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漫画は読書?

2022年02月16日 | 【海外校 アメリカ地区】

アメリカでも地域に寄りますが、日本の書籍が手軽に入手できないことが多いです。日本人の多い都市圏には日本の書籍を置いた図書館や書店がある所もありますが、ここオハイオ州にはありません。

もちろん、Amazonなどで書籍自体は購入できますが、値段も高いし届くまでに時間がかかります。気軽に読書する、という体験が得にくい環境です。

冊数は多くないですが、校舎の本棚にもテキスト以外の書籍を並べています。自分の蔵書や帰国されたご家庭からの寄贈本です。

自分が子供の頃から読んで好きな漫画家として、手塚治虫がいます。個人的に1番好きなのは『火の鳥』ですが、校舎には『ブラックジャック』を全巻並べています。まだオンライン授業なので生徒が来ることは多くないのですが、機会があると読んでみるよう勧めています。実際、最初数巻読んで面白いと思い、わざわざ借りに来て全巻読破した生徒が何人かいます。

読書体験の薄い海外に住んでいる小中学生にいきなり活字の本を勧めても、かなりハードルが高いのではないかと思います。読書にもステップがあって、興味の持てる分野やジャンルができてからどんどん読む本のレベルが上がっていくものです。本格的な活字への入り口としては、漫画から入るのは非常に有益です。特に手塚治虫の作品はエンターテイメントと文学的テーマを兼ね備えた作品が多いです。

また、『漫画日本の歴史』を読むことでイメージを伴った歴史の流れを知ることができます。いきなり『源氏物語』を読まずとも、『あさきゆめみし』で雰囲気や流れを掴めます。 学習の面で役立つ漫画はたくさんあるのです。

早くコロナ状況が落ち着いて、こうした読書体験も駿台で提供できればと思っています。

 

 

駿台コロンバス校 D.A.


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