昨日はABOの血液型が
糖の種類によって決まることを説明した
血液型は後から変化することが
あるらしいので記録しておく
★急性骨髄性白血病などでA抗原の糖が消失して
A型からO型に変化することがある。
★消化管疾患で細菌感染により
細菌が出すジアセチラーゼという酵素で
糖の形が変わり
O型がB型に、A型がAB型に変わることがある。
★骨髄移植でドナーの血液型に変化することがある。
★輸血の後で血液型が変わることがある。
また先日
赤血球表面にある A型、B型の糖鎖を
分解し除去する酵素が発見された
というニュースがあった
アミラーゼがデンプンからブドウ糖を外すみたいに
その酵素はA抗原、B抗原の先端の糖を切り離し
H抗原にしてしまうんだね
全ての血液をO型にする酵素・・・
輸血用血液の確保に役立てるらしい
上の分子模型は
「ナノキッド」という分子
ただ人の形に似ているというだけの
なんの役にも立たない有機化合物だ
ライス大学の研究室で合成に成功したものだ
こういう遊び心っていいねえ
血液とはなんの関係もないけど・・・