今日も今日とて白詰草
蜜を吸いに来ているチョウは
「虎蛾(トラガ)」
はい、実は蛾なのでした
「先生チョウチョだよ」と言っている子も
「それはガだよ」と教えると
伸ばしていた手を引っ込めてしまう
蛾にとっては不本意な話である
蝶と蛾の間にはほとんど違いがないので
トラガのように昼間活動する蛾には
蝶と見紛う程鮮やかな奴がいたりする
逆に「先生、蛾が来たぁ」と逃げ回られる
ジャノメチョウもきっと不本意だろうなあ
さてさてシロツメクサの話だが
全ての花の受精が終わって下を向いているものを
悪いけど1本摘んできた
種が見たかったのだ
1本1本の花は上の写真のようになっている
そして下の写真を見てほしい
枝豆?サヤエンドウ?サヤインゲン?
と思われるほど立派な豆が出てきた
それもその筈
シロツメクサはマメ科の植物なのだった
サヤの中にはちゃんと豆が入っているが
とても小さいので外に出すのには苦労する
事務用クリップを伸ばした針で
ちくちくとサヤを破いた
このようになっている訳で
シロツメクサの茶色くなった一つの固まりに
百個以上の種が入っている勘定になる
それにしてもこの
サヤクローバー
あまりにもちゃんとした姿なので
油揚げと一緒に味噌汁に入れたくなった
1杯の味噌汁のために一体何個の花を分解すれば
食った気になるのか
考えると気が遠くなるようだ
「所さんの目がテン」とかでやってくれないかな・・・
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