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118 「雨ニモマケズ手帳」の五庚申(その7)

 「庚申」が詠み込まれている宮澤賢治の作品としては「春と修羅・第二集」の中の        『郊外』    卑しくひかる乱雲が    ときどき凍つた雨をおとし    野原は寒くあかるくて    水路もゆらぎ    穂のない粟の塔も消される        鷹は鱗を片映えさせて        まひるの雲の下底を過ぎり        ひとはちぎれた海藻を着て        煮られた塩の . . . 本文を読む
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