズが飛び出し、一気に爆発してインプロに突入するかと思ったが、結局、不発のまま曲が終わってしまう。なんだか、ドラムともビート感がちぐはぐな感じで、メルドーが少しいらいらしているような雰囲気も感じた。そんな状態のまま、1時間少し経過したところで、初めてメルドーがマイクをもって演奏した曲目を紹介。そして、次にスタンダード・ナンバー、ベリー・ソート・オブ・ユーをやる。ここでやっとメルドーらしい意表をつくようなフレーズから息の長いソロが展開され、なんだか、大きな黒い雨雲から太陽の光が差し込んで来たような感じがした。そして、何かがふっきれたかのように、次のレノン&マッカートニーのシー・イズ・リービング・ホームではエンジン全開に近いパフォーマンスを展開してくれた・・・・が、これが最後の曲ということで、まだまだ聴きたい、これからなのにという気持ちでアンコールの拍手を贈っていると、ここからアンコールの嵐。アンコールだけで5曲、約1時間の緊張感に溢れた、息の詰まるようなパフォーマンスが続いた。コルトレーンのカウントダウンでの3者一体でグイグイと突き進む疾走するようなスピード感には驚いた。気がつくと。時計の針は9時近く。6時から約3時間近い演奏で大満足、メルドーの実力とジャズに取り組む真摯な姿勢を再確認することになった。あれ程のテクニック、実力であれば、アベレージな演奏をすることなんて簡単に出来てしまうはずなのに、敢えて、自分のイマジネーションのすべてを注ぎ込んで、真っ白なキャンバスを音で埋め込んでいく困難な道を選んでいるメルドー。スウィング・ジャーナルのライブ評では、杉田宏樹さんが「かつてのヒリヒリした感触とは異なり、成熟度を感じた」と書いていたけど、僕はいつまでもヒリヒリした緊張感から逃れることができない良い意味で成熟することのないメルドーを強く印象づけられた。メルドーは1970年生まれだから、まだ36歳。これからが楽しみで目が離せません。最新盤であるメセニーとのデュオも良かった。さて、インターネットで発表された当日の演奏曲目は次の通りですが、なんだか僕の記憶とは少し違うような・・・。デイ・イズ・ダンは演奏したと思うけど入ってないし・・・。1. Wonder Wall (Oasis) 2. Buddha Realm (Brad Mehldau) 3. O, Que, Sera (Chico Buarke) 4. Fat Kid (Brad Mehldau) 5. Black Hole Sun (Soundgarden) 6. The Very Thought of You (Ray Noble) 7. She Is Leaving Home (J. Lennon/P.McCartney) Encore 1. No Moon At All (David Mann/Redd Evans) 2. C.T.A. (Jimmy Heath) 3. Still Crazy After All These Years (Paul Simon) 4. Countdown (John Coltrane) 5. Exit Music (For a Film) (Radiohead)

遅くなりましたのライブレポート=その1=

2006-11-12 15:07:32 | DH氏のライブレポート

ハンク・ジョーンズ・トリオ(2006年9月5日 コットンクラブ)~自然と暖かくて幸せな気持ちになれる音楽~ 今日は11月11日。2ヶ月以上もライブレポートをさぼってしまった。どうも仕事が忙しくなると、書く時間はなんとかあるんだけど、書く心の余裕が無くなってしまって・・・というわけで、記憶の細い糸をたぐり寄せながら書きます。ハンク・ジョーンズはなんと88歳。半世紀以上ジャズの第一線で、「一流」と言われるポジションで演奏を続けて来たミュージシャンにしかないオーラが漂い、もう、曲がいいとか演奏がいいとかいう次元ではありませんでした。 何も考えないで聴いているだけで、ジャズの空気に包まれて、暖かくて幸せな気持ちになる。そんな、ライブでした。サイドメンはベースがジョン・パティトゥチ、ドラムがオマー・ハキム。最新作の「スピーク・ロウ」ではベースは同じだけどドラムがディジョネットだったので、ドラムが変るとどんな風にサウンドが変化するのかなと思いながら聴いたけど、結果的にはハンクの世界は変らず。ただ、ジルジャンのシンバルが1、2、3、4、5、6、7、・・・・・・・・大きいのから小さいのまで何枚あったかな?それにタムも・・・・・。どうみても、ヘビメタかプログレのセッティング。そして、出てくるサウンドは・・・・・ウルサい。でもハンクは、ドラムのうるさいバッキングも長過ぎるソロも、にっこり微笑みながら包み込んでしまうんだからすごい。パティトゥチはショーター・バンドで見たときとはまったく違うプレイで、相手によってスタイルを変えることのできる職人風。もっと年とるとムラーツみたいになるのかな。それにしても、ハンクのピアノの音は暖かくて、太くて、シングル・トーンのソロが、テナー・サックスみたいに聴こえてしまった。 =とぱーす追記=「Alone Together」のソロ演奏から始まった今回のライブは、「86」という年齢に驚愕しながら指だけを目で追い続けた2年前のブルーノートでの時と何も変わらず、素晴らしい演奏を私たちに聴かせてくれました。2年の歳月の間に老いてしまうのでは?弱ってしまうのでは?という心配は無用だったようで、美しいフレーズを奏でる姿は、まるで壮年ピアニスト。まだまだバリバリ活躍してくれるだろうと思わせる力強さもありました。曲目は枯葉やステラなど、スタンダード中心。DH氏も書いていましたが、ちょっと畑違いでは?と感じずにはいられなかったオマの賑やかドラムにも動じず、ピアノはただただハンクの世界。独特の温かみのあるふんわりとした音空間がコットンクラブ内に広がり、その心地よさにうっとりしたのでした。演奏が終わり、握手を求める皆の塊に飛び込んで軽く手を握ってもらったのですが、あの優しくきれいな音とは違う、太くしっかりして力強い指をしていたのに驚きました。同時に、来年も再来年も彼の演奏を聴けるだろうな、という期待を持たせてくれる手でもあったのです。


驚きの富士鮨ってタイトル、誰かが書いていたなぁ・・・

2006-11-10 18:01:02 | 和食・お鮨・うなぎなど

一昨日は大忙し&お疲れモードで、いつも行く近所の無国籍料理屋さんで飲み食べ。
帰り道に「コハダ、ウニ、干瓢巻き・・・」と呪文を唱えるDH氏。
確かにワインを飲みながらサラダとおかずを何品か食べ、パスタやピザは頼まなかったけど、11時過ぎたら飲み食いしないと3日前に誓ったばかりだからなぁ・・・・・・。

気が付くと目の前にのれんが・・・つい習慣で戸をガラガラガラ・・・
「コハダ、ウニ、干瓢巻きいいですか?」と、勝手に口が喋っていた。ウソ~◎| ̄|_


コハダちゃん、寝る前だから1貫ずつの良い子スタイル。

支えていないと倒れてしまうほど頭でっかちのウニ。盛りすぎじゃな~い?

左/鮨には日本酒だろっ!と突っ込まれそうですが、前の店でもワインだったので、寝る前ちゃんぽん二日酔いコースを避けて、ハーフボトル1,000円也。
中/箸休めのお新香、これが薄味でとてもおいしい。
右/でっかい玉子焼きが売り切れだったので、お一人様サイズで焼いてくれました。といってもこれが3切れもあったちゃん。焼きたてで湯気がふわ~ん。

ええっと、生筋子がおいしそうだったので、それも頼んじゃいました。
もちろん干瓢巻きも、ワサビ入りにしてもらって食べました。
魚の出汁が利いたお味噌汁も飲みました。

「ごちそうさま、おいくらですか?」
「ハイこれね」
メモを渡してくれた、そこにはこんな数字が・・・・

                  
     ↓
     ↓ 
     ↓
     ↓
     ↓
     ↓
     ↓



ワインが1,000円だから・・・・コハダとウニと生筋子と干瓢巻きとお新香とお味噌汁で2,000円って・・・

そりゃね、回るお寿司屋さんとかならわかるけど・・・あのウニの盛りでですよ。
あまりの安さに、嬉しさ通り越して申し訳ないになってしまったのでした。

コースじゃなくて単品で頼んでも、十分リーズナブルなこのお店。
まさに「驚きの富士鮨」なのでした。


たまにはいいかも、オシャレなワインバー

2006-11-06 18:07:12 | バー・パブ・洋風居酒屋系
<10月27日金曜日>
月に1度は飲みたいね友達のYちゃんと、高田馬場にあるワインバーで待ち合わせ。


久しぶりに行ったら、こんなでっかい看板が出来ていたのでびっくり!
狭い店なので、あまり知られると困るという感じで営業していたのにね。


上左から、お通しちゃん。バゲットのクロックムッシュ風/牡蠣のオーブン焼き/ラタトゥユ
下はエスカルゴ&ワイン

カウンター12席くらいの狭いお店。男性2人で切り盛りしている。
当然キッチンは狭いしオープン式。なのにお料理は本格的で割とリーズナブル。
牡蠣のオーブン焼きはガーリックの利いたエスカルゴソースをかけて焼いた感じ。
牡蠣のエキスが混ざったソースがおいしくて、パンを別注してしまいました。
そしてエスカルゴ、写っているのはシュー生地に入っているもの。チーズクリームソースです。
もう1種類、プチトマトに入ったのもありました。こちらはガーリックバターソース。
よくあるエスカルゴケースに入ったのを想像していたので、出てきてびっくり。
器ごと食べられるのと2種楽しめるのはいいな、とても美味しかった。
このほかに、セップ茸とアスパラのソテーをオーダーしたのだけれど…

いや~ワインが進む進む~

気付けば2本目、その前に生ビールグラス1杯とグラスワイン2杯飲んでるのに…です。
もちろん、2人で・・・です。

で、話の内容は「老親の介護話」
お互い老親を看ているので、終始その話だけで3時間。
ま、話していて役立つことも出てくるからいいのだけれどね。
そういう年令になっちゃったんだね~としみじみ・・・・・・

2本きれいに飲み干したところで、ごちそうさま~ではお開きに。
馬場の駅前で「また来月ね~」と約束してYちゃんとお別れ。

ちょうどその頃、仕事終わったDH氏からお腹ぺこぺこメールが届き、いつもの龍で待ち合わせ。




腸詰め/海老マヨネーズ/牡蠣フライ/玉子トマト炒め/揚げ豆腐炒め
このあとタンタン麺小サイズもオーダー。

あまり記憶がないけど、オーダーしたのは私・・・・・・らしいorz
食べた記憶もないけど、結構パクパクしていた・・・・・・らしいorz
ホッピーも、グイグイ飲んだ・・・・・・らしいorz

その前に1人でゲーセン行って、デカイ人形1回でゲットしたのは覚えてるぞ!

その人形を堂々と抱っこして帰った・・・・・・らしいorz

ハハハハハ!

久しぶりの大ヨッパちゃん・・・なのでした(恥