日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

血液型補足(後天的に変化)

2007-04-19 | 分子模型図鑑

昨日はABOの血液型が

糖の種類によって決まることを説明した

血液型は後から変化することが

あるらしいので記録しておく

 

★急性骨髄性白血病などでA抗原の糖が消失して

 A型からO型変化することがある。

★消化管疾患で細菌感染により

 細菌が出すジアセチラーゼという酵素で

 糖の形が変わり

 O型がB型に、A型がAB型に変わることがある。

★骨髄移植でドナーの血液型に変化することがある。

★輸血の後で血液型が変わることがある。

 

また先日

赤血球表面にある A型、B型の糖鎖を

分解し除去する酵素が発見された

というニュースがあった

アミラーゼがデンプンからブドウ糖を外すみたいに

その酵素はA抗原、B抗原の先端の糖を切り離し

H抗原にしてしまうんだね

全ての血液をO型にする酵素・・・

輸血用血液の確保に役立てるらしい

Dsc05330

上の分子模型は

「ナノキッド」という分子

ただ人の形に似ているというだけ

なんの役にも立たない有機化合物だ

ライス大学の研究室で合成に成功したものだ

こういう遊び心っていいねえ

血液とはなんの関係もないけど・・・

コメント
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