若い頃 養護学校に 1年だけ勤めたことがある。
病弱・知的障害・盲目・登校拒否
様々な子供達と出会った。
その中に 自閉症の中学生がいた。
一日中 おりがみを 折っている女の子だった。
その子と仲良くなるために一緒におりがみを折りはじめた。
そのうちに
自分もおりがみの世界に魅せられていた。
ある年 折ったネズミを 年賀状に のせてはどうかと考えた。
1996年のことである。
1997年にはもちろんウシのおりがみを年賀状にした。
ウィンドウズは出ていたが、まだまだ国産PCはMS-DOSだった頃である。
ソフトウエアは「JG」という知る人ぞ知る名作を使用していた。
1998年寅年 おりがみに自分の写真を合成するというアイデアを実行する
合成には「MSフォトドロー」というソフトを使った。印刷は「JG」
1999年卯年 レイアウトソフトを「パーソナル編集長」に変えた。
背景の色を変えて3種類作ったが基本的には同じものだった。
3色も作ったのは 教え子に3兄弟がいて彼らの家に
同じものを3枚 送るのは嫌だったからという理由だ。
門松が初登場。これは黄色バージョン他に赤と青が会った
2000年辰年 大枚叩いて「フォトショップ」を購入
喜んでしまって無駄に三種類も作成
無駄にレイヤーも重ねて腕や竜の「ぶれ」を再現
背景を入れて おりがみにテクスチャーをマッピングする等
現在のフォーマットができ上がっている。
2001年巳年 前年が ドラマティック過ぎたと反省し
等身大に コメディ調で作成。
ヘビのおりがみって どうすんだと頭を抱えていた。
21世紀歓迎バージョンである
ああ
「あけましておめでとう」が「初春」に変化している。
寒中見舞いにも流用しやすいようにという
ケチくさい理由だったりする。
2002年午年 厄年のせいか この年の夏に ハードディスクがクラッシュした。
貴重な写真の数々と共に 年賀状ファイルも お釈迦になった。
ここに載せた 馬の年賀状は 宛先不明で返ってきた一枚を
スキャナで読み取ったもの。
もし ここを見た方で もう一種の馬年賀を
保有しているかたがいたら御一報下さい。
2003年未年 構想にたっぷり時間をかけた
おりがみを余裕をもって折り上げた
パソコン上でもたっぷり時間をかけて仕上げた。
新年にふさわしい明るい年賀状になった。
このフォーマットでの自信作である。
2004年申年 時間がなかった。
12月末なのに まだおりがみを折っていた。
サルって絡みづらかった。
2005年酉年 そろそろドラマティックがほしくなって
ニワトリではなく プテラノドンに登場願った。
実は主人公は 周りの小さな始祖鳥の方だったりする(^_^;)
自分の写真が小さいのは 印刷の時 気楽で良い
撮影する時 マヌケだということは内緒だ。
2006年戌年 前の年 ドラマティック過ぎたという反省から(略)
自分の顔を見せなくても イケルかという実験作
2007年亥年 イノシシといえば
もののけ姫の乙事主でしょう というアイデアは早くからあった。
作ってみたらorz 年賀状にふさわしくない暗さ…
昼なお鬱蒼とした鹿神の森だもんなあ
2008年子年のアイデアはまだない。
ネズミといえば○ッキーマウスだが著作権で訴えられそうだし
雪舟、トッポジージョ、トムとジェリー
うーんアルジャーノン、鉄鼠の檻、ネズミ男、ドラえもん…どうしようかなぁ
ここまで見てきて思うことは
自分をほめてやりたい(^_^;)
何しろ1年や2年でできることではないのだ。
さて干支が一周したらフォーマットを変えようかなあ