日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

両性具有(分子模型)

2008-05-31 | 分子模型図鑑

前回までのアミンの話で伝え切れていないこと

それはアミンがアンモニアの親戚なので

水溶液中では

アルカリ性

を示すということ

 

そして有機化合物には反対に

酸性

を示すグループがある

それは脂肪酸(カルボン酸)である

両グループの写真を再掲しよう

 

アミンの例(エチルアミン)

Photo

脂肪酸の例(酢酸[食酢])

Photo_2

アミンと脂肪酸

アルカリ性と酸性

青グループと赤グループ

男性と女性

二つのグループの間には深くて広い川がある・・・

・・・かのように思われるワケだが

 

実は両方の官能基(アミノ基とカルボキシル基)を

あわせもつ奴らがいるのである

その名を

アミノ酸

という

アミノ酸の代表(グリシン)

Photo_3

両性あわせもつ結果

水溶液は中性

まさに有機物界の「あしゅら男爵」のような・・・

そしてアミノ酸は2つの官能基を持つおかげで

生物にとって重大な役目を負わされているわけだが・・・

次回からこのアミノ酸を紹介していこう

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