《↑ 鍋倉地森の庚申塚(後方の山は江釣子森山)》(平成21年7月31日撮影)
ところで、安藤まこと氏の随筆『父と私と宮沢賢治(Ⅹ)』は次のように書き出している。
=賢治と農業災害=
宮沢賢治の詩といえば「雨ニモマケズ」が第一に思い浮かぶ。この詩は世に「雨ニモマケズ手帳」=遺品=昭和六年(一九三一)十月の上旬から年末か翌年初めてまで使用か・・・・に記されていたもの。この中で、賢治は . . . 本文を読む
1.「雨ニモマケズ手帳」の最終ページ
宮澤賢治の
【Fig.1 「雨ニモマケズ手帳」の最後165~166p】
はこのようになっていて、165pの上部には
早池峰山、羽黒三山、巌鷲山の供養塔
のスケッチが、同じくその下部には
五庚申、七庚申
の文字が書かれている。
このことを知ってからは、気をつけて花巻を彷徨ってみると神社や道端には山岳供養塔や庚申塔が建っていることが多いこと . . . 本文を読む