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日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2020年12月26日~2021年1月2日 【バイク】YBR125(FI#2)で年越しツーリング・西国三十三ヶ所巡り(7)

2021-01-21 20:00:00 | バイク・自転車
 新年おめでとうございます。
 1月1日、7日目。お正月モードとは関係なく、今日も淡々と巡礼したいけど、初詣客に阻まれるのか?ホテルで朝食を済ませて出発。相変わらず寒波到来中で寒い。

(25)御嶽山 播州清水寺
 県720~県141~県311と走り、最後は寺まで上る私道。上り口に料金所があるなんて有料道路みたい。なかなかの急勾配、当然ながら上の方は周囲が白くなり路面も怪しくなりかけたが(写真)、何とか到着。
 山の斜面一帯が境内で、バイクを停めてから10分近く歩く。だが元日だからか人は多く、屋台も出ている。境内で甘酒カップの振る舞いがあり一本貰って下山。

(26)法華山 一乗寺
 県311から延々とR372を走り、県206で到着。しかし山門前で忘れ物に気付き!播州清水寺に電話したところ保管してあるとのこと、こういうときに限って寺の間が遠い。40㎞近くを戻り、また境内を延々歩いて忘れ物を回収。それでも直ぐに見つかって良かった。改めてお賽銭大増額でお詣りし、再び40㎞弱を戻った。ここも正月らしく、寺の前には屋台。
 石段の上、築400年近い大きな伽藍(本堂)が威容を放つ。その手前の古色蒼然たる三重塔は国宝、平安後期の築らしいので、900年くらいか。元日に良いものを見た感じ。改めて、時間の制約がなくかつ、行動してて身体が凍えたりのぼせたりしない時期にゆっくり回りたかったなと思った。 

(27)書寫山 圓教寺
 さらにR372を西へ、県398~県516と姫路市郊外を抜け、書写山ロープウェー乗り場前へ。一条寺でナビ設定の注意書きがあるのに気づいて良かった。ロープウェーで山上へ、そこからダラダラと20分ほど歩いて境内へ。坂東に比べ西国は、とことん山の上の寺が多いと痛感。ここが西国霊場で一番西の寺となり、回るにしろ帰るにしろ東に向かうことになる。

 今夜の宿泊地は滋賀県大津市、最短コースは今日走ってきたR372~R9だが、同じ道をまたもや引き返したくないのと、R9亀岡付近の積雪が心配なため海沿いを東進することにする。姫路(R2)高砂(R250)西明石(R2)西宮(R171)京都(R1)大津と走った。神戸の手前から今回初のナイトラン。どの道も渋滞はなくペースは良いが、信号が多いため思ったほどには進まない。約150㎞に4時間半かかった。ホテル到着は20時半、元日で殆どの飲食店は閉まっており、最寄りのコンビニで弁当を入手した。

 ホテルアルファーワン大津 泊

 本日の走行距離:約299.0km
 今回の総走行距離:約1423.7㎞
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【本】白石顕二著 「ザンジバルの娘子軍」(現代教養文庫)

2021-01-21 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 タイトルには「娘子軍」には「からゆきさん」とルビが振られている。「唐(から)行き」とは唐(中国)だけでなく海外全般を指し、「からゆきさん」と呼べば海外出稼ぎ売春婦を指した。その辺の入門的書籍を飛び越え、特定地域の名が冠された本書を借りたのは貸し出しの都合からだが、ザンジバルと言う地名に惹かれたことも否めない。ザンジバルは島の名前、アフリカ東部・タンザニアの首都ダルエスサラームの沖合75kmにある。

 本書を読むまで、「からゆきさん」は東南アジア一帯がその活動の場だと思っていた。それが、当時の航路に順じセイロン(スリランカ)やインド、そしてアフリカまで行っていたとは。明治時代からなので、100年も前の話。およそ海外の情報もなく通信も未発達だった時代、ひたすら遠くまで流れていった人々。風俗業の女性ばかりではなく、男性も僅かながら遠い国々で活動していたという。

 偶然知った一人の足跡を辿ると同時に、それほど遠い地まで人々が流れていった社会的背景、当時の社会情勢や世界情勢、町の様子など、本書の内容は多岐にわたり興味は尽きない。同じタンザニアでありながらザンジバル島だけはイスラム教の島などは初耳だった。本書のテーマは気持ち良いものではないが、数奇な運命を辿ったからゆきさん達を悼む以外にさまざまな知識を与えてくれた。

 2020年12月31日 兵庫三田(さんだ)のホテルにて読了
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