この季節になるとこのヒトの事を話題にせざるを得ない
毎年プール指導で悩まされる奴だ
今日の午前中でこんなに収穫
大漁が嬉しくて並べておいたのに
数時間後には
場所もバラバラ、手足もバラバラ
小さなアリとはいえ
集団の力は恐るべしである
養護教諭の先生がプールの準備から帰ってきて
誇らしげに見せたものがこれ
立派なオスのカブトムシ
「どうしたんですか?これ」
「洗体槽(腰洗い槽)のなかで動いてたの
こういうのを見つけると鈴柩先生に見せたくなるね
子ども達の気持ちが判るわぁ」
「すごい立派なカブトムシですね。ホームセンターで売れますよ」
そうこうしているうちに通りかかった2年生が
ちょうだいちょうだいと騒ぎ始める・・・
もらわれていく前にと
カブトムシの勇姿をパシャパシャ撮っていたら
喉元に何やらオレンジ色の物体が(写真中央)
「おおダニがいるぞ」
「ほんとだ」
「ぼく取り方知ってるよ」
爪楊枝を要求したその子は
何やらカブトムシを弄り回していたが
「取れたっ」
小さな小さなダニを上手に取った
小さな昆虫にも寄生するダニがいて
ダニにも寄生する菌がいて
菌を宿主にするウイルスなんかもいて
自然界はマトリョーシカ・・・
運動会の時期に子ども達の体に飛んで来た
野原を見に行けば草花に付いている
何が?
蛾の幼虫である
昨年の大発生の名残だ
これはカシワマイマイのようである
まだ1cmに満たない小さな毛虫だが
この調子では今年も悩まされることになるのかもしれない
今日は入学式
本校には今年18人の1年生が入学する
式が始まる直前、式に参加する6年生が
「先生ハチがいるよ」
それは大変
式の最中に1年生に寄っていったりしたらぶちこわしである
指差されたほうを見てみると
演台の横の生花の蜜を吸っているのは
ホウジャクであった
(ホウジャクについてはこちらで)
入学式に列席を賜りますこと光栄でございます
四月に入り暖かくなってきたから
これからどんどん昆虫の姿も見られるに違いない
さあ忙しくなるぞぉ
2年生の見つけてきた昆虫だ
ナナフシは珍しい虫ではない筈なのだが
カマキリの方がいっぱい見つかる
攻撃的であまり隠れるそぶりのないカマキリに対して
ナナフシは隠れることに特化した虫だから・・・
枝のふりなんかされたのでは見つけることは難しい
「ナナフシモドキ」という昆虫がいる
カマキリモドキはカマキリではない
アゲハモドキはアゲハではない
アリモドキはアリではない
だが「ナナフシモドキ」は「ナナフシ」の事なのだ
「七節(節の多い枝)に紛らわしい虫」という意味で
「擬七節(ナナフシモドキ)」だったらしいが
そのうちナナフシ自体が虫の名として定着してしまったのだろう
ナナフシの種類の同定はなかなか資料がなくて
私にはよくわからない
ナナフシダマシは触覚がもっと短いらしい
この個体はエダナナフシあたりであろうか