「雨ニモマケズ手帳」を見ていてやはり気になることのうちの一つが
《57~58p》
である。このページの文字を拾ってゆくと
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
である。もちろん、人口に膾炙しているものは
北ニケンクヮヤソショウガアレバ . . . 本文を読む
5月5日に七時雨山を訪れた際、途中で『道の駅 にしね』に立ち寄った。以前、”寅吉山とは岩手山のことでなかろうか”で述べたように『枝打ちされた緑褐色の松並』のことが気になっていたからである。
まずは、道の駅から正面に見える
《1 岩手山》(平成21年5月5日撮影)
である。かくの如く、岩手山の積雪は頂上の方から解け始める。雪形の”鷲の尾”はその面影を失い、一方の雪形”たまねぎ坊主”は間も . . . 本文を読む
では、今度は五輪峠の頂上付近の山野草と五輪牧野を眺めに行ってみたい。
まず五輪塔周辺。カタクリやスミレの他には、
《1 キジムシロ》(平成21年5月2日撮影)
が咲いていた。
《2 クサノウオウ》(平成21年5月2日撮影)
は未だ蕾で、その他に目立った花はなかった。
そこで、五輪牧野も眺めてみたかったので峠にクロスする尾根を登ってみたならばその林床には
《3 シュンラン》(平成21年5 . . . 本文を読む
以前から、賢治の詩『五輪峠』に出てくる一節の
物質全部を電子に帰し
電子を真空異相といへば
という表現にかなり意表を突かれて気になっていた。そこで、いつの日か五輪峠を訪れてみたいものだと思っていた。
その五輪峠を5月2日に訪れた。花巻から国道283号線を土沢経由で宮守に向かう。柏木平の手前のT字路で右折して国道107号線に入る。田瀬ダムに沿って北上方向に進むとやがて交差点があり . . . 本文を読む
「経埋ムベキ山」の大森山(543.6m)については昨年の秋に登ってみたが、今の時期、山の景はどんなであろうかと思って5月15日に訪ねてみた。
先ずは、鉛温泉スキー場のゲレンデから眺めた
《1 大森山》(平成21年5月15日撮影)
である。
今度は、豊沢川を渡っての植田越しの
《2 大森山》(平成21年5月15日撮影)
である。その植田の前の
《3 小川の水面》(平成21年5月15日撮 . . . 本文を読む
5月5日花巻市石鳥谷の糠塚稲荷神社を訪れた。以前も何回か訪ねていて、ここの境内には沢山の庚申塔がある。ところが、遅い時間帯だとここの庚申塔は逆光の中となるので撮った写真の写りがいつも悪かった。そこで、たまたまこの日は早い時間帯にここのそばを通る必要があったから、これは良い機会だと思い立ち寄って写真を撮りたかったからである。
その神社のそばで、田圃の作業前の一服をしいると思われる男性がいたので . . . 本文を読む
以前、「経埋ムベキ山」の”上ン平”で私は次のように述べた。
上ン平とは紫波町にある、花巻市との境界に横たわる561mをピークとする高原のことである。かつては一面の牧野で馬が放牧されていたようだが、現在は牧野の他にゴルフ場(岩手ゴルフ倶楽部 新山ゴルフ場)・園地・TV局の電波塔などがある。そして、より高い場所には展望台があって麓の旧志和方面が展望できる。
こう言い切っていたのではあるが、『紫波町 . . . 本文を読む
以前のシャーマン山の右肩での私の結論は
シャーマン山のモデルは早池峰山よりは岩手山の方ではなかろうか。
であったが、4月29日、岩手には霜が降った。
そこで前回、もしかすると岩手山や早池峰山は新雪で被われたのではなかろうか。さすれば、シャーマン山の検証に役立つのではなかろうかと思って羅須地人協会跡地を訪ねてみた。そこから見えるそれらの積雪状態から以前報告してある”シャーマン山は岩手山では?” . . . 本文を読む