日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

天鵞絨吊虻(ビロウドツリアブ)

2008-05-27 | 昆虫

サッシの窓の桟というのは虫の墓場である

銀色の川のあちらこちらに浮かぶ屍骸

Dsc07635

その中に見慣れぬシルエットがあった

針のようにみえる物がありハチかなと思ったが

Dsc07636

針ではなく口吻であった

ふさふさの体毛に独特の模様の翅

ビロウドツリアブである

ホバリングしながら長い口で蜜を吸う

あのハチドリのような生き方をしている虫だ

「おお勇者よ死んでしまうとは情けない」

とビロードの腹部をなでてみる

Dsc07637

むくりと起き出す勇者様

今度来た時は得意のホバリングを見せてくだされ

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする