昨日の記事を書くにあたって
誤解していたことがあったので訂正
メッセンジャーが現在
水星と地球の中ほどを飛行しているイメージでいたのだが
実はもう水星の近くにいたのだった
ではなぜ水星周回軌道に乗るのが2011年になるのか
水星は太陽に一番近い惑星であり
探査機を飛ばすときに
太陽の重力の影響を考えなければならない
探査機「メッセンジャー」をビー玉として
水星の穴に転がして入れようとするとき
安易なころがし方では太陽の大穴に落っこちてしまうわけだ
そのためにメッセンジャーは
ほぼ地球軌道の方角
(水星に向かうためにはあさっての方)
に向かって打ち上げられた
こんなふうに太陽の周りを何周も(8周ほどか)
回りながら水星に向かっているわけだ
(今4周目ぐらいのようだ)
たいした技術である
ちなみに火星など太陽から離れた惑星に
探査機を飛ばす場合は
こんなにぐるぐる回さなくてもいい
マーズ・リコネッサンス・オービターなどは
打ち上げから半年で火星に到着している