日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

建国記念の日

2007-02-11 | 覚え書き(メイン)

さて建国記念の日である

なぜ2月11日が建国記念の日なのか記録しておく

 

この2月11日、明治時代から太平洋戦争までは

紀元節と呼ばれる祝日だった

四大節(四方拝・紀元節・天長節・明治節)の一つ

四方拝元旦

天長節は昭和天皇誕生日(→みどりの日→今年は昭和の日

明治節は明治天皇誕生日(現在、文化の日:憲法公布記念)

である

ならば紀元節は大正天皇の誕生日かというとそうではない

(大正天皇誕生日も祝日にしてもらいたいものだ)

 

紀元節とは初代天皇たる神武天皇が即位した日であるとされる

初代の天皇というと もう神話の時代の御方である

何故この日に即位したと決めたのかというと

「日本書紀」に、即位年月日は

辛酉の年の 春正月 庚辰の日 朔

とあるからだ

新月の事

辛酉は かのととり 庚辰は かのえたつ と読む

十干十二支の数え方である

60年で一巡り(還暦)する

十干十二支については項を改めて記述しよう

 

さて歴代天皇の平均在位期間などを計算して

神武天皇の即位をBC660年の2月11日と結論した

この年を元年とする歴法が皇紀である

戦前は国家神道のもとに皇紀が使われ

有名な零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の零式とは

皇紀2600年式(昭和15年)という意味である

そんな経緯もあって

戦後しばらくは紀元節はなくなり

1967年までは祝日ではなかったのだった

 

戦後この日を祝日とする事には

異論もいっぱいあったようだが

ノンポリの私としては休みが増える事は

嬉しい事にはちがいないのだった

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 工場見学 | トップ | 鷽(ウソ) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

覚え書き(メイン)」カテゴリの最新記事