日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

青筋揚羽(アオスジアゲハ)

2009-08-24 | 昆虫

夏休み中に町内の理科の先生達が集まって

アオスジアゲハの観察にでかけた

Dsc01119

アオスジアゲハは幼虫がクスノキ・タブノキを食草としている

温かい地方に生える木なので

我が町が実は北限なのである

Dsc01128

高いところを成虫が飛んでいるのは見えるが

なかなか下りては来ない

Dsc01133

低いタブノキの葉に卵を発見

Dsc01132

若齢幼虫の姿もあった

P1010753

網を使って講師の先生が成虫を捕獲

キアゲハなどよりはひとまわり小さな蝶だ

 

大勢でわいわいやっていたら

地元のおばさんが

「そのチョウは珍しくもないよ」

と不思議そうに言っていたのがおもしろかった

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒日陰(クロヒカゲ)

2009-08-18 | 昆虫

P1010799

墓参りに行って見かけた蝶

ヒカゲチョウに限らずジャノメチョウ科のチョウは

随分冷遇されている

子ども達にも「ガだ。ガだ」と避けられ

アゲハのようにちやほやしてもらえないのが可哀想だ

P1010800

思うに

この目玉模様も悪いけれど

主に色合いの地味さ加減がスターになれない原因なのだろう

もっと鮮やかな色だったら

ヒカゲ者ではなくなっていたのだろうね

P1010802

ヒナタチョウ?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤牛虻(アカウシアブ)2009

2009-07-27 | 昆虫

Dsc01092

この季節になるとこのヒトの事を話題にせざるを得ない

2007 赤牛虻の恐怖

2008 アカウシアブ(赤牛虻)

毎年プール指導で悩まされる奴だ

Dsc01085

今日の午前中でこんなに収穫

大漁が嬉しくて並べておいたのに

Dsc01097

数時間後には

場所もバラバラ、手足もバラバラ

Dsc01104

小さなアリとはいえ

集団の力は恐るべしである

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

兜虫と蟎(ダニ)

2009-07-21 | 昆虫

養護教諭の先生がプールの準備から帰ってきて

誇らしげに見せたものがこれ

Dsc00925

立派なオスのカブトムシ

「どうしたんですか?これ」

「洗体槽(腰洗い槽)のなかで動いてたの

 こういうのを見つけると鈴柩先生に見せたくなるね

 子ども達の気持ちが判るわぁ」

「すごい立派なカブトムシですね。ホームセンターで売れますよ」

そうこうしているうちに通りかかった2年生が

ちょうだいちょうだいと騒ぎ始める・・・

Dsc00935

もらわれていく前にと

カブトムシの勇姿をパシャパシャ撮っていたら

喉元に何やらオレンジ色の物体が(写真中央)

「おおダニがいるぞ」

「ほんとだ」

「ぼく取り方知ってるよ」

Dsc00940

爪楊枝を要求したその子は

何やらカブトムシを弄り回していたが

「取れたっ」

Dsc00944

小さな小さなダニを上手に取った

小さな昆虫にも寄生するダニがいて

ダニにも寄生する菌がいて

菌を宿主にするウイルスなんかもいて

自然界はマトリョーシカ・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孑孑(ボウフラ)

2009-06-25 | 昆虫

Dsc09536

5年生がバケツで稲を育てているのだが

その水の中がすごいことになっている

Dsc09535

うねうねと蠢く幼虫達

Dsc09538

目鼻立ちがはっきりしてきて

蚊の幼虫ボウフラであることがわかる

Dsc09531

蚊の幼虫はサナギになってもさかんに動く

オニボウフラと呼ばれる状態だ

数日すれば

Dsc09541

こいつらが集団で職員室を襲うことだろう

林檎でも食って鉄分補給をしておこうか

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草蜘蛛(クサグモ)

2009-06-24 | 昆虫

梅雨時の校長室前

P1010584

水滴でできたハンモックが軒を連ねている

見ようによっては美しいのだが

これは蜘蛛の網である

Dsc09352

それぞれのハンモックに「一国一城の主」然として

にらみを利かせている小さな蜘蛛

クサグモの若い個体だ

Dsc09342

クサグモの作る巣は棚網と呼ばれる種類の網だ

あまりきれいな網ではないのに

雨の日には美しい・・・

Dsc09303

ツツジの上にも・・・ 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白星亀虫(シラホシカメムシ)

2009-06-17 | 昆虫

山に登っている途中でカメムシに出会った

Rimg0096

背中の白点2個が目玉のようで

顔のように見える

カメムシって結構顔みたいな模様をしたのが多い

Rimg0097

イネ科の植物によく付くので

人間にとっては害虫である

シラホシカメムシの近縁には

トゲシラホシカメムシやら

オオトゲシラホシカメムシやら

マルシラホシカメムシやら

ツヤマルシラホシカメムシやらあるのだが

なかなか区別が難しいので

シラホシカメムシとしておく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイマイガの逆襲

2009-06-03 | 昆虫

運動会の時期に子ども達の体に飛んで来た

野原を見に行けば草花に付いている

何が?

蛾の幼虫である

昨年の大発生の名残だ

Dsc08790

これはカシワマイマイのようである

まだ1cmに満たない小さな毛虫だが

この調子では今年も悩まされることになるのかもしれない

Dsc08793

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入学式の来賓(ホウジャク)

2009-04-07 | 昆虫

今日は入学式

本校には今年18人の1年生が入学する

式が始まる直前、式に参加する6年生が

「先生ハチがいるよ」

それは大変

式の最中に1年生に寄っていったりしたらぶちこわしである

指差されたほうを見てみると

Dsc05893

演台の横の生花の蜜を吸っているのは

ホウジャクであった

(ホウジャクについてはこちらで)

入学式に列席を賜りますこと光栄でございます

四月に入り暖かくなってきたから

これからどんどん昆虫の姿も見られるに違いない

さあ忙しくなるぞぉ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竹節虫(ナナフシ)

2008-10-03 | 昆虫

R0011951

2年生の見つけてきた昆虫だ

ナナフシは珍しい虫ではない筈なのだが

カマキリの方がいっぱい見つかる

攻撃的であまり隠れるそぶりのないカマキリに対して

ナナフシは隠れることに特化した虫だから・・・

R0011956

枝のふりなんかされたのでは見つけることは難しい

「ナナフシモドキ」という昆虫がいる

 カマキリモドキはカマキリではない

 アゲハモドキはアゲハではない

 アリモドキはアリではない

だが「ナナフシモドキ」は「ナナフシ」の事なのだ

R0011952

「七節(節の多い枝)に紛らわしい虫」という意味で

「擬七節(ナナフシモドキ)」だったらしいが

そのうちナナフシ自体が虫の名として定着してしまったのだろう

Dsc05006

ナナフシの種類の同定はなかなか資料がなくて

私にはよくわからない

ナナフシダマシは触覚がもっと短いらしい

この個体はエダナナフシあたりであろうか

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする